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もやブロ #58 助け合い育児 ここいろのすごさ

こんにちは。新潟県は越後湯沢でまちづくり会社「きら星(株)」を経営しています伊藤綾(もや)です。

いつもは、企業人としての立場でものごとを発信していますが、今回は家庭人としての立場で文章を綴っていこうと思います。

伊藤綾の家族構成:
夫(リモートワーカー、現在はきら星BASEにて作業している)
私(会社経営)
娘(小学1年生、年少のときに湯沢へ移住)
息子1(年少、0歳児のときに湯沢へ移住)
息子2(0歳、こちらで出産)
上記で暮らす核家族です。夫婦の両親は、車で1.5〜2時間くらいの距離に住んでおり、すぐにヘルプを出してこれるというわけではなく、親戚も近くにいるわけではありません。

娘が学校に行かない!困った!

うちの娘は、自己主張は弱めなのですが、芯はある方で「行きたくない」と言い出すとテコでも動かないという側面があります。
家だと割と自由奔放に過ごしているのですが、学校だとどうやら優等生らしくて、先生からも「頑張り屋さんなので心配」というコメントをもらったこともあります。

大人でも月曜日は疲れて「あー仕事したくないなあ」みたいなことはあるかなと思うのですが、娘も割と月曜日にそんな気分を発動しやすくて、行きたくないという場合があります。
だいたい、月に1〜2回はそんな時があります。

私たち夫婦は、基本的にパソコン1台あればできる仕事をしているので、在宅で子供と一緒に仕事をしながら過ごすこともできるのですが、やはり平日にそれをやられてしまうとついついYoutube漬けになったり。可能であれば、メディアに過剰に触れることなく過ごして欲しいなと思っています。

そんな「困った!」というときに、いつも助けてくれるのが、ここいろなんです。

「ここいろ」とは?

NPO法人cocoiro(ここいろ)は、新潟県湯沢町に2021年に設立された団体です。

湯沢町の障害児(者)や生きづらさを抱えるすべての人に対して自立や社会参加を支援する事業を行うとともに、地域住民の交流活動を通して住民同士が頼り合い、支え合い、認め合える地域づくりに寄与することを目的とする。

NPO法人cocoiroの設立趣旨より

代表の岡本さん(ここでは、なおちゃんと呼びます)は、湯沢町の生まれで、首都圏での放課後等デイサービスでの勤務を経て、町にいままでなかった民間主導での支え合い・頼り合いの子育て環境や、障がい福祉で足りない部分などのサービスを立ち上げようと奮闘しています。
▼そんな奮闘記は、こちらのnoteにて。

現在は、ここいろでやっているサービスとして

  • 放課後等デイサービス「ここいろスペース」(小学生〜18歳)

  • 児童発達支援事業所「ここいろスペース」(未就学児童)

  • フリースクール「ここわ」

という3つの事業を行なっています。
そのうち、我が家がお世話になっているのは「ここわ」です。

「ここわ」ってどんなところ?

一言で言うと、とても楽しいところです。
子どもの「できる」「やりたい」が増幅されて、先生たちに肯定されて、帰ってくるととっても元気になる場所です。できないと言っていたことも、できるようになって帰ってくることもあります。

ここいろスペースのお友達と過ごすことも。

■場所:きら星BASE 2階「ここいろスペース」にて引渡し
■利用料:1日2,500円
■受入日:月・火・木・金(9:30〜16:00)
     水(13:00〜16:00)
※時間延長は応相談

学校に娘が行きたくない!となった日には、公式LINEでヘルプを出します。

当日に連絡しても受け入れてくれるとは。

スタッフさんの都合もあるので、必ずとは言えないこともありますが、当日でも受入をしてくれるのが本当にありがたい。

お昼ご飯は持たせて(我が家の場合は、同じ建物にいるので途中で一緒に買いに行くのですが)1日、優しく・元気で・一緒に楽しんでくれるスタッフの大人たちと一緒に過ごしていると、元気をもらって帰ってきます。
そして、その翌日は、ちゃんと学校に行きます。

利用後には活動報告が送られてくる

いつも活動報告を読むのが楽しく、子どもとの会話のきっかけになるのもポイントです。どうしても、仕事が忙しかったりすると、子どものことに気が回らないことも多々あるのですが、ここいろを利用した日には文書や写真で活動内容がよくわかります。「こんなことしたんだね!」「何が楽しかった?」など、会話がはずんで、じゃあ今度一緒に●●しよう、など親子の時間を過ごすヒントになります。

気軽に頼れる存在がいる安心

子どもだけでなく、私たち親もここいろの先生たちから、パワーをもらっています。

家で宿題をなかなかやらない、とか、プリントを出さない、とか。
学校であれやってこれやってが多いと、ついつい自分の子どものことも減点方式で見てしまいがち。
親が過ごしたいタイムスケジュールに乗らないものなら、ついついイライラしてしまうもの。

だけど、ここいろの先生たちは、子どもたちのいいところをよく見てくれており、特性を理解してくれているので、自分の子どもに対するポジティブな理解を深めることができるんです。

こんな場所が近くにあることで、私たち家族はとても助かっています。
ボランティアや誰かの無理で成り立っているわけではないというところも、安心できる大きなポイントです。
これからも私たちは、ここいろを遠慮なく頼らせてもらいますし、ここいろによって助かる家庭が増えればいいなと心から思っています。

ここいろスタッフのみなさん、いつもありがとう!

ここいろ・なおちゃんの話がリアルで聞ける2日間

そんなここいろの代表をやっているなおちゃんは、湯沢町の地域おこし協力隊として2年間活動をしてきました。
その間に、NPO法人を立ち上げ、事業所を開設し、3人の雇用を生み出し、10人以上の放課後等デイサービスの利用者を初年度から受け入れて、不登校児などが多いという地域課題の解決のために「ここわ」のサービスを立ち上げ・・・など奮闘をしてきました。

今までの活動の軌跡を、多くの方に知ってもらいたいので、卒業発表会を行うことにしました。
2日間行いますが、内容は両日ともに一緒です。
●2023/3/30(木) 10:00〜12:00 湯沢町役場
●2023/3/31(金) 10:00〜12:00 湯沢町公民館
ぜひいずれかにご参加いただけますと嬉しいです。

2日とも同じ内容です。ご都合のつく日程にお越しください

こんなサービスがある湯沢町での子育て

学校は、保育園・小学校・中学校が同じ敷地にある「湯沢学園」。
冬は、スキー授業が8時間分もあって、滑れない・板をはいたこともない子がリフトに乗ることだってできちゃいます。そんなところも魅力的で、冬だけ二拠点生活をしている小学生が今年は13名もいたそうです。

春夏秋冬、1日だって同じ風景の日がない町で、暮らしてみませんか?
景色が同じ、満員電車に揺られながらの日常を手放して、私は毎日に彩りが生まれました。
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「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。