聖地、神宮球場。
2022年8月30日㈫。
ここ数ヶ月間の中で
1番楽しみにしていたイベント当日を迎えた。
乃木坂46、真夏の全国ツアー2日目。
聖地と言われる神宮球場でのライブ。
そもそもライブ自体あまり行った経験がないので、前日になるまで実感がわかなかった。
上京してから気にして見るようになった乃木坂46。
それまでは名前を知っているだけだったのに、今ではすっかりハマっている。
ライブに行くことになったのは友人から出たシンプルなひとこと。
「乃木坂のライブいかん?」
その友人が乃木坂を気にし始めていたのは知っていたが、その言葉が出てくるとは思わず驚きつつも自分はすぐに「行こう!」と答えた。
チケットはなかなか取れなかった。
先行抽選を外しまくって、最後は諦め半分で見切れ席のチケット争奪戦に参加した。
家族にも手伝ってもらい運よくチケットを取ることができた。
嬉しさもあったがまだ実感は湧いていなかった。
当日。
雨が降ったり、やんだりを繰り返す天候の中、開場2時間前に到着。
それと同時にあまりの人の多さに圧倒された。
どこを見ても列ができている。
とにかく、人人人!
これが日本のトップアイドルの実力かと痛感した。
タオルを首や腰から下げる人、推しの写真が載っているチケット入れを首かける人、推しがプリントされているポンチョのようなものを着ている人、たくさんの生写真をファイリングしたものを抱えている人。
どのファンからも乃木坂に対する熱量を感じ、友人と2人互いに初めての僕らはひしひしと伝わるその熱量にも圧倒されていた。
開演時間が近づくにつれて雲行きが怪しくなっていく。
開演直前になると小雨だった雨の勢いは増していた。
ただどれだけ雨が降ろうとも神宮の熱気は冷めることなく、どんどん盛り上がっていった。
画面を通じてしか見ることなかったアイドルの姿を確認し、本当にあの人たちは存在するんだ、画面の中にいる人じゃないんだと思ったりした。
いつも見る彼女たちとライブの姿はまるで違った。
とにかくカッコよかった。
オールナイトニッポンでは自堕落な野球大好きアイドルだと思っていた久保さんが特にカッコよかった。
立ち振る舞いが神々しかった。
1期生の2人にとって最後の夏で、乃木坂46としても世代交代のタイミングなんだとライブを通じて感じた。ずっと応援してきた人からしたらそれは堪えがたいことなのかもしれないけれど、自分としてはいいタイミングで乃木坂46にハマったなとも思えた。
そうはいっても10年以上続いてきているグループなので、知らない曲もたくさんあった。そんな中でお気に入りの曲が流れた時は体が勝手に反応してあ!と声も漏れた。鳥肌も止まらなかった。
そして、始めて生でみた乃木坂はみんな美人で可愛くて双眼鏡から目が離せなかった。何度も言うが、こんな子たちが本当に実在するんだと驚いた。
ライブ終わりの帰り道はこれまた人の流れに飲まれながらライブの余韻に浸りながら帰った。帰宅しても気持ちは昂っていた。林間学校で好きな子見つけたけど、ろくに話せず憧れだけを抱いて帰ってきたあの感覚に近い気がする。
今年の夏、いい思い出ができた。
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