インド旅行記2023-2024⑤デリー〜アーグラ(タージマハル)
前回までのあらすじ
ジャイプールを観光した。
次は最終目的地、インドの首都、デリーへ。デリーは、入国時に既に一泊済だが、この時は移動の都合で立ち寄っただけ。今回はちゃんと観光する。
初めてのデリーはインド初日という事もあり衝撃が大きかったが、すでに砂漠で年越しをしてきた体である。今のレベルアップした私であれば大丈夫なはず、、、
ジャイプール〜ニューデリー空港
ジャイプールの空港には早めについたので、ご飯を食べたりして適当に時間を潰す。(写真とり忘れ)
目的のニューデリー行きの乗り場で待っていたが、予定の時間になっても動く気配が無い、、、、
心配になって搭乗口で待っているスタッフに聴いたらちょっと遅れてるとの事。アナウンスを、、、アナウンスをしてください、、、
20分遅れくらいでようやく搭乗開始。なお、アナウンスは無かった。みんな雰囲気で動いてるんじゃないだろうか。日本人は空気を読むのが大事と言われがちだが、インドも空気を読むのは大事だ。
***
乗ってしまえば何事もなく、デリーの空港へ到着した。
2回目なので慣れたもので、Uberでタクシーを呼び、Uber乗り場へ移動する。デリーの空港では、Uberは通常のタクシー乗り場とは乗り場が違うので注意が必要だ。
今回もスズキのワゴンR。インドで何回もお世話になっている車種だ。
ちなみに、↑の写真は給油中に撮ったものだ。インドでは給油中に全員が降りなければいけない。これも二度目なので驚くことはない。インドでは普通の事だ。
大気汚染でスモッグがかかって視界が悪いのも、道を牛がうろうろしてるのも、トゥクトゥクやらバイクやらが逆走してくるのも、圧倒的な人の多さも、デリーでは普通の事だ。私は強くなったのだ。
無事にホテルに到着。今回もそこそこ良いホテルにしたので、セキュリティ面でも衛生面でも安心だ。
入口ではちゃんと荷物チェックの機械に通す必要がある。音が鳴っても「どうぞ」と言われるので何の意味があるのかは不明だ。
近場を観光
ホテルの隣の南インド料理レストランに来てみた。
日本にいると意識しないが、北インドと南インドでは食文化がかなり違うらしい。今いるデリーは北インドなので、東京で大阪のたこ焼きを食べるようなものだ。北インドらしい料理をまともに食べていないのでちょっともったいないが、まあ近くにあったので良しとしてほしい。
割ときれいなレストランで、一食500円くらい。
日本と比べると割安だし、出してくれるものもしっかりしていて衛生面でも安心なので、これくらいの価格帯のレストランは一見の観光客にはコスパが良いと思う。
頼んだのは、↑のマサラドーサと、ウタパム。
ドーサというのは、クレープのような薄い生地をロール状にした料理で、マサラドーサであればコロッケの中身ぽいものを挟んである。生地はサクサクしていて塩っぱい。これは日本人でも食べやすくて、美味しいと感じる人が多いと思われる。日本だとなかなか食べられる機会は無いが、見かけたらぜひチャレンジしてほしい。
なお、カレーとチャツネ(カラフルなソースみたいなやつ)は勝手についてくる。聞いてないが、多分おかわりもできるんじゃないだろうか。
ウタパムはお好み焼きみたいな、具材いりのパンケーキ(塩っぱい)。こちらも美味しかった。
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続いて、徒歩でいける事がわかったのでコンノートプレイスへ。
コンノートプレイスは、イギリス統治時代に作られた中心地で、外資系を中心にお店がたくさんある。
外資系なので、日本にもあるようなお店が多く、まあ別にここで買わなくても、、、という感じではあった。
なお、きれいなお店が多いのとは対照的に、詐欺師が多い事で有名で、治安はあまり良くない。
一方で、飲食店を探すと入口に屈強なガードマンが立っているような高級なお店がちらほら。試しに入って、ビールを一杯だけ飲んでおいた。
「おつまみは何がおすすめ?」と聞いたら「メニューに書いてあるよ」という返しだったので、あまり接客は好みでは無かった。
内装は素晴らしかった。
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コンノートプレイスからちょっと歩くと、かなりローカルな雰囲気のマーケットがあった。
服を中心に色々売っていて、圧倒的に安かった。(特に買いはしなかったが、、)
そうだタージマハルに行こう
ホテルに戻って翌日以降の予定を考える。
近場だけだがざっと観光して、デリーはまあ見るところはあるが基本的に大都会なので特別行きたいところは無さそうだな、という感想だった。
旅の計画を立てた時には、デリーに帰って来る頃には体調を崩している懸念があったので具体的な予定は入れていなかったのだが、今のところ大丈夫そうという事で、プランの一つにあったタージマハルを見に行く事にした。
ここまでの旅で疲れが溜まっているので、明日はのんびりして、明後日に行こうかな、、、と思っていたが危なかった。なんとタージマハルには定休日があるのだ。明後日は定休日の金曜日。あぶねーー
