【初心者向け】 自己肯定感が下がるのは、潜在意識に問題がある
自己肯定感
自己肯定感とは?
自己肯定感とは、自分自身に対する評価や自信の度合いを表す心理的概念。
この自己肯定感は、幼少期から形成されることが多く、人格形成の重要な要素となっている。
自分自身に対して評価が低い、自信がない状態は、自己肯定感が低くなってしまっている。
何をやるにも自信が持てない人は、自己肯定感が低いからなのだ。
なぜ、自己肯定感が低くなるのか?
例えば、小さい頃からいじめを受けていた場合。
いじめの加害者の行為によって、「恐怖」を植え付けられる。
恐怖のような強い感情とセットで体験した出来事は、強い記憶として本人に刷り込まれる。
人は、いじめを受けると、いじめを受けていた記憶をもとに考えるようになる。
よって、他人に対して恐怖を感じやすくなる。
その刷り込みが原因で対人関係に自信が持てなかったり、人間関係で悩んだりすることが多い。
すると、自分はダメな人間だと考えることが多くなり、自分に自信が持てなくなる。
このように過去に起こった出来事によって刷り込まれたメッセージが本人の現在の自我に強く影響を与えているのだ。
さまざまな過去の出来事が原因で自己肯定感は下がってしまう。
では、実際に自己肯定感が低いと何が問題なのか?
自己肯定感が低いと生じる問題
自己肯定感が低い場合、人生の様々な面において問題を引き起こすことがある。
実際に、4つ挙げてみよう。
自信の喪失
自己肯定感が低いと、自分自身を信じることができず、自信を失ってしまう。
これにより、新しいことに挑戦することや、自分の考えや感情を表現することが難しくなることがある。ネガティブな思考パターン
自己肯定感が低い人は、自分に対してネガティブな評価をし、自分に対する否定的な思考が繰り返される傾向がある。これにより、自分の失敗や不完全さに執着することがあり、自分を否定することになってしまう。対人関係の問題
自己肯定感が低い人は、自分に自信がないため、他人との関係にも問題が生じることがある。自分を過小評価してしまい、自分が悪いと思ってしまうことで、人間関係においてもトラブルが発生することがある。ストレスやうつ病の発症
自己肯定感が低い人は、ストレスに弱くなり、うつ病にかかりやすくなることがある。自分自身を受け入れられないため、自分に対してネガティブな感情を持ち続けることで、心身ともに疲弊してしまうことがある。
さまざまな刷り込みが強い感情と共に人間の無意識に眠る。
この無意識は、潜在意識の一部だ。
本人が意識していようが、意識していまいが、この潜在意識が人生を大きく左右する。
潜在意識
潜在意識とは?
潜在意識とは、人の意識の奥にある無意識の領域であり、個人が自覚していない思考や感情が存在する場所。
フロイトやユングなど、心理学の分野でよく取り上げられる概念であり、自己啓発や成功哲学の分野でも注目を集めている。
潜在意識の力
潜在意識は、日常的には自覚していないが、意識構造の中の非常に強い力を持つ部分。
例えば、自分が何かを達成したいと思って、努力しているにも関わらず、なかなか思うように結果が出ない場合。
これは、潜在意識が思考や行動に影響を与えているから。
潜在意識は、思考や感情、行動などをコントロールする役割を持ち、日々の生活において大きな影響を与えている。
潜在意識は意識と相反する可能性もある
潜在意識は、意識的に考えていることや感じていることとは、異なる思考や感情を持っている。
例えば、自分が望んでいる結果に対して、潜在意識が反対する思考や感情を持っている場合、思い通りにならないことが多い。
また、潜在意識は、過去の経験やトラウマなども記憶しており、それらが思考や行動に影響を与えることもある。
つまり、意識(=あなた)が何を望んでいるか、と潜在意識(=無意識)が本当は何を望んでいるかは全く関係ない。そして、潜在意識が望んでいる未来の方が現実になる。
要は、潜在意識は、人生の目標達成に大きな影響を与えるわけだ。
自己肯定感と潜在意識の関係
自己肯定感と潜在意識の関係
例えば、自分自身に対する否定的な考えが潜在意識に蓄積されることで、自己肯定感が低下する可能性がある。
反対に、自分自身に対する肯定的な考えが潜在意識に蓄積されることで、自己肯定感が向上する可能性もある。
潜在意識は、人の信念や価値観を形成することにも関与している。
自己肯定感にとって有益な価値観や信念が潜在意識に形成されることで、自己肯定感の向上につながる。
自己肯定感を上げるためには?
