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もやブロ#51 続・地方暮らしの仕掛人がどうやって移住者を増やしているのか?
こんにちは。越後湯沢を中心に、移住促進などからまちづくり事業をやっております。きら星(株)の伊藤綾(もや)です。
前回、6月時点で月間の移住数が最大になった時に、下記のような記事を書かせていただきました。
その中では、ともかく情報発信をすべし!と書いているのですが、そうした結果がまた形になって現れましたので皆さんに共有させていただきます。
湯沢町で冬だけ二拠点生活を楽しむ、池辺さんのツイートより🔽
新潟県の人口流出続く中、湯沢町は県で1番多い48人の転入超過!
— かあちゃん@子連れ車中泊日本一周&二拠点生活 (@kaachan_vanlife) February 21, 2022
立派👏👏 pic.twitter.com/DalD3OvIPW
2022年2月22日、NHK新潟の朝のニュースで上記のような報道が流れたようです。人口約8千人の湯沢町。人口減少が進む新潟県内において「社会増」が発生しているということです。
少子高齢化の影響で、日本全国どこでも、自然減となるのが当たり前の時代になっています。社会増、つまり、転出を転入が上回っているという状況が起こっているのが湯沢町なのです。
手前味噌ですが、
2019年3月から2022年1月までの間で
461名の移住相談に乗り、84名の方の新潟県への移住(住民票を異動させた方。二拠点生活者等は除く)をサポートしてきました。
そのうち湯沢町には62名。2021年4月〜2022年1月だけだと27名の方が弊社の相談などを経て移住をしています。
なぜそこの乖離があるかというと、Web上に出ている情報だけで完結するケースもほとんどだと思いますし、転勤・就職等で湯沢に来られた方などもいらっしゃるでしょう。
私はそこの数字に乖離があってもいい(相談窓口にわざわざ相談するというフローを経なくてもいい)と思っていて、なぜならば相談するという行為は相談をする側にとっても時間を費やす行為なので、事前にネット等で調べられる情報だけで十分に伝わればそれが一番コミュニケーションコストなく自分の住みたいまちを選択できる方法だと思うからです。
さて。
ではどうやって増やしているのか?という本題になりますが、
・おもしろい人にフォーカスして
・そういう人が地域の余白を活用して活動して
・そんな活動や日々の暮らしについて情報発信をする
・そしてそういう人たちと繋がり応援する ←仕掛人の役割
・さまざまな情報を見て、おもしろそうと興味を惹き、移住につながる
ということです。
移住促進をする担当者だけが頑張ったって、たいしたことはできません。
みんなの力を借りて、みんなで暮らしをおもしろがることによって、人は惹きつけられ、住む人が増えるんです。
それは元々住んでいた方でも、移住してきた方でも構いません。
地域の中でキラリと光る人を見つけて、その方の活動をフォーカスし、応援するような仕組み。
それさえできてしまえば、あとはいろんなところで化学反応が起きて、発展していくのです。
時には、そうしたところに火をつけたり、場所を用意したり、タイミングを見てさまざまな仕掛けをする。それが仕掛人の役割です。
これはたいしたスキルは要らないんですが
・チャンスを逃さない(タイムリーに仕事ができる)
・この人とこの人をつなぎ合わせれば!のセンス
はいるかなあ〜と思っています。
スピード感と、掛け算・化学反応が起こる嗅覚、この2つがあれば誰でもできる(のでは)と思っています。センスを磨け・・・!
▼もちろん場の運営をするなら経営のセンスも磨く必要もあり!
超実践型のノウハウシェアを2022/3/1 10-12時で開催します。
¥3,000で時間の許す限りなんでも質問答えます。
(普段は個別の質問は¥22,000/1.5時間)
▼移住の情報発信については「ロカキャリ」へ。
ここにも、わざわざ相談しなくても・・・の工夫がさまざまに。
チャットボットやら、ブログでの情報提供、どんな人がいるんだろうの移住診断テストなども。
トンマナも、この町おもしろそう!って印象を強めるために、ワクワクするようなトーンにしているんです。
その町の特徴に合わせた、情報発信、うまいこと活用していきたいですね。
それでは、もやでした!
「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。