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夕飯の食器を朝に洗う話

偉そうに言うことでもなんでもない。
この数ヶ月、夕飯に使った食器を朝になってから洗っている。なかなか良い。

私は子供の頃から朝が苦手で、機嫌が良くない日も多い。起き上がるだけで一苦労で、頭も回らない。
それが、半年前に息子が年少になり、水筒にお茶と、お弁当箱にご飯を入れて持たせることになった。最初こそ週末にまとめてご飯を冷凍したりしていたが、ここ最近は朝になってから準備している。朝の支度にこれまで以上に時間がかかるようになった。

意識の高い主婦たちの間では、就寝前に食器洗いをすませキッチンの片付けや掃除をすることを「キッチンリセット」と言うらしい。洗い物を溜めるタイプの私も何度か真似してやってみたが、あわなかった。夜の疲れたときに、夫と息子の団らんを横目に自分だけ家事をするのは、精神衛生にも良くない。開き直って夜に食器を洗うのはやめた。フライパンも鍋も、息子が保育園から持って帰って来たお弁当箱と水筒もシンクに運んで水をかけるだけにしている。

その食器を、朝一番に洗う。
息子がまだ布団でゴロゴロしているうちに、とにかくなんとか体を起こして、冷凍庫のご飯をレンジで解凍する。その間に食器を洗うのだ。
食器洗いの手順はさほど考える必要がないので、朝の回らない頭でも処理できる。息子の水筒を準備するため、というモチベーションもあって、サボるという選択肢を思い浮かべることもない。
ぼんやりしたまま食洗機に食器を入れていくうちに少し目が冷めてくる。電気ケトルでお湯を沸かしながら、鍋やフライパンなど食洗機に入らない大物と水筒を洗う。洗い終わったらお茶を入れて一口飲んで、やっと頭が働きはじめる。お弁当箱と水筒と息子の朝食を準備しはじめる頃に、息子が目を擦りながらやってくる。

何が言いたいいかというと、朝が苦手な人は、考えなくてもできることで、やらないと次に進めないことを、朝一番に持ってくるのがおすすめだ、という話。

#朝のルーティーン


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