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映画チア部の映画紹介

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映画チア部で紹介してきた映画の記事をまとめてみました!
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記事一覧

【ぴあフィルムフェスティバルin京都×映画チア部】 映画チア部おすすめ!「PFFアワード2021」

皆さま、こんにちは。 1/8~1/16に京都で開催されるぴあフィルムフェスティバル。 前回の記事では、目玉企画のひとつである「ナワポン・タムロンラタナリット 監督特集~タイからの新しい風~」の作品を紹介しました。 vol.1はこちら↓ さて、今回はPFFのメイン企画である「PFFアワード2021」の作品たちを紹介していきます! 毎年、様々な注目作品、注目監督が誕生しているPFFアワード。 今年も新鮮で面白い作品が勢揃い! 早速、チア部員のレビューとともに厳選した8

【ぴあフィルムフェスティバルin京都×映画チア部】 タイの大注目監督!「ナワポン・タムロンラタナリット監督特集」

皆さま、明けましておめでとうございます! 本年も映画チア部をどうぞよろしくお願いいたします! さて、2022年がやってきたばかりですが、早速大きな映画イベントが開催されます! 毎年、チア部も関わらせていただいているインディペンデント映画の祭典「ぴあフィルムフェスティバル」が今年は京都で開催されます!! 4年ぶりとなる関西での開催、とっても嬉しいですね。 今回はどんな作品に出会えるのか楽しみです。 開催に向けて映画チア部のnoteでは、2回に分けて厳選した一部の作品を紹介

映画『空白』は人間関係に悩める人にとって、教科書のような作品かもしれません。※後半の感想はネタバレです

こんにちは!映画チア部の(かず)です。 今回の映画の紹介は、9月23日公開の『空白』です。 試写会にて観賞したのですが、感想を書きたくて公開日に合わせた記事になっています!色々と考えさせられる映画でとても良かったです! 後半の感想はネタバレになっているので注意して下さい。 あらすじ漁師の添田充(古田新太)は、中学生の娘の花音(伊藤蒼)と二人で生活していました。充はいつも怒っていて、周りの人が近づき難い性格でした。充がそんな性格なので、もちろん花音とは会話ができない関係で

映画『ビースト』は、現実離れしているように思えない身近に潜む恐怖を感じました。

こんにちは!映画チア部の(かず)です! 映画『ビースト』が10月15日から公開します。 今回は映画『ビースト』をより楽しんでもらうための注目ポイントを紹介します! あらすじすべては行方不明の女子高生が遺体で発見されたところから始まります。この事件をきっかけに、刑事のハンス(イ・ソンミン)とミンテ(ユ・ジェミョン)は、お互いに昇進を掛けて事件の犯人を追うことになります。最初にハンスが捕まえた容疑者は、ミンテに冤罪であることを暴かれてしまいます。 そんな中、事件が行き詰まり

韓国版?!リメイクされて戻ってきた『ジョゼと虎と魚たち』

こんにちは!映画チア部の(りえ)です。今回紹介する映画は10月29日に公開される『ジョゼと虎と魚たち』です。 今作品は今まで実写映画化、アニメ化がされてきましたが、私は韓国版で初めて拝見させていただきました。 今回、初めて観る方はもちろん、今までの作品を観てきた方にも是非観ていただきたく『ジョゼと虎と魚たち』の魅力を紹介します。 出典:https://eiga.com/movie/95500/gallery/16/ あらすじ 卒業を控えた大学生のヨンソクは、ある日、道

『ハロウィン KILLS』の恐怖は、想像を上回っていました。

こんにちは! 映画チア部の(かず)です。 10月31日といえばハロウィンですね! 日本でもお馴染みのイベントとなりました。 今年の仮装はもう決めましたか? ぼくはSNSでみんなの仮装写真を楽しみます(笑) 今回の記事は『ハロウィン』シリーズの最新作『ハロウィン KILLS』を紹介します!! 前作『ハロウィン』(2018)から3部作の公開が予定されているのですが、『ハロウィン KILLS』は2作目となります。 マイケル・マイヤーズの恐怖が更に増した今作に注目です! あら

(ネタバレ)『恋する寄生虫』を見ました

ストーリー高坂賢吾(林遣都)は、幼少期の出来事がきっかけで極度の潔癖症だった。そんな賢吾はある日、ある男(井浦新)に佐薙(さなぎ)ひじり(小松菜奈)の面倒を見て欲しいと依頼される。ひじりは幼少期の出来事がきっかけで極度の視線恐怖症だった。そんな二人が依頼をきっかけに出会うことになる。出会うことにより二人は恋に落ちるのだが、この恋には寄生虫が働いていたのであった。 「精神障害=寄生虫」の設定が気持ちを軽くした 「精神障害=寄生虫」 これが映画を観て気付く設定であった。 今作

構造≪いま≫を暴くこと、映画『アンテベラム』とインターセクショナリティ(ネタバレあり)

※このnoteは映画『アンテベラム』のネタバレを含みます。 全てがでっちあげさ、目を見開いて注意しておけ (ドラマ『アトランタ』(2016年~)より) 映画『アンテベラム』はわかりやすく作られている。それは決して撮影や脚本がチープということではない。作品自体の持つクリティーク(批評)性の実行の話である。映画に詳しい人であれば、”『ゲットアウト』『アス/Us』のプロデューサー”という前情報を見た段階で既に今作が人種差別を主題とした映画であることは想像に易い。そうでなくとも、

走るミュージカル!?新たなカーアクション映画『ベイビー・ドライバー』

みなさん、こんにちは。(まっぴぃ)です。 7/17(土)に開催します、パルシネマ×映画チア部オールナイト上映まで、いよいよあと2日に迫りました! 我々、映画チア部も、オールナイトに向けて着々と準備を進めております! 「This is my playlist」のテーマに合わせ、みなさんに楽しんでもらえるような企画をいくつかご用意しておりますので、ぜひ、隅々まで楽しんでいただけたら嬉しいです! さて今回は、3本立ての最後を飾ります『ベイビー・ドライバー』についてご紹介しま

大ベストセラー小説を映画化!一途な愛を描いた心温まる作品「陽だまりの彼女」

初めまして!(えま)です! 最近お天気のすぐれない日が続いていますが、 みなさんいかがお過ごしでしょうか? ついに今週7/17(土)、パルシネマしんこうえんにて、パルシネマ×映画チア部のオールナイト上映が開催されます! 今回のテーマは『This is my playlist』 連日続く雨で憂鬱な気分になっている方も多いと思いますが、そんなジメジメした気持ちを吹き飛ばしてくれるような音楽が印象的な映画3本立てです! 今回は上映作品のひとつ、「陽だまりの彼女」をご紹介しま

社会派青春ミュージカル?『最初で最後のキス』

来たる7/17(土)、延期となっていたパルシネマ×映画チア部のオールナイト上映イベント『This is my playlist』が開催!!! そこで今回は、このイベントの1本目を飾る『最初で最後のキス』の紹介をしていきます! この記事を読んで興味を持った方は、ぜひオールナイトイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか? (チケットはパルシネマにて前売り券が購入可能。また、前売り券のみ座席指定ができる仕様となっています。) あらすじ 出典:https://eiga.c

誰もが知るあのアートはいかにして生まれたのか。『キース・ヘリング〜ストリート・アート・ボーイ〜』

みなさん、お久しぶりです!(まっぴぃ)です! 先日の”映画チア部とホンネでシネマ#4”では、『SNS-少女たちの10日間-』を取り上げ、ドキュメンタリー映画についてたっぷりとお話しました。 (YouTubeにアーカイブが残っておりますので、まだお聞きになっていない方はぜひ! https://youtu.be/WXctggTTlBg ) ドキュメンタリー映画と聞くと少しお堅いイメージがある方もいるかもしれません。実情を追った分、少し、教科書的になりやすく、社会派な感じがして

ジャンル分け不可!?新境地エンターテインメント映画『すくってごらん 』

こんにちは!(まっぴぃ)です! 大学生になって初めての長ーい春休みに突入して早くも1ヶ月以上が経ったというのに、緊急事態宣言下であったこともあり、先月はひたすら映画鑑賞しかしておりません…!!! こんなにのんびり、自分の好きなことだけをして過ごせる長期休みも学生の特権ではありますけどね! ところでみなさんは、どんなジャンルの映画が好きですか? やっぱり迫力満点のスタントを味わえるアクションムービーでしょうか。 それとも、主人公の頑張りや成長に心動かされ、涙の止まらなくな

時代に翻弄されるヤクザという職業を描いた「ヤクザと家族」

こんにちは。映画チア部の(ゆうき)です。私たちの住む兵庫県では現在2度目の緊急事態宣言が発令されていていますが、みなさん自粛期間をどうお過ごしですか?私は日々Netflixを大活用して映画・アニメ・ドラマを見る毎日を過ごしています。 さて、今回紹介する映画は1/29(金)から全国のシネコンで公開される「ヤクザと家族 The Family」です!我らの地元神戸では、OSシネマズミント神戸で公開予定です! そんな今作を監督したのは、2019年の第43回日本アカデミー賞にて、作