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どこまでサクッと読めるのか

 昨日はどれだけ「書けるか」的な話でしたが,今回はどれだけ「読めるか」という話にしましょう。私がおおよそ1000字目安,区切りのいいところまで実際は1200~1300字程度を書くことになります。これは書ける量という側面と,できるだけサクッと読めるように,という文量という側面があります。

 もちろん,文量だけではサクッと読めるかどうかを測るのは難しいですが,大まかな目安にはなるでしょう。難しい言い回しや,専門用語などが入らないような,一般的な文章としてはではありますが。私なんかは比較的口語っぽく書いてしまうのが書きやすいので,文量に対して比較的サクッと読めるようになっているかと思います。

 あとは,知っている要素が入っているとサクッと読めますね。例えばこちら。

 以前紹介した学生フォーミュラの記事です。noteに貼ってみると2500字程度となっていますが,私はスラスラ読めました。少し前にまとめていた,こちらの学生フォーミュラ特集を読んでいただいた読者諸兄に関しましても,スラスラ読めたのではないでしょうか。

 これに関わらずクルマ関係の記事――試乗記や技術コラムなどは――書き方というか構文というか,流れが分かりやすいのでサクッと読めます。当然慣れの要素が大きいですが。その影響か,クルマ関係のnoteを書くときはかなりこういった記事の構文というか,エッセンスが入っています。勝手に。

まあ,得意分野の文章は文字数に関わらず読みやすいよね,という話です。

 一方でほんの数行でも,目が滑って理解できずに何度も読み直してしまうような文章もあります。法的文書とか,読みなれない論文とかですね。あとは免許更新のような行政の案内とか。こういった文章は誤解が発生しないように,難しい言い回しをするので。

 ところで,文章を読むことへの耐久力を「読書筋力」という人もいるのですが,この例えは言い得て妙だと思っていまして,その人の得意な筋力ってあるんですよね。ベンチプレス上げれる腕力や短距離を走る脚力が優れている人がいるように,法的文書をサクサク読める人もいれば,クルマ関係の文量をサクサク読める人もいるので。ちなみにこの自分の読書筋力を見誤ると,数ページ読んだだけの本が部屋に積み重なります(体験談)。

 そんなことで,どれだけ「読める」文章を書けるかっているのは読み手の読書筋力に寄るので,ターゲットを絞る必要があるんですね。ごく当たり前の結論に至りましたが。結局は自分と同じような読書筋力を持った人を想定して書くことにしてます。

 と,いうわけで今日は読む側の話。ちょっとまとまらなかったですが,書く上では読み手を想像するのは大事よね,ということで。
 それではまた。

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