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moyami
2024年3月9日 03:17
酒に飲まれているときこそ、私の頭は冷静な言葉で道筋立てられている。そして、高熱が出た時ほど、冷静に自分を3Dプリンタにかけることができるのだ。弱っている時に差し出される手を、丁寧に退け、丁寧な口調で、「大丈夫」と放つことができる。逆に浮き足だっている時というのは、酒や熱という温度を帯びていない時である。自分の言葉から煙が上がる、次の言葉を紡ぐ瞬間、言葉と言葉が擦れて熱を帯びていく。