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2021年8月6日 13:25
お久しぶりです。色々忙しくて、あまり更新できてません。すみません。とりあえず、8月中に不当な取引制限くらいは終わらせたいと思ってます。 さて、今回は番外編という事なのですが、7月に新しい本が出たのでその紹介です。菅久修一「独禁法の授業をはじめます」(2021,商事法務)です。 菅久先生は公正取引委員会の方で、「はじめて学ぶ独占禁止法」(2021,商事法務)の著者の1人でもあります。
2021年7月8日 17:53
「共同して」の要件については、前回説明しました。今回は応用的な部分について踏み込んでいきたいと思います。もっとも、初学者の場合には飛ばしても大丈夫です。※短くなりました…。1.応用(軽く)1.1.当事者の認識 意思連絡については、前回でだいぶ分かってもらえたと思います。 もっとも、認識や予見はどの範囲についてまで必要になってくるのでしょうか。すなわち、合意の内容や参加者の範囲について完
2021年6月17日 23:34
最近立て込んでいたのと思ったより自分の言葉にするのが難しく、更新できていませんでした。すみません。大変お待たせしました。 今回は、不当な取引制限の要件の続きです。「共同して」を説明していきたいと思います。長くなったので、応用的なところと「相互に…拘束」については、後編で書きます。前回よりも難しいので頑張っていきましょう。1.「共同して」1.1.存在意義 一つ目は、「共同して」という要件で
2021年5月23日 22:48
今回から個々の規制類型についてみていきたいと思います。 まずは、「不当な取引制限」です。結構長くなるので、何回かに分けて説明できればと考えています。一応、以下これからの予定です(6月中には終わらせたい…)。第3回:「不当な取引制限の内容・要件」「事業者」「他の事業者」第4回:「共同して」「相互に…拘束」第5回:「一定の取引分野における競争を実質的に制限」第6回:「公共の利益に反して」
2021年5月21日 23:04
前回は立法趣旨についてみたので、今回はどんな制度があるのかについて俯瞰できればと思っています。基本書なり、予備校のテキストに書いてあることと基本同じだと思うので、知ってるって人は読まなくて大丈夫です。論点について除けば試験範囲の大枠はこれになると思います。・2021/05/22追記 公正取引委員会のホームページで、独禁法についてのパンフレットがあったので、こちらも見てみてください(下の説明
2021年5月21日 17:24
基本書等を読んで、司法試験を素材として分野ごとに勉強したいという人向けに作ってみました。年度が新しいものが上にくるようになってます。その分野について勉強したいけどあまりネタバレはされたくないという人は、分野別だけ見るといいと思います。【文献】・1冊 「司法試験論文対策 1冊だけで経済法」(辰巳法律研究所,2015年)・論点解析 川濱昇ほか「論点解析経済法〔第2版〕」(商事法務,201
2021年5月20日 00:30
0.はじめに・前提 独占禁止法の正式名称は「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」といいます。以降の、「独禁法」や「法」はこの法律を表しています。・内容 本レジュメは、経済法をはじめて勉強する人に向けたものです。そのため、理解することを第一次的な目標としており、内容の正確性に多少欠ける部分もあると思います(注1) 。その点は、ご了承ください。詳細な点については、基本書や判例百選
2021年5月19日 17:41
本記事から読んでいただいた方は初めまして。私は、令和3年度司法試験を受験した者です。選択科目は経済法です。 本連載は経済法を選択したものの、あまり頼るものもなく苦労したので、何か参考になるものがあればと思いはじめました。対象としては、これから経済法を始める人を考えています。そのため、授業を受けているロー生や勉強が進んでいる人には物足りないかもしれません。 内容としては、初学者向けなので、