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楽譜から盗みとれ!バンドスコアで音楽力アップの術

バンドスコアって曲のカバーやってたりする方ならご存知かと…

市販されているCDの曲や配信曲などのフルコーラス、フルパートが収録された楽譜集のことを指しますね。

さて、今回はこのバンドスコアというアイテムを利用してある特定の要素を盗みとれば音楽家としてステップアップできますよ!って話をしていきます!

作曲や楽器演奏をしている方のご参考になれば幸いです。
もしよろしければお持ちのバンドスコアを引っ張り出してきて参照してみてください。

それではいきましょう!

1.コード進行を盗みとれ!

まずは一番パクr…
参考としやすいコード進行からいきましょう!

たかがコード進行、されどコード進行。

まぁコード進行って結構セオリーは決まっているものの、やはりメロディ部分に付随するものなのでメロディアスな楽曲は割と面白いコード進行になっている楽曲も多いです。

特によく参考にしていただきたいのがオンコードというやつです。

表記としてはConGC/Gなどのようになっているコードです。他にも分数コードスラッシュコードともいいます。

例にあげたConGであればドミソCの構成音でルート音にGの音が乗っかっている感じです。

ピアノパートがある曲に多く使われていたり、各パートの音の重なりが音コード的なものになっている場合に表記されていますね!

オンコードは耳コピではなかなか聴き取るのは難しいですが、楽譜をみれば簡単に分かります。

そしてこのオンコードがどのような進行に当てはめられているか、どのようなメロディに使われているのかをよく分析してみましょう!

こういった分析は作曲の参考にできますし、
楽器を演奏するのにもオンコードの使い方が理解できるようになるのでオススメです!

2.ボイシングを盗みとれ!

ボイシングとはコードスケールを入れ替えることでルート音が重なりすぎることを防いだり、低い音にテンションを乗せたりして浮遊感を出すなどの効果を発揮できるものです。

ロックだとパワーコードやコードトーン中心の曲が多いですが、最近流行っているようなシティポップ系の曲であればテンションコードをふんだんに使用したボイシングをしている曲が多いので、かなり参考になります!

ボイシングを駆使すればレベルの高い作編曲ができたり、バンドセッションをするときにも豊富なバッキングフレーズで盛り上がること間違いなしです。

是非コードとセットでボイシングも参照してみましょう!

3.リズムを盗みとれ!

リズムも参考にできる要素です。

ドラムはもちろんベースやギター、キーボードなどの楽器やボーカルも全てがそうですが、
複雑な曲だと耳コピだけでは結構聴き取るのが困難な場合もあります。

特に参考にしたいのが変拍子などがある場合にどのような表記になっているかもよく確認しておきましょう。

シンコペーションやボーカルにラップが入っている場合もかなり参考になるかと。

4.フィルインを盗みとれ!

フィルインとは曲中でパートがブレイクするときやテロップの変わり目に入れるミニフレーズです。おかずともいわれますね。

分かりやすいのがドラムのフィルインですが、
例えばスネアドラムのタカタカタカタカみたいなものがよくある感じでしょうか。

しかしもっと複雑なふわりだった場合、
やはりこれも耳コピでは骨が折れます。

前述したリズムとセットで確認しておくとリズムとフィルインの相関関係もよく分かるのでオススメです!

5.まとめ

今回はバンドスコアを使って自身の作曲や楽器演奏に活かす方法を書いてみました。

是非ともコード、ボイシング、リズム、フィルインがどうのような構成になっているかを音源と楽譜を使って耳と目で確認してください!

特に近年の楽曲は楽器などのトラックも多く、音が幾重にもレイヤーされているため、全て耳コピで聴き取るのはかなりの知識と技術、時間がかかります。

バンドスコアはプロの楽師が採譜したものなので大きな間違いはないです。
ただ人間が採譜しているわけなんで細かいところはたまに間違っていますが、楽譜を参照して音源と照らし合わせていく内にディテールにも気がつくようになってきますので、実践してみてください!

では今回はこの辺で。

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