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鉄印を集める旅|山形・福島・群馬編(3)

1日目の旅(1・2)はコチラから↓

天気予報で、
「日曜日は寒くなる」と脅されたが、
本当にそうなるのだろうか。

そんな事を考えながら、
仙台駅に向かって歩いていた。

この日の宿は仙台朝市からすぐの場所で、
駅まではたいした距離ではない。

冬の朝の寒さがまだ心地よく感じる。
仙台は晴れていた。

日曜日早朝、鉄印旅2日目。


宇都宮駅までのヒヤヒヤ

まずは東北新幹線で一気に宇都宮まで戻り、
日光を経由して、
わたらせ渓谷鐵道の間藤駅に向かう。
通称「わ鐵」に乗ることが
今日のミッションだ。

←仙台駅

東北新幹線 やまびこ122号
仙台(7:11)- 宇都宮(8:22)

新幹線はガラガラだった。
それだけで贅沢な気持ちになる。

昨日2時間かかった福島〜仙台間を、
これから20分で引き返す。
やっぱすげ〜な、新幹線って。


トンネルを全速力で抜けると
ガラッと天気が変わるのも、
山々を抜けて進んでいく
新幹線ならではの車窓の変化かもしれない。

晴天でトンネルに入り、
抜けると濃霧で真っ白になったり。

また別のトンネルを抜けた途端、
雨粒がピシピシと窓に当たりはじめる。
ツツツーッと雨の線が真横に流れ、
それを見て新幹線の速さを体感する。

その雨が完全に吹き飛ばない間に
また晴天が戻ってきたりする。

もうすぐ福島駅という頃になって、
車内アナウンスが入った。


“福島駅で連結予定の山形新幹線が、
強風のため15分遅れています”



15分遅れ?

山形新幹線の到着を待つという。
連結即発車という段取りのようだ。

今日の予定を確認する。
昨夜書いた本日の移動メモを取り出した…
まあまあタイトだ。

幸いにも宇都宮での乗り継ぎには、
24分の余裕があった。
この時間に収まってくれ!

車掌アナウンスは続く。


“この列車は福島駅を13分遅れて発車する予定です”


それでも2分巻いて発車しようとするJRの姿勢に強い意志を感じた。

宇都宮には8:30過ぎに到着した。
この先に無事繋がった。

→宇都宮駅

不安がもたらした尿意&便意を解決して、
JR日光線の5番ホームにたどりついた。

←宇都宮
日光に向かう路線ということなのだろう。
5番ホームだけ特別なデザインになっていた。
JR日光線

JR日光線
宇都宮(8:46)- 日光(9:28)

日光駅に到着。

インバウンドの観光客が多かった。


日光市営バスで足尾方面に向かう

JR日光駅

観光地の日光だけど、
今日は余裕でスルーするぜ、家康公。
天下の日光も、ただの通過点に過ぎない。

「わ鐵」の駅に向かうには、
ここから日光市営バスに乗っていく。
駅の改札を出て、
道を渡った「1C」のりばでバスを待った。

と偉そうに書いたが、
今回初体験・初乗車。
日光へ来たのもおそらく初めてな気がする。
正しいバスに乗れるのか?

日光市営バス 足尾地域路線図
(引用元:日光交通株式会社
日光市営バス 足尾地域路線図
(引用元:日光交通株式会社

「わ鐵」の始発駅=間藤駅は
日光方面から逆に数えて
停留所28番で降りるといい。


足尾銅山の名残を
少しだけ見て回ろうと思った。

日光市営バス
JR日光駅(9:35)- 赤倉(10:15)

停留所24番「赤倉」で下車した。
JR日光駅からの運賃は1,200円。

足尾銅山の産業遺産を垣間見る

かつてはここまで鉄道が伸びていたようだ。
銅精鉱貯蔵庫だった建物と古川橋。
周辺は立入禁止になっていて、
外から眺めるだけだった。

あまりのんびりもしていられない。
間藤駅に向かって歩いていく。

この廃線路が↑の銅精鉱貯蔵庫まで続いている。
道をまたいで反対側に延びた廃線路。

(4)へつづく↓ よろしくお願いします。


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