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【不定期連載】経済法入門(番外編:本紹介)

 お久しぶりです。色々忙しくて、あまり更新できてません。すみません。
とりあえず、8月中に不当な取引制限くらいは終わらせたいと思ってます。
 さて、今回は番外編という事なのですが、7月に新しい本が出たのでその紹介です。

菅久修一「独禁法の授業をはじめます」(2021,商事法務)

です。
 菅久先生は公正取引委員会の方で、「はじめて学ぶ独占禁止法」(2021,商事法務)の著者の1人でもあります。その先生の独占禁止法の入門書がなんと出版されました。
 この本のはしがきにもあるのですが、この本は細かい条文解釈ではなく、初学者が理解できることに重きを置いており、この本を読み終えた頃には、ほぼ正しい方向性で判断ができるといっても過言ではないとおっしゃっています。
 この連載でやりたいことを体現していらっしゃり、この連載の存在意義とは?という感じですね。まあ、この連載は受験対策的な側面が強いのでそういう意味ではいい差別化ができているのかもしれません。
 実際に、今現在読んでいる途中なのですが、一つ一つ丁寧に説明してあり、大変読みやすいと感じました。ページ数自体も多くはない(241頁)ので、この夏休みに独禁法をはじめようという人や来年受験で不安という人におすすめです。
 今後はこの本で導入することがスタンダードになるのではないかと思います(なんなら、基本書はこれ1冊であとは百選でいいかもしれません)。

基本書:「独禁法の授業をはじめます」
判例:「経済法判例百選・審決百選[第2版]」
演習書:「論点解析経済法[第2版]」
    「司法試験論文対策1冊だけで経済法」(論証あり)

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