相反する感情の置き場。


自意識ってほんとうに嫌なものですね

何をするにも自意識がジャラッと首肩にぶら下がっていて邪魔なんです重いんです。自分の。自意識が。というより自己嫌悪ですかね。

自意識(自己意識)には、公的自己意識といって【他者から自分がどう見えているかを意識する】と、私的自己意識という自分にしかわからない、つまり【自分自身に向けられている意識】の2種類があるらしい。どちらも気になる。他者から見つめられる自分と、自分がみる自分。気になりすぎるー。ともすれば頭掻きむしって奇声を上げて走り出したくなるー。るー。


わたしはレストランにいるカップルを見たりするとついつい「会計のタイミングで彼女トイレ行った…しかも10分以上帰ってこねぇ」とか「彼氏のほうも彼女を大事にしてる風だが何気にモラハラ発言多くないか?店員に横柄な態度とるし…」とか思ってしまって食事に集中できない。居合わせた誰もが気になってるよ、この人たちのいる席。周囲の目に構うことなく器の小ささアピールしてて大丈夫?ヒトトナリって会話とか所作とか纏ってる空気に想像以上に出てしまうから、あなおそろし。テキトーに生きてる感じがして、こういう人が羨ましくもなるけど。こんなふうに大衆の前でも何も気にせず自然体でいられたらいいのになぁ。

人間は社会的動物の中でも極めて理知的であるので、損得勘定もできるし客観的に判断することもできる、場合によっては「良い人そう」などと他人を欺くことができるんだ。うまく立ち回ってさえいれば好感度もupする(はずだった)が私は完璧にやってみせることが出来なかった。

取り繕ってもすぐに露呈するんだったらやらないほうがマシなのでは。
・いつも言葉がスラスラ出てくるけどたいして興味無さそうだよね
・上滑りの会話見ててイタイ、ずっと髪とか触ってて落ち着きのない子供みたい。自分のこと可愛いと思ってるよ絶対
これは私が言われてきた定番の悪口です。これがまた反論の余地なく、とんでもなく私を苦しめ迷わせ引き裂いてボロボロにする魔法の悪口なんだけど、本当にやめてくれます?まっさかさまに自己嫌悪の沼堕ちするんです。あと自分のことは可愛いと思ってます、それがどうした。絶対に自己愛高いほうが幸せだろ。自分を褒めないでどうする。そりゃ長澤まさみちゃんのほうが1000倍可愛いに決まってるさ。人と比較しないのが絶対条件なのだ。


自分を擁護するために声を大にして言いたいのだが、人間なんて所詮「ぐちゃぐちゃの塊」なんですよ。一見紳士的なメンズがDVしてくることだってあるし、人見知りでオドオドした女子が裏では超肉食系、なんてザラにある。そういったオモテの顔/ウラの顔があるのは全人類当たり前なはずなのに、ひとたびバレてしまえば愚劣な人たちの恰好の餌食になる。事実に基づいて脚色されてしまっている(多くは脚色だが)のでいちいち否定するのも違うし実にめんどくさい。イジられるのもシャクなんでぐちゃぐちゃを整理整頓していけたらいいんだけど、それは〝無理〟です。明らかに相反してしまっているものを己にも他人にも簡単に見透かされてしまう。

アンビヴァレンスな感情はどんな人間にも内在していると思いませんか?だからいいんです肯定してあげても。
楽しいのに寂しい。幸せと恐怖。好きだけど嫌い。守りたいと壊したい…愛してるから殺した。ですとか。
これは逆立ちしたって説明できないもの。複雑な感情が同居している現象のアンビヴァレントな美しさ。今までずっとこの欠損(ネガティヴな気持ち)から逃れようとしていたけど、欠損している部分も好きになってあげられたら。


嗚呼、ダイエットしてるのにラーメンとチャーハンを食べてしまった自分をはちゃめちゃに律したい。電気椅子に座らせたい

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