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「レジリエンス」って何?

皆さんこんにちは!急に寒くなったり、秋口のような陽気な気候になったり、最近はどうも過ごしにくい日が続いていますね。この不安定な環境も今回のテーマである「ストレス」を抱える原因の一つとされています。気温の変化に伴う体調管理は難しいですが、是非下記の記事を参考に対策していただけたらと思います♪

 さて、今回は「レジリエンス」についてです。何それ聞いたことないよって方もいれば、聞いたことはあるけどよくわからないという方もいらっしゃるかと思います。レジリエンスとは「精神的な回復力」のことをいい、様々な変化に対する対応力が高い人は、このレジリエンスが高い傾向にあると言われています。このレジリエンスについて深堀していきたいと思います。

どうしてストレスがかかると不調になるのか

 
 一年も終わりに近づき、お仕事をされている方は色々と忙しい時期を迎えます。同時にコロナも収束しはじめ、数年ぶりの忘年会が復活したという会社も多いのではないでしょうか。人間はさまざまなことが要因で「ストレス」というものを感じます。それが、仕事によるものだったり人間関係によるものだったり人それぞれ異なりますが、12月や1月は祭事も多く、特にストレスの溜め込みに注意が必要とされています。

では、ストレスを感じたときに不調に陥ってしまう原因を二つ挙げてみましょう。

①の例としては周囲からの否定的な評価によって、自己評価と他者評価にズレを感じる等が挙げられます。
②の例としてはストレスを必要以上に感じて押し潰され、ストレス発散行動に移れない等が挙げられます。

上記は誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。しかしながら、ストレスは「どう向き合うか」で感じ方が変わってきます。

ストレスと上手に付き合うコツは「レジリエンス」


 レジリエンス(精神的回復力)とは、ストレスが加わっても心身の健康状態は保つ事ができたり、ストレスによって不調になっても乗り越えて健康な状態へ回復していく力の事を指します。ストレスも生き物のように状況や環境に応じて異なっていきます。皆さんの状況の中でレジリエンスを高める意識を向けるだけでも感じ方は変わってきます。

≪レジリエンスに影響する要因4つ≫
①周囲のサポート体制の程度
②ストレス対処行動の程度や問題解決能力
③性格
④考え方や価値観

【周囲のサポート体制の程度/ストレス対処行動の程度や問題解決能力】

Ⅰあなたをサポートしてくれる人達はどれくらいいますか?
➡親、きょうだい 、夫、妻、子ども、友達、同期、SNSの知り合い、上司、先輩、後輩・・・・etc
Ⅱ家族や友人と頻繁に連絡を取っていますか?
Ⅲ職場内で業務に加えて雑談等何気ない会話をしていますか?

 自分から「サポートしてくれる人たち」と積極的にコミュニケーションを取る事が大切です!レジリエンスは個人の内面的な要素だけではなく、外部的な要素である人とのつながりによっても向上できます。普段から良好な人間関係を築いていれば、自分が困難に直面した時にも手助けしてくれる人が現れるでしょう。

【性格/考え方や価値観】

Ⅰ自分で何かを決断する事は得意ですか?指示された方が行動しやすいですか?
Ⅱ目標や目的持つ事を好みますか?直感的に行動する事を好みますか?

 自分がどんなタイプか、今置かれている状況に見合っているかを分析しましょう。自分の思考パターンや感情、長所・短所などを認識する「自己認識」という能力も大切です。困難に直面した際に、感情に流されず自分が現在置かれている状況を客観的に認識することで、その状況から回復するための第一歩となります。

まとめ

 いかがでしたか?従業員の健康に配慮し経営面の大きな成果が期待できる「健康経営」の観点からも、従業員のメンタルヘルス対策として、レジリエンスを高めることが重要だと考えられています。個人や組織にかかわらず、レジリエンスへの関心が高まってきているのです。


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