見出し画像

作曲超超超入門講座 ~ 目指せ! 入門 ~

この記事では、『作曲超超超入門講座 ~ 目指せ! 入門 ~』シリーズで、動画の中では解説しきれなかった補足説明とかをしています。これはミスターつるぴかくんの公式Web記事です。講座の内容は各動画サイトで公開中です。ちなみに、これは完全な個人の趣味でやっているものなので、もちろん全部無料です。

▼ 講座用dmsファイル&環境設定ファイルのダウンロードはこちら

https://ux.getuploader.com/TSURUPIKA_SPACE_CABLE_01/download/17

万が一、上のリンクからダウンロードできない……なんてことは、まさか ないとは思いますが、そのような場合は下のリンクからダウンロードしてください。どちらからダウンロードしても、データの中身は全く同じです。


▼ YouTube 版 再生リストはこちら

▼ niconico (ニコニコ動画)版 マイリストはこちら

█ 作曲超超超入門講座とは █

ネット上には、入門者向けの素晴らしい作曲講座サイト・動画がいくつも存在しますが、中には そういったものを見て、このように思った人もいることでしょう。

・音楽理論だけでなく作曲ソフトの使い方も教えてくれないと、何も始まらないんだよな。
・五線譜が分からん。五線譜が読めるように努力するのがめんどい。
・「試しに演奏して確認してみてください」って言われても、俺は楽器が弾けないし、楽器を持ってないし、楽器を買う気もしない。
・まずどこが「ド」やねん。
・俺は……勉強が嫌いだああああああああああああああああ!!!
・「わからない」ということが、わかった。
4分しぶ音符って何? 小節って何? Cって何? コードって何? ドラムって何? ベースって何? オクターブって何? MIDIミディって何? 音楽って何?(真理)

ネットに溢れる多くの作曲講座サイト・動画が悪いわけではありません。その内容を理解できない人たちが悪いわけでもありません。とにかく誰も悪くはないのですが、「入門者向け」よりも下のレベルの講座がほとんど存在しないという現状があります。この厳しい現状に悩む人の助けになればと思い、本講座を作ることにしました。

「入門者向け」という言葉は、「音楽が全く分からない人向け」という意味ではなく、
もともと楽器の演奏などをしていて、演奏に必要な知識があって(コード、キー、拍子などといったものはすでに理解していて)、既存曲の演奏だけでなく作曲にも挑戦したいと思っている人向け」という意味であることが多いようです。

本講座は、「入門者向け」作曲講座で何言ってるか分からない人が、何言ってるか分かるレベルになることを目指す講座です。なので、この講座の動画をすべて見た人は、他の講座の内容が分かるようになるはずです。

入門したくてもできない人、入門しようかどうか迷っていて門の前でウロウロしている人はぜひご覧ください。この講座は分かりやすさを最重要視して作ったものです。とにかく、
絶 対 分 か り ま す !!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

作曲の入門者になるには、以下の5つの試練を突破しなければ なりません。

1.曲を作り始める準備
2.試しに1曲作る
3.曲を改良する
4.MIDI(ミディ)を知る
5.DAW(ダウ)を使う

本講座では、約40回(1回あたり数分~30分程度の長さです)にわたってこれらの試練を突破するための知識と、Domino(ドミノ)と REAPER(リーパー)という2つの作曲ソフトの操作方法を解説していく予定です。講座の本編は上記のリンクからご覧ください。以下では、動画の中では解説しきれなかった補足説明とかをしています。

█ 本編の補足説明 █

【その1】「作曲とは何か」
再生時間 4:03 付近の「メロディー」、4:40 付近の「ハード音源」という用語の意味は後の回で説明しているので、ここでは意味が分からなくてもOKです。ここでいう「メロディー」とは講座【その9】、【その13】で説明している「主旋律」と同じ意味です。

