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古典文法の復習用リンク。

こんばんは、しめじです。
今夜は、ちょっと手抜きです。

そろそろ、多くの高校で期末試験が終わり、夏休み(だったり夏休みになっていなかったり)を目前に控えている頃かと思います。
そこで、今夜は、今年の春から初夏にかけて書いた、高校1年生前半くらいで習いそうな範囲の古典文法の解説や練習問題を、まとめてリンク貼っておこうと思います。

しばらく固定にしておくので、1学期終わったけど古典文法がいまいち理解しきれていない、おぼえ切れていない、点数取れなかった…という方はもしよければ見てみてください。

動画も確かにわかりやすくていいのですが、自分のペースで読み進められるテキストベースの資料も十分有用です。
勉強のおともになれば幸いです。

0 古典文法を勉強するにあたって、おすすめの順番

1 動詞、形容詞、形容動詞の活用(用言の活用)
2 助動詞の活用と意味
3 助動詞の接続と意味

の順番をお勧めしておきます。
まずは、用言から。用言の仕組みが分かれば、助動詞は「あー、これは動詞○○と同じだな」と、結びつけて覚えられるので、助動詞を覚えていくのが楽になるからです。また、助動詞には「もともと何かしらの用言だったが、その使い方ばかりしているから、まるで別の一単語のようになってしまった」ものがたくさんあります。
ということもあって、まずは用言の活用の形や種類を理解して覚えてしまうことをお勧めします。

1-1 用言の復習 活用の六つの形について。

まずは活用形六つを覚えましょう。
また、活用形の名前は、「その活用がどういう役割をしているか」を表したものになっていますので、各活用形の大まかな役割も理解しておきたいところです。
(それをしておけば、後々の「識別」がかなり楽になります)

1-2~4 用言の復習 動詞の活用の種類(全部で9種類)

動詞の活用は全部で9種類あります。
ただ、見分け方などを覚えて、実際に「これはどの活用かなー」と考える必要があるのは3種類。

四段活用…「ず」を付けたら、「~aず」になる。(「書かず」など)
上二段活用…「ず」を付けたら、「~iず」になる。(「過ぎず」など)
下二段活用…「ず」を付けたら、「~eず」になる。(「解けず」など)
上一段活用…「着る」「似る」「ゐる」など、約20語。
下一段活用…「蹴る」だけ。
ラ行変格活用…「あり、をり、はべり、いますがり(いまそがり)」の4語。
ナ行変格活用…「死ぬ」「去ぬ(往ぬ)」の2語。
サ行変格活用…「す、おはす」の2語。あとは、「ご覧ず」「誦す」のように「○○する」となるような単語たち。
カ行変格活用…「来(く)」だけ。

1-5,6 活用について、若干の補足。

1-5は、動詞の活用の「行」についてお話しています。
1-6は、例えば今と活用の種類が大きく変わっている動詞や、今の私たちの感覚とは異なる「行」で活用する動詞などについて書きました。

2 形容詞について

3 形容動詞について

と、ここまでで用言の解説は以上です。
他にも、どんな文でも困らず読めるようになるために知っておきたい細々とした話はいろいろありますが、一応ここまでの内容で大体事足りると思います。

用言の練習問題

練習問題を2回、計25問くらい書いてみました。
もしよければ復習に使ってみてください。
(ちなみに、練習問題1が私の記事の中でプレビュー数1位です。どうやら、Googleにおいてとある語で検索すると検索結果の3番目にくるみたいです。ありがたいお話です)

4 助動詞のお話(未然形に接続する助動詞など)

まずは、そもそも助動詞とはなんだ、というところから。意外と、こういう基本的な(かつ本質的な)ことを覚えておくことが大事だったりします。
こういうことをおろそかにしたまま暗記をつづけても、「読める」ようにはならないし、「考える」こともできないからです。

未然形に接続する助動詞の主なものとして、打消「ず」、自発や受身などの「る、らる」、使役や尊敬の「す、さす、しむ」、推量などの「む」を揚げておきます。
「む」と一緒に書いた「べし」は、基本終止形接続ですが、役割が「む」とセットで考えたほうが理解しやすいので、合わせて載せておきます。

5 助動詞のお話(連用形に接続する助動詞など)

今度は、連用形に接続する、時間的な物事を表す助動詞「き、けり、つ、ぬ、たり」や、「り(これは接続がかなり特殊です)」と、連体形に接続する、断定の「なり、たり」を挙げます。

これらは、文章の中で出てくる回数が最も多い助動詞たちです。
今あえて勉強する必要が無いくらい、嫌でも覚えてしまうものではあるのですが、言い換えれば先に理解しておけばこれから先読むのが楽ですからね。

6 練習問題

最後に、助動詞の練習問題です。
ただ、これらはあくまで「パズル的に」、示された語句が何者なのかを当てる問題です。これが出来ることで、「訳す」ことは出来るようになっていきます。
しかし、文の内容を理解できるようになるには、「訳す」からさらに一歩奥に踏み込んでいくイメージが必要です。
これは、様々な文章に当たったり、ある程度の時代背景的なイメージも必要なので、急いで出来るものでもありません。まずは、正確に「訳す」ところから。
焦らず、着実に知識を蓄えていきましょう。

では、今夜はこの辺で。



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