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起業家"だけ"が地域を変えられる訳じゃないを旗に #ローカルプレイヤーズ を始めた理由

こんばんは。
移住サポートを中心にまちづくりをしている会社・きら星(株)を経営しております、伊藤綾です。

「新潟の移住屋さん」で通っている私が、最近、ローカルプレイヤーズという新規事業を始めました。
それはなぜなのか?また、そこでは、起業家"だけ"が地域を変えられるわけではない、だから地方企業へ転職して活躍する人たちを送りたい!ということを主張している理由について書き残しておきます。

はじまりは、事業インパクトを加速化させたい焦燥感

おかげさまで、2019年2月に創業してから5年目になりました。

弊社のMVVと行動指針

きら星株式会社は、
MISSION:住みたい街をつくる 仲間を増やす
VISION:住み続けたい街を 次世代につなげていく
VALUE:移住と地域づくりの専門家集団

です。

と、5年経過して、胸を張って言えるようになりました。
おかげさまで、新潟県は南端の、人口8千人の越後湯沢(新潟県湯沢町)で創業し、今年2023年4月には念願の支店を新潟県三条市に出すことができました。

会社の成長について

会社の業績も、事業で一番重要視しているソーシャルインパクト(SI=移住者の数)も年々右肩上がりに伸びていってます。(グラフは累計です)

現状、湯沢町や三条市と連携して、移住の相談窓口業務を受託し、市役所職員等が移住相談に個別で対応してきた業務を、仕事・住まい・生活環境・補助金の説明等を全てワンストップで一次受けをするという付加価値を付けているということが、独自のノウハウにより結果を出せている理由です。

一見順調に見える弊社の事業ですが、経営課題が。
事業スピードが遅い
新潟だけでインパクトを出しているのであればこのままでもいいのですが、私がきら星(株)を立ち上げた理由は、衰退の一途をたどるのみの地方自治体の数を減らしたいから。展開スピードを上げていかないとあっという間に手遅れになり、スピードを上げていくためにはもっと同志を集めることが必要。それは、会社内だけではなく、社外にも志を同じくする人を多く作っていく必要があるんです。

思いついたアイデアと参謀

地方移住をする人を増やす際に、重要視していることは「しごとのサポート」で、地方移住の仕事は大きく分けて
①転職/就職支援
②起業支援
③テレワーカー支援
があり、現在そのいずれにも移住相談で対応しています。

優秀かつ地方を良くしたいと想う会社員が、地方移住をする場合に、本来は
①転職の方が力を発揮できるのに、適切な会社が見つからなかったり
②手厚い起業支援策があるためや、適切な求人がないので自分で会社を起す

というパターンが多く散見されることに頭を抱えていました。

また、地方企業の課題としては、幹部候補が採用できないこと/採用の必要性に気付けずに事業が伸ばせないこと、が大いにあります。

その両者をマッチングさせるというのが事業アイデアなのですが、単なるマッチングだとダメで、優秀であるが上に時に慎重な対象者が、勇気を持って一歩を踏み出せるための仕組みを作る必要があります。
それを実現させるためのアイデアが、こちらのコンセプトハウスにまとまっています。

起業家にならなくても、地域を変えることができる
地域をプロデュースする実力がある人たちを在野に放ちたい。
・いわゆる地域界隈の権威的な活動家だけではなく、泥臭く手を動かしている「対象者のちょっと先輩」を選定し講師にし、「会社員だった時のスキルが今どう活きているか」などを話してもらうオリジナルカリキュラム
・先駆者たちから、実案件をワークサンプルとして提供してもらい、受講生を少人数グループに分けて3ヶ月程度のワークをする
・ワークを通じて、適性を見極め一本釣りをしてもらうもあり、合いそうな企業をスクール経由で紹介するもあり

というようなざっくりとした話をして、地域プロデューサーというものをブランディングしたい!と声をかけたのが、HONEの桜井貴斗氏。

2022年の9月に声をかけて以来、隔週で打合せをし、ほぼその中のみで事業作りをやってきました。

起業家"だけ"が地域を変えられる訳じゃない、とは?

さて、本題です。

優秀かつ地方を良くしたいと想う会社員が、地方移住をする場合に、本来は
①転職の方が力を発揮できるのに、適切な会社が見つからなかったり
②手厚い起業支援策があるためや、適切な求人がないので自分で会社を起す

ことが課題としていたのですが、それを課題に設定している理由です。

これはかつての自分に対しての、救いの事業でもあります。
私は脱サラして現在起業家として活動をしていますが、本来、参謀タイプでフロントに立つよりも1→100にする方が能力を発揮できると思っています。
然しながら、2019年時点で自分のやりたいことをやっている会社はなかった。Next Commons Labに入ろうかと死ぬほど迷いましたが、入り口が狭かったので辞めました。なので仕方なく、起業することを選んだというわけです。

事業インパクトを出していくにおいて、似たようなことをやっているのであれば、一から起業するよりも既に取り組んでいる会社にジョインした方が早いので、自分自身このローカルプレイヤーズのサービスがあれば利用したかったんです。

同様に、脱サラして移住起業している人も多く見受けるのですが、中には「この人は事業会社にいた方が能力を発揮できそうだ」という人もおり、地方起業の難しさはやはりマーケットの小ささや、地方ならではの商習慣、事業だけに専念できる環境ではないなどのハードルもあります。
せっかく優秀で実力があるのに、屍になっていくケースもいくつか見てきました。

地域に入って/帰って、貢献したいという気持ちが強いなら、どうせなら成功してほしい。

そして、
起業家は地域を変えることができるけど
それを支えるNo.2やCXO候補こそが今足りておらず
そういう人材がどんどん地域に入ることによって、地域の成長は加速していくこと。

逆に、そういう人材が入らないため、せっかく起業してもダメになっていくケースもあること。

それが、起業家"だけ"が地域を変えられる訳じゃない。と言っている理由です。

同志よ、共に学び合い高め合いませんか。

というわけで、営業です。
私たちの仲間になってくださる方に、2本のイベントでのMeetupを予定しております。

▼8/4(金)19:30〜はオンラインで。

▼8/25(金)19:30〜は東京・浅草橋のリアル会場で。

雰囲気はこんな感じです。

参加者の熱量が高くて、、、
地域にいずれ帰りたいけど、もっと実力を積まないとダメだよな。今の自分で通用するのかしら。という問いを持った人が多く集まってくれました。

いやいや、大丈夫なんです!だから安心して、飛び込みましょう。いきなり飛び込むのが怖いなら、段階的に入り込むための慣らし期間あります。ローカルプレイヤーズで一緒に学び、実践しましょう。

ぜひ、 #ローカルプレイヤーズ をTwitterで検索してみてください。
イベント参加者の満足度、熱量はそれでわかっていただけると思います。

そして公式Twitterアカウントも是非フォローお願いいたします。
本事業における情報更新や、講師の方々の熱い言葉、同志の近況などを中心に更新して参ります。

迷っている方は30分面談しましょう

面白そう!だけど受講料は198,000円・・・ちょっとすぐには決められない。
じゃあ30分、話してみませんか?
全力で営業かけられるかもしれませんが(笑)

まずは、もう1回、ローカルプレイヤーズの公式サイトも見て、発起人・講師たちの想いを感じてみてくださると嬉しいです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!
それではどこかでお会いしましょう!きら星の伊藤でした。

「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。