自己肯定感を高めるためには、潜在意識に肯定的な考えを浸透させることが必要。
そのためには、まずは、自分自身に対する否定的な考えを自覚することが大切だ。
例えば、「自分はできない人間だ」という考えがある場合、それを否定的な考えとして自覚する。
自分の考えを自覚することができれば、それを訂正することができる。
訂正することができれば、「自分はできる人間だ」と潜在意識に浸透させることもできるわけだ。
ここで重要になるのが、メタ認知。
自己肯定感を上げるために重要な能力「メタ認知」とは
メタ認知とは、自分自身がどのように認識し、理解し、問題を解決するかを理解する能力を指す。
これは、自分自身の思考や感情を評価し、調整することができる能力を意味しているわけだ。
メタ認知は、自己監視、自己評価、自己改善の三つの要素から構成される。
・自己監視は、自分自身の思考や行動を観察し、評価することを意味している。
・自己評価は、自分自身を評価し、自分自身に対してフィードバックを提供することを意味している。
・自己改善は、自分自身を改善するための具体的なアクションを取ることを意味する。
自己監視、自己評価、自己改善の3つができれば、自分の負の言葉遣い(=ニゲーション)を発見し、評価し、改善することができる。
では、負の言葉遣いをどのように改善するのか?
潜在意識を活用し、自己肯定感を上げる方法
潜在意識に肯定的な考えを浸透させるためには、アファメーションやビジュアライゼーションなどのテクニックが有効。
この記事では、アファメーション、ビジュアライゼーション、瞑想を紹介する。
アファメーション
アファメーションとは、自分自身に対する肯定的なメッセージを繰り返し唱えることで、潜在意識に浸透させる方法だ。
例えば、「私は健康で幸せな人間です」といった具合に、ポジティブな言葉を繰り返すことで、潜在意識に刷り込まれ、ポジティブな思考や行動につながる。
ポイントは、現在形で、「である」で終わるメッセージを使うこと。
「幸せになりたい」はアファメーションではない。〜たいというのは、願望を表している。
「自分は幸せである」
「お金持ちである」
「モテる」
といったように、自分を定義する言葉を使うことが大切だ。
ビジュアライゼーション
ビジュアライゼーションとは、自分自身が成功した姿をイメージすることで、潜在意識にいい刷り込みをするという方法。
自分が望む結果をイメージする。
例えば、試験に合格した後の自分の姿や、理想の身体像などをイメージすることで、潜在意識にポジティブなメッセージを送ることができる。
重要なポイントは、目の前に広がる景色を想像すること。
先の例で言えば、試験で合格した時に見ているのは、合格通知かもしれないし掲示板に張り出された自分の受験番号かも知れない。
瞑想
瞑想は、自分の意識を身体感覚に集中させることで、潜在意識に影響を与えることができる。
瞑想をすることで、日常的なストレスやネガティブな思考をクリアにし、ポジティブな思考や行動につながる効果がある。
自分の意識的な働きを止めて、言語で物事を考えず、身体で感じることが重要だ。
潜在意識を活用するときの注意点
これらの手法は、簡単に取り入れることができ、日々の生活に取り入れることで、潜在意識を書き換えることができる。
ただし、潜在意識は無意識の部分であるため、書き換えには時間がかかる場合がある。
焦らずに継続的に行ってみてほしい。
他の潜在意識の書き換えテクニック
自己肯定感を高めるためのテクニックとして、アファメーションやビジュアライゼーションなどを紹介した。
他にも、自分自身を褒めることや自分に合った目標を設定することも有効。
自分自身を褒めることは、自己肯定感を高めるために効果的だし、自分自身が達成したことや自分自身の優れた特徴を認めることで、自己肯定感を向上させることができる。
また、自分に合った目標を設定することも、自己肯定感を高めるために重要な要素だ。
自分自身に合った目標を設定し、それを達成することで、自己肯定感を向上させることができる。
自分自身が達成した目標によって、自分自身に自信を持つことができ、成功体験を積むことができるというわけだ。
まとめ
以上のように、潜在意識は、自己肯定感に大きな影響を与えることがある。
自己肯定感を向上させるためには、自分自身に対する否定的な考えを自覚し、それに対して肯定的な考えを浸透させることが重要。
潜在意識にいい刷り込みを継続し、自己肯定感を向上させることで、人生の様々な面において、ポジティブな影響を与えることができる。
実際に今日から実践してみてほしい。
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