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『マイ・シークレット・ワールド(My Secret World: The Story of Sarah Records)』上映会レポート

こんにちは!
映画チア部大阪支部の(なつめ)です。

まずい、本当にあっという間に去ってしまう3月!!
4月に入ればこれまでとは違う、新しい環境での生活が始まる方も多いのではないでしょうか。
映画チア部大阪支部からも、2,3期生の先輩方が3月をもって卒業され、新しい生活を始められます。

今回は、そんな先輩方が行った『マイ・シークレット・ワールド(My Secret World: The Story of Sarah Records)』上映会のレポートをお届けします!
4月を迎える前になんとしても書き上げたかったレポートです、是非最後まで読んでください🌸

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まず、この映画はどんな映画なのか、ということについて。

イギリス・ブリストルで1987年に創設され、1995年にレーベル100作目を発表しその活動に終止符を打ったサラ・レコーズというレーベルについてのドキュメンタリー映画です。
レーベルの創設者であるクレア・ワッドさんとマット・ヘインズさんをはじめ、サラ・レコーズの数々のアーティストや音楽関係者、ファンがインタビューに答え、サラ・レコーズから発表された数多の名曲と当時の貴重な映像を織り交ぜながら、サラ・レコーズの歴史や魅力が描かれています。

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この映画自体は2014年にイギリスで制作・公開されましたが、日本では未公開でした。
日本未公開のこの映画がシネ・ヌーヴォで上映されることになったそもそもの始まりには、サラ・レコーズが活動していた頃にはもちろん生まれておらず、後追いでサラ・レコーズの大ファンになった我らがチコさんの、「この映画を日本で、シネ・ヌーヴォで上映したい!!」という熱い思いがありました。
そんな思いをエネルギーに、チコさん曰く拙い英語で交渉メールのやりとりを行い、上映権を獲得し、宣伝し、上映会を実現することができました。
後輩からすると、「好き!!」の気持ちをとことん大切にし、実現させるその力には尊敬しかありません…。

また、11月14日の1日限定上映会の後には、映画にも出演しているサラ・レコーズの創設者クレア・ワッドさんとのリモートティーチインが行われることに!!これはファンの皆さんも盛り上がったのではないでしょうか…!?

そして、「一人でも多くの学生に観てほしい」という気持ちから、この映画では一般料金とは別に学生料金を設定したほか、学生先行チケット販売を実施しました。

そうして迎えた11月14日。
シネ・ヌーヴォには恐らくサラ・レコーズのファンなのであろうお客さんや若いお客さんが沢山来てくださり、満員御礼となりました!めでたい㊗️

上映後にスクリーンに現れたクレアさんは、朝早くにもかかわらず、チア部からとその場で募ったお客さんからの質問に沢山答えてくださいました。

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このティーチインを文字起こしした記事は以前に出しているので、こちらも読んでいただけると嬉しいです👇

私自身、この映画を観るまではサラ・レコーズのこともこのレーベルから発表された曲のことも全く知らず、何も知らない状態で観ても楽しめるのだろうかと不安でした。

しかし、映画が始まってしまえばