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オススメ!高校生の青春映画5本

海の日も過ぎて、梅雨も明けて、いよいよ夏本番ですね。
暑い、暑いよ。
暑いけども、自分は夏が好きなのでまあ歓迎しております。
とはいうものの、熱中症には気をつけましょう。レッツ水分。

今日はタイトルにあるように、
高校生が主役の青春映画を紹介したいと思います。
高校生=青春とくくるのはちょっとと思うけど(いくつになっても本人が青春と思えば青春なのだ)、でもまああの年齢だからこその良さももちろんある。

ただ「恋愛バンザイ」ってキラキラしてるものとはちょいと違うかな。
でも面白いですよ。ご紹介します。

※トップ画像はせんとくんの「こちらへどうぞ」ポーズ。
さあさあどうぞ~。


桐島、部活やめるってよ

はい最初は「桐島、部活やめるってよ」です。
2012年作品で、監督は吉田大八氏。
これ、先月末に観たのですが面白かった。
原作は朝井リョウさんの小説、有名ですよね。
いわゆるスクールカーストの上と下の人たちの話で、下の人たちからの逆襲が描かれています。

曜日を繰り返す構成になっていて、同じ場面を視点を変えて描くことで、ミニマムな話なのに不思議なボリュームが生まれてます。
106分作品なのだけど、中身が詰まってる。

あと、ラストシーンが秀逸。
東出昌大さん演じる登場人物が野球部のグラウンドを見ている後ろ姿で終わる。
東出さんはスクールカーストの上の方の人なのだけど、実は空っぽな寂しさみたいなものが表現されてる。
遠景の野球部員、ひどい言い方をすればモブキャラみたいな人たちに想いを馳せようという、この作品テーマにぴったりの終わり方。
胸にきます。

GO

お次は2001年作品の「GO」。
監督は行定勲氏、主演は窪塚洋介さん・柴咲コウさん。
これも有名な作品ですよね。
在日の主人公のアイデンティティをめぐる物語。
この作品は台詞が気持ちいいっす。(脚本は宮藤官九郎さん)
あと何といっても、最後の台詞がいい。

激しいオープニングが売りになっているけど、自分はラストシーンがとっても好きなのです。
この作品って激しい部分が多いから、落としどころが難しい。
そのまま突っ走って終わっちゃう手もあるんだけど、それだとちょいと現実感がなくなるきらいもある。(そういう良さもあるんですけどね)

青春映画は「これからも人生は続く」って印象があった方がいいと思うから、この着地点は素敵。
優しくて温かい終わり方。
ここまで言われると最後の台詞、気になりますよね?

柴咲さんの「どこか暖かい所行って、考えよ」です。
普通の台詞に聞こえるかもしれないけど、まあこれがグッとくる。
映画のマジックのひとつですね。

サマーフィルムにのって

3番目は「サマーフィルムにのって」です。
2021年作品で監督は松本壮史氏。
あ、今人気の河合優実さんが出ています。ファンの方ぜひ。

時代劇が大好きな女子高生が同じ映画部内のキラキラ映画好きに負けじと、自分なりの時代劇を撮るお話。
プラス未来からタイムスリップしてきた男子との絡みあり。

まあ恋アリSFあり映画愛ありの高校生もの。
こう書くとベタっぽいけど、自分は「星の王子様」の著者、サン=テグジュペリさんの名言「愛はお互いを見つめ合うことではなく、同じ方向を見ることだ」を思い出します。

「世界に自分たち2人しか存在しない」みたいな恋愛も素敵なのだけど、「歩みを共にする」恋愛もある。おススメです。

渚のシンドバッド

はい、4番目は「渚のシンドバッド」です。
え~っと、自慢みたいで大変恐縮してしまうのですが、自分の「渚のシンドバッド」の感想文↓↓↓のビュー数がまた最近伸びてまして、自分にはよく理由が分からないのですが、こちらを読んでいただいた方が魅力が伝わるかと。
なので、よろしくお願いします。

1995年の作品で、監督は橋口亮輔氏。
ノックアウトされた作品だし、夏にぴったりでございます。


セーラー服と機関銃

はい、最後は「セーラー服と機関銃」です。
1981年作品で、監督は相米慎二氏。
主演は薬師丸ひろ子さん。「カ・イ・カ・ン」のフレーズで有名ですよね。

今の若い人は知らないですよね。
自分もリアルタイムで観たわけじゃないけど、ある種古びないというか。
女子高生がヤクザの跡目抗争に巻き込まれるひねったお話。
さらに、女子高生のファーストキスがヤクザのおっさん(の遺体)という、さらにひねった恋愛もの。
まあお話は荒唐無稽なとこはあるけど、相米監督の長回しカットは良いですよ。
薬師丸さんの歌もいいです。

以上5作品でした。
暑い日、外には出かける気がしないけど、ドキドキしたい方はぜひ。

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