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怖い映画感想文2本「ノック 終末の訪問者」「バーバリアン」 入口は面白い、出口はご自身の目で

配信で「ノック 終末の訪問者」と「バーバリアン」を鑑賞しました。
作品についてあれこれ書こうと思います。
で、ネタバレなしでいこうと思います。

ただ最初に正直に言うと、自分は両作品とものれなかった…。
でもタイトルに書いたように入口は面白かったので、そこら辺を書こうと。
もしご興味持たれたら、出口がどうなっているかはご自身の目でお確かめくださいあそばせ。


ノック 終末の訪問者

今年(2023年)4月に公開された作品。
アメリカ映画で、監督は「シックス・センス」で有名なシャラマンさん。

簡単なあらすじとしては、男性同性カップルとその娘の3人家族が山小屋で休暇を楽しんでると、物騒な道具(斧とか)を持った男女4人がやってきます。
で、その4人が「あなたの家族の誰かの命を犠牲にすれば、世界の終末を防ぐことができる。お願いだから、その一人を決めてくれないか」と言ってくる。
カップルはさっぱり意味が分からないので抵抗するのだけど、椅子に縛り付けられてしまう。TVをつけると、感染病が広まり出したというニュース。これは一体どういうことなのかーーー。

これだけ読むと面白そうな感じがしませんか?
自分もこの入口にひかれて鑑賞したのですが、う~ん、その後の展開はなんだかなあという感じ。
ドキドキするといえばするのだけど、痛い描写で話を引っ張るから気が滅入る。

いわゆる「究極の選択」をネタにした映画ですよね。
でも元も子もないことをいえば「命を差し出せば、世界の終わりを防ぐ」ってとこに何の因果関係もないではないか。
「生まれてから一度も笑ったことのない不愛想なおじさんを笑わせたら、世界の終わりを防げる」でもいいではないか、と自分はツッコミを入れてしまった。
「命とか、そんな大層なもん持ち出さんでもええやんけ」と関西弁を発したくなる。(ルーツは関西の人間です)

まあでもそんなノリでは映画にならないのでしょう。
(話がそれるけど、関西弁の「世界を救う」系の映画観てみたい。「ほな、世界救いまっせ」的な。)
だからシャラマン監督は「命」と「世界の終わり」を持ってきて、大スケールの「究極の選択」を展開した。
ちょいと宗教的要素も含まれてるから、「因果関係」とかいうのは野暮なんだと思う。
占いとか予言に因果関係は?って聞いたら、興ざめですもんね。

なので、そういうのは抜きにして、設定を楽しむ映画だと思う。
秋の夜長にこういう設定を楽しむのもよいのではないかと。

もし時の総理大臣が家にやってきて、「実はある異星人からコンタクトがあって、あなたを差し出せば地球を侵略するのをやめると。全人類のために、お願いだから一緒に来てくれないか」と言われたらどうしますか?

実は藤子・F不二雄さんの漫画短編に似たようなのがあって、ある男子予備校生がUFOから身柄を渡されるように要求される。なぜ彼が選ばれたかは分からない。各国の首脳間で仕方なく彼を引き渡すことが決まる。でもそれをジャーナリストがかぎつけ、人権的観点から彼を救おうとするのだけど‥‥。
「いけにえ」というタイトルです。こちらはライトタッチの作品。自分はこっちのノリの方が好き。
ご興味あればこちらもぜひ。

バーバリアン

こちらはゴリゴリのホラー映画。
2022年のアメリカ映画で、監督はザック・グレッガーさん。

こちらのあらすじは、ある女性が面接のためにデトロイトのレンタルホームを訪れると、すでに男性が泊っていてダブルブッキングしていることが判明。
夜も遅いし雨降ってるし他に泊まる場所もないし男性も親切そうなので、女性はそこに泊まることにする。
さて男性が親切なのはほんとに親切な人なのか、それとも裏があるのか。さらにその家の地下室には隠し扉があってーーー。

こちらもこの入口にひかれて鑑賞したのだけど、う~ん、全体的に裏をかこうとし過ぎてる感じがしました。

でもこういう都市伝説的な導入は好きです。
自分は他都市に旅行に行って、ネットで地元の知る人ぞ知るみたいな料理屋を調べて入って(そういうところに入りたくなりますよね)、中には常連さんらしきお客さんしかいなくて皆さん愛想が良くて、でも実はみんなグルで、ここで身体が痺れて動けない薬盛られたらどうなるんだろう、って妄想したことあります。。。
実際はそんなことなくて、美味しい料理をいただきました。

映画はこういう話ではないのですが、こんなにネット環境が整って情報はいくらでも調べられても、違う街に行くと当たり前だけど違う空気感がありますよね。
行ってみないと分からないことって確実にある。
もちろん正負の両面があって、旅行や引っ越しでこんないい場所あるんだってこともあるけど、その逆もある。
その人の感性によって、また印象も変わる。

自分は両作とものれなかったのだけど、それも個人の感性。
あんがい高評価の裏でサクラかもしれないし、あんがい低評価の裏で関係者への恨みがあって貶めようとしているのかもしれない。

なんてね。
「バーバリアン」はその裏には何があるか分からないっていうホラー映画です。
ぜひご自身の目でお確かめくださいませ。

っていって実はこの記事はAIが書いているかもしれません。
なんてね。
ちなみに映画はAIとか関係ないです。
っていって…。
もういやー!

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