【その2】「入門するには」
この動画の内容は、あくまでも「予定」です。実際にはここで予告している内容を少し変更するかもしれません。

【その3】「Dominoを入手しよう」
ほとんどの PC環境では問題ないはずですが、Domino の入手と環境設定の適用に関して、一部の視聴者さんからいくつか質問がきております。YouTube 版の動画(https://www.youtube.com/watch?v=owSRMmgrThg)のコメント欄が FAQ と化しているので、何か分からないこと等があったら、そちらを確認したり、コメントで質問等をしてください。出来る限り回答します。下記のツイートも参考にしてください。
https://twitter.com/Mr_Tsurupikakun/status/1192677719835758594

【その4】「ピアノロールとは何か」
動画内では一瞬しか触れていませんが、キーボードの入力モードが「半角」になっていないと、Domino の一部の操作(ペンと選択ツールを切り替えるなど)ができなくなってしまいます。

キーボードの入力モードを「全角」→「半角」に切り替えても操作が反応しない場合は一度 [Enter]キーを押すか、Domino を再起動してください。

講座用dmsファイル&環境設定ファイルを導入していない場合も、Domino の一部の操作が講座内で説明している通りにできないなどの問題が生じます。「講座用環境設定ファイル」は、講座内で説明しているショートカットキーなどの設定を含みます。

また、これは今後のほとんどの講座についても言えることです。

【その5】「音の高さの表し方」
再生時間 1:45 付近で登場する、「#」という文字は「シャープ」と読みます。「ド#」は「ドのシャープ」などと読みます。

以下、動画内ですでに説明しましたが、もう少し分かりやすい説明を書きます。

「ド」と「ド#」の音の高さの差の大きさは「半音」という大きさです。
つまり、「ド」と「ド#」という2つの音は半音だけ離れているということです。
「#」は半音上という意味です。
「ド」の半音上の階名は「ド#」です。
「ド」から順番に、半音ずつ音が高くなっていくように階名を並べると、
「ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ#・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シ」となります。

画像1

ピアノでは、「#」が付かない音、つまり「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」に対応する鍵盤の色は白です。
「#」が付く音、つまり「ド#・レ#・ファ#・ソ#・ラ#」に対応する鍵盤の色は黒です。
ほとんどの場合、鍵盤は白と黒が交互に並んでいますが、例外的に、「ミ」と「ファ」の間には黒の鍵盤がなく、「ミ」と「ファ」は半音だけしか離れていません。なので、「ミ」と「ファ」の間の音はありません。「シ」とその1つ右の「ド」の間にも黒の鍵盤がなく、「シ」とその1つ右の「ド」は半音だけしか離れていません。

画像2

ところで、「シ」の1つ右に「ド」があるというのは どういうことかというと、実際には、
……ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ#・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シ・ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ#・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シ・ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ#・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シ・……
というように、音楽では、半音12個ごとに同じ階名を何度も何度も使いまわしているため、「シ」の半音上の階名は「ド」になるということです。
ある「ド」の音と、その次の「ド」は、「ド」という呼び方は同じですが、高さが半音12個分離れている、まったく別の音ということになります。
半音12個分の差の大きさのことを「1オクターブ」といいます。
どの高さの音であっても、必ず1オクターブずらした高さの階名は同じです。(例:「ラ」の1オクターブ上の階名は「ラ」です。)

※ここでは、鍵(けん)のことを鍵盤(けんばん)と書いています。厳密には鍵(けん)と書くのが正しいです。

【その6】「和音とは何か」(補足は特にありません)

【その7】「コードとは何か」(補足は特にありません)

【その8】「コード進行・ドミナントモーションとは何か」
動画内ですでに説明しましたが、各コード進行についてまとめます。

IV → I に進行:変終止。弱い終止感があります。

※「弱い終止感がある」というのは、「終止感がない」とは違います。「IV → I 」に終止感は確実にあります。
その一方で、終止感が全くないコード進行というのもあります。というより、ほとんどのコード進行には終止感はありません。具体的には、「I → IV」、「I → V」、「I → V7」、「IV → V」、「IV → V7」などは終止感がありません。

V → I に進行:全終止。強い終止感があります。ドミナントモーションではありません。

V7 → I に進行:これも全終止。ドミナントモーションと呼ばれます。「V → I」よりもっと強い終止感があります。

【その9】「合奏をしよう」
再生時間 0:56 付近の「コードの役割」について。

明るい感じ:I 、IV 、V の和音は、聴いていて明るい感じがします。

暗い感じ:II 、III、VI、VII の和音は、聴いていて暗い感じがします。講座【その9】の時点ではまだ I 、IV 、V、V7 だけしか使わないという前提で進めていますから、この時点での知識だけではまだ暗い感じは表現できないということになります。II 、III、VI、VII の和音は、ずっと後の回で取り扱います。

緊張感:V7 の和音は  不協和音を含むので、緊張感があります。

安心感:I の和音は、明るいだけでなく安心感もあります。

終止感:前回の講座で説明したとおり、終止感とは、いかにも「曲が終わった!」という感じのことです。V → I に進行したときや、V7 → I に進行したときには終止感があります。

再生時間 1:38 付近の「一時的に特徴的な音を奏で」について。
後で調べて気づいたことなのですが、「奏でる」という言葉は、ギター、ヴァイオリン、トランペット、トロンボーン、リコーダーなどに対してよく使う言葉ではありますが、ドラムのような打楽器に対してはほぼ使わない言葉のようです。「一時的に特徴的な音を出して」などに置き換えて考えてください。

再生時間 4:45 付近の、すべてのパートの同時演奏(アンサンブル)について。「コード」、「ドラム」、「ベース」、「主旋律」のどれにも属さないパートが1つだけ混じっています。ピアノロールで緑色の音符になっているものが、それです。これは、講座【その16】で解説する「装飾パート」というものですが、まあ、今は気にしなくて良いです。

はかたの ☆ しい お! (^ω^≡^ω^)

【その10】「コードの楽譜を作ろう」
さらっと言っていますが、再生時間 1:23 付近「和音を作るとき、I はド、IV はファ、V と V7 はソ が一番下の音になるようにしてください。」というのは、めっちゃ重要なので、徹底してください。

Cmaj( I )の構成音は C・E・G(ド・ミ・ソ)です。
「ド」の音符を置き、その上に「ミ」の音符を置き、その上に「ソ」の音符を置くと確かに Cmaj を演奏することはできるのですが、Cmaj は何も「ド」が一番下でなければ ならないと決まっている わけでは ありません。

「ドレミファソラシ」という音階は何度も繰り返されています。
「ミ」の音符を置き、その上に「ソ」の音符を置き、その上に「ド」の音符を置く。つまり、「ミ」が一番下であったとしても、Cmaj になるわけです。このように、構成音の順番を入れ替えたもののことを「転回形」といいます。とにかく、順番は一切問わず、「ド・ミ・ソ」の3つが組み合わされさえすれば、それは Cmaj です。

しかし、ここでは、「和音を作るとき、I はド、IV はファ、V と V7 はソ が一番下の音になるようにしてください。」と指示がされていますから、この時点では「転回形にしてはいけない」ということになります。転回形にしてしまうと、この後の「マーカーを作る」という作業が正しく行なえなくなってしまいます。

【その11】「ドラムの楽譜を作ろう」
再生時間 11:26 付近「Aメロ」、「Bメロ」、「サビ」という言葉の意味は、後の回で説明する予定です。今は、「Aメロ、Bメロ、サビの先頭」とは「曲の最初」という意味だと思っておいてください。

ライドシンバルは、ピアノロール上では、キックドラムとかスネアドラムとかがある所の1オクターブくらい上にある、「レ#」、「シ」、「ファ」に相当する高さにあります(「レ#」は「レ」と「ミ」の間の青い部分です)。それぞれ、「Ride Cymbal 1」、「Ride Cymbal 2」、「Ride Bell」という名前です。

【その12】「ベースの楽譜を作ろう」(補足は特にありません)

【その13】「主旋律の楽譜を作ろう」(補足は特にありません)

【その14】「オーディオ化の準備をしよう」(補足は特にありません)

【その15】「オーディオ化をしよう」(補足は特にありません)

【その16】「装飾パートを作ろう」(補足は特にありません)

【その17】「主旋律を補強しよう」(補足は特にありません)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?