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中途半端にレールに乗り続けると人生は辛いのかもしれない。

私は将来のためにあれやこれやを積み重ねて、割と努力してきた方だと思う。

受験や就活なども懸命に頑張った。

そんなレールに乗った人生を歩んできた私だが、あることに気づいた。

「この努力は一体誰のための努力なのだろうか。」

今までの人生で親から何かを強制されたことは一度もなかった。先生から進路を勧められることや強制されることももちろんない。

しかし、私は何やら義務感を抱えて全ての進路を選んできたような気がするのだ。

一度乗ってしまったレールから離れることができず、その道を進むことしかできなくなっていたのだ。

そもそもそのレールは親でも教師でもなく、世間で良しとされる価値観から自分で敷いたものだった。

自分で自分が心からやりたいと思いもしないレールを敷いていたのだ。

自分で敷いたなら自分で壊せばよい。何かをやろうとするたびに邪魔をしてくるのは、世間や社会ではなく、自分だったのだと気づいたのだった。



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