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mascot(マスコット)ってどんな会社?

mascot(マスコット)とは杉山 聖昇が主宰している家具デザイン・製作 / 建築設計・監理の会社です。

世の中に物が溢れている時代。必要な物はネットでポチればすぐに安く手に入れることができます。その反面、物に対する愛着はどんどん薄れているように感じます。

僕は物を大切に長く使うことがとても豊かなことだ考えています。

デンマークでは、初めてのお給料で自分のお気に入りの椅子を買いその椅子を長く使い続けるという方が多くいます。椅子に愛着を持ち、少し高いお金を払ってでも使い続けることの価値を感じているからだと思います。

なるべく安い値段で物を買いたいと思うことは誰しもよくあることです。しかしそこで一瞬立ち止まって考えてもらいたいです。とりあえずで買ったものに愛着は湧きません。そうして、短い期間で必要がなくなってしまう可能性があります。

安い物を短い期間で買う→捨てるの繰り返しよりも、しっかりした値段の物を買い長く使い続ける方がコスト的にも安いかもしれません。なおかつその物に対して愛着があれば心も豊かになります。

このように長く使ってもらえる物をデザインして誰かに喜んでもらいたいという気持ちからこの会社をスタートしました。

mascot(マスコット)社名の由来

mascot = 幸運のお守り

という意味があります。誰かがその物と生活することで、ほんの少しでも豊かな気持ちになってもらったらという想いからmascotという社名にしました。

最後にデンマーク王立芸術アカデミー建築大学に留学していた時の最終課題でデザイン・製作した椅子を紹介します。もう10年前の作品になりますが、この頃から長く愛される家具を考えていたのかと改めて気づきました。

あなたの椅子
赤ちゃんから、おじいちゃんおばあちゃんになるまで長く使うことができる家具の提案です。左の写真は幼少期、赤ちゃんの時は安全バーがあり、子どもになると成長に応じて足置きがあります。中央の写真は大人になったらアームチェアとして使うことができます。右の写真はおじいちゃんおばあちゃんになったらロッキングチェアとしても使うことができます。1つの椅子の安全バーを脱着したり、ひっくり返すだけで生まれてから死ぬまで使い続けることができます。

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