見出し画像

2023年2月10日公開『小さき麦の花』 ポスタービジュアル&予告編解禁!

今年のベルリン国際映画祭で大きな話題を呼んだ『小さき麦の花』(原題:隐入塵煙/英語題:RETURN TO DUST)が、2023年2月10日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開!
このたび、ポスタービジュアルと予告編が解禁されました。

2022年ベルリン国際映画祭コンペティション部門正式出品。 互いに寄り添い、土に寄り添い、生きる。愛という言葉は一度も出てこないけれど、これは〈永遠の愛〉についての物語。

舞台は中国西北地方の農村。貧しい農民のヨウティエと内気なクイインは、互いに家族から厄介払いされ見合い結婚。力を合わせ、作物を育て家を作り、懸命に生きるが、変わりゆく時代の波にさらされる……。互いに寄り添い、土に寄り添って、慎ましく生きる農民夫婦を描いた『小さき麦の花』。
ベルリン国際映画祭の星取りでは驚異の4.7点(5点満点)をマークし、金熊賞最有力と絶賛されるも無冠。しかし、中国公開時にはレビューサイトでも本年度中国映画ベスト1の評価を得てじわじわ広がり、公開後2ヶ月経ってからTikTokが火付け役となり、若い世代を中心に興行収入トップに躍り出る大ヒット<奇跡の映画>と呼ばれる作品となりました。

ポスタービジュアル&予告編解禁!

日本版ポスターは、農民にとって命の源ともなる豊かな水辺で束の間の休息をとるふたりとロバの姿を映したもの。これだけでも心が癒されます。予告編は、作物を育て、質素な家を作り、互いを慈しみあう姿とともに、立退を迫られたり、豪雨に見舞われたり、いくつもの障壁が彼らの前に立ちはだかる様子が描かれます。

「愛という言葉は一度も出てこないが、愛情の本質が極限まで表現されている」(搜狐)という映画評が多くの観客に支持され、格差の拡大や過当競争の中で生きる都会の若者が、このふたりの生き方に感動した理由が見えてくるようです。

監督は『僕たちの家に帰ろう』のリー・ルイジュン。本作が大きな飛躍の一本になりました。
数々の大ヒットドラマや2018年中国No.1ヒット『オペレーション:レッド・シー』などで知られる国民的女優ハイ・チンがノーメイクで農村の女性になりきり、監督の叔父で実際に農民でもあるウー・レンリンと夫婦役に挑んだことも話題を呼んでいます。

中国第5世代の名作や、現代の名匠ジャ・ジャンク―作品に連なる新たな名作と高く評価されている『小さき麦の花』。
来年の公開をぜひご期待ください!


■『小さき麦の花』公式サイト

■公式Twitter

■公式Facebook