映画・ドラマ評論 1-1(ネタバレなし)「シン・エヴァンゲリオン」

私はもとよりアニメを見るタイプではない。私の世代でいえば、ワンピース、NARUTO、メジャー、鬼滅の刃、呪術廻戦などいろんな作品がある。しかし、恥ずかしながら一つも触れていないのだ。

私は根っからの実写派で、ドラマや映画は見るタイプだ。にもかかわらず、エヴァンゲリオンシリーズはハマったのだ。もちろんロボットもの(細かく言うとエヴァはロボットではない)も、戦闘ものも興味はない。そんな私がどうしてエヴァンゲリオンに熱中したかを話したい。

ここで、エヴァンゲリオンを見てない人には少しだけ説明をしたい。

主人公は碇シンジという14歳の少年。母や父とは幼い頃に別れる事になり、生活していた。そんなところに、急に父親から呼び出され、エヴァに乗れと言われ、迫ってくる敵である使徒という存在を倒さなくては地球が滅んでしまう____

といったストーリーである。なんと支離滅裂なストーリーであろうかと思うであろう。私もそう思う。

この物語のコアは一体なにかということを簡潔に言うと、”ひとのこころ”であり、”ひとの成長”である。

地球(自分の心)だとすると、使徒(大きな試練)を倒して、地球を守ることができ、誰かに認めてもらう事ができる。しかし、大きな試練を超えたあとには、たくさんの傷ができるし、いつ新しい試練がくるかもわからない。自分で決められることではない。しかし、人生は何度となく選択し、戦い、傷つく。そうすると、だんだん戦うことが嫌になり、はてには生きていることとはなんだろうと考えるようになる。そして、そこに意味をつけるのは、決して他人ではなく、自分自身なのだ。

ということを、私はこの作品から感じ取った。

ロボットものや戦闘もの、アニメに興味ない方も、よかったらエヴァンゲリオンシリーズを見るのをおすすめしたい

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