というわけで、行くなら明日がラストチャンス(明々後日にはもう日本へ旅立つ。
タージマハルがあるアーグラは、デリーから南に200kmくらい(東京⇔静岡 くらいの距離か)。自分で手配して(電車もあるよ)行く方法もあるが、今回は楽してツアーで行くことにした。なぜなら、タージマハルに当日券で行くと結構並んだりする、という情報を耳にしたため(真偽は不明)。
とはいえ、こんな直前でツアー申し込めるものなのか、、、と調べてみたら、各種ツアーの仲介サイトのklookでは申し込めることになっていた。
ちなみに、タージ・マハルへのツアーは詐欺が多いことで有名だ。(こんな話ばかり)
こんな直前で本当に申し込めるのか不安ではあったが、今から街中のツアー会社に行くよりはリスクが低いだろうと考え、申し込んでみることにした。詐欺だったら縁が無かったと考えよう。
タージマハルへ
前日夜にツアー申し込みだったが、朝にちゃんと連絡が来て、車で迎えに来てくれた(車による送迎付きのツアーなのだ)。
しかも、車が今までインドで見たことが無いくらいの綺麗な車だった。すごいぞ。ドライバーさんはターバンを巻いた(多分シク教徒)寡黙な職人という感じで、運転はめちゃめちゃ丁寧だった。なんとクラクションは鳴らさないし、100km以上のスピードを出さないのだ。すごい、すごいぞ。
菜の花畑を横に見つつ、4時間ほどの高速道路ドライブで、タージ・マハルがある街、アーグラへ到着。4時間だから辛いかと予想してたが、しっかりとした車とドライバーのおかげでそれほどのストレスでは無かった。ありがとー
アーグラではガイドと合流。ガイドの彼は英語オンリーと聞いていたが、実際には簡単な日本語なら話せたので結構助かった。
というわけ、ガイドに言われるまま移動し(結果的に入場までは全然並ばずに済んだ)、本当にタージマハルへ到着!!
タージマハルはわかりやすくすごかった。ザ・世界遺産。人は多かったけど全体的に統率はとれいて、特に混乱せずに鑑賞できた。
続いてアーグラ城へ。
入口は並んでいたけど、ガイドさんの誘導に従ってならばずに(なぜ)入場。荷物チェックもスルー(なぜ)で快適。
続いて遅めのお昼ご飯。
ここは完全に観光客向けのお店だったけど、美味しかった。
マトンカレーを注文。私の認識では羊肉のカレー=マトンカレー だったが、本番では山羊(ヤギ)肉を↓の壺的なもので煮込むのが本番のマトンカレーらしい。
ガイドさんは、「アーグラはデリーと違って田舎だから、肉は新鮮で美味しいよ」と言っていた。おい、それはさっき道路を横切っていたヤギの事か表現が直接的だなと思ったが、たしかに美味しかった。全然臭みが無かった。
その後、大理石職人のお店へ連れて行かれお土産を売りつけられそうになったが強気でスルーし、最後は会社のオフィスに連れてかれてめちゃめちゃ警戒したが、社長が出てきて感想をヒアリングされただけだった。職人ドライバーの運転のもと、無事にホテルへ戻る事ができた。
結果論だが、非常に満足ができたツアーであった(お土産は御愛嬌)。行けたらいいなくらいの気持ちだったが、タージ・マハルがきれいなうちに(大気汚染で傷んできてるらし、、、)見られてよかった。
*
余談だが、アーグラで地下鉄の工事をしていたので、ガイドさんにいつできる予定なのか聞いたら、「Nobody Knows!」との力強い返答をいただいた。もしできたら市内の観光は楽になるだろうなーと思ってたら、なんとその後開通したらしい。すごいぞインド。https://ja.rayhaber.com/2024/03/alstomun-modern-metrolari-agrada-hizmete-girdi/
デリー観光
翌日、タージマハルでお腹いっぱいなのだが、特にする事もないのでデリー市内を観光する事に。
とりあえず(とりあえず行けるのは冷静に考えるとすごいのだが)世界遺産、フユマーン廟へ。
世界遺産にはお腹いっぱいなので、サロジニナガルマーケットというローカルマーケットへ。アメ横をLv100にしたような場所だった。ソックス(靴下)を大量に売ってる売り子さんの圧がすごかった。
インド料理に飽きてきたのでマクドナルドへ。インド限定のメニュー、マハラジャマック。
インド門。Uberのドライバーが止めてくれた場所だとインド門には入場できず困っていたら、近くのカメラマンが道を教えてくれた。タクシーの勧誘もそうだったけど、勧誘断ってもなぜか道案内はしてくれたりするので、良い人なのか詐欺師なのか、本当に区別がつかない(ピンキリなのだろう)。
コンノートプレイスのバーで一杯。
あー、インド楽しかったなぁ、と気を緩めたらあかんのがインド。ここからホテルまでのUberドライバーが最悪で、異常にスピードを出すので死ぬかと思った。ほんとに気が抜けない。
帰宅へ
香港のトランジットを経て帰宅。
なお、この後40度の熱を出した。(ただの風邪で良かった)
次回
旅行記はこれで終わりだが、細かいエピソードや感想など予定。
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