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大学入学までに、ぜひ続けて欲しいこと、というお話の、続き。

こんばんは。しめじです。

今日も入試業務に追われた一日でしたが、2時46分に職場全員で黙祷を捧げました。新型肺炎の影響もあり、大々的な慰霊の集会はありませんでしたが、あれから9年。私はちょうど大学卒業を控えた春でした。

命の有る無しにかかわらず、人生に大きな影響を受けた人は少なからず存在していて、多分私もその一人だったんでしょうし、もっと明確に、わかりやすく、思っていたのと違う角度に人生が曲がっていった友人もいます。それがたどり着くところがいいところなのかわるいところなのかは本人にすら分かりませんが、角度が変わってしまったのは事実です。

私は、それでも結局仕事をはじめ、それが思っていたより性にあっていて、割と自信をもって「好きなことを仕事にしている」と思えていて、誰かに対するマウントでもなんでもなく、なんて幸運なんだろうと思います。


さて。昨日の続きです。

昨日は、人文科学を大学で学ぼうとしている、この春大学生になる人に、是非本を読み続ける体力をつけて欲しいです、というようなお話をしました。( https://note.com/mrccb/n/n5838679736b9 )

 今夜は、特に自然科学の方向に進む人に、この春の間に是非こういうことを心がけてみてはいかがでしょうか、というお話をします。

もちろん私はガチガチの人文科学、ほどほどの社会科学の方面に進んだので、これから話すことについては自分の体験ではありません。

ただ、仕事柄、いろんな大学のいろんな学部に行った人の話を聞く機会は多いですので、そういう人たちの「やっておいてよかったこと」「やってなくてしまったと思ったこと」なんかをもとに書いていきます。

自然科学を学ぶ人の場合

高校数学と物理をさぼらずに続ける

受験が終わってやっと一息ついている人に対して、なんて殺生な、と思うかもしれませんが、やっておいた方がいいと思います。

受験勉強で身につけた知識は、おそらく本人が思っているよりも忘れるのが早いです。授業が本格化し、内容がしっかりと大学生大学生したレベルになるのは大体四月の下旬。もしかしたら今年はもっと遅いかもしれません。

今から数えても一ヶ月ほど、国公立前期から数えたらなんと二ヶ月後。さぼったら忘れるのに十分すぎる時間です。

一日一時間でいいです。めちゃくちゃ難しい問題も解かなくていいです。とにかく、自分の脳に「それはまだ必要な情報だ」と、これから一ヶ月思い込ませておくだけで、一年生の成績が全然違います。

大学によっては、二年生や三年生のゼミ配属は成績順に希望が叶うシステムをとっています。四年間、学問に対してモチベーションを高く維持できるかは、意外と一年生の成績次第なところもあるのが事実です。

また、工学部などで実技的な授業を含む場合、工業高校から推薦で入ってくる子と一緒になると思います。どんなに「進学校」で成績が優秀な人でも、実技では工業高校出身者には全く敵いません。

逆に、工業高校出身者は多くの場合物理や数学で苦労します。必然的に、互いに教え合う協力関係が生まれることも多いようです。物理や数学を、仲間内で教えあえるレベルで維持できれば、自分にとってのメリットも大きいと思います。

同じ物事に関心を持って集まった仲間というのは結構貴重です。「仕事」もそういうものかもしれませんが、仕事には利害関係がつきもの。大学の仲間とは訳が違います。私にとって、大学時代の友人が今でも一番深い付き合いを保っている人たちです(もちろん、それは人それぞれで、飽くまで私にとっては、という話ですが)。

いい仲間と出会い、高めあいながら勉強を続けられる環境に身をおきたいともしも思うのであれば、是非、関係する分野は受験の有無なんかに関わらず続けてみてはいかがでしょうか。

では、今夜はこの辺で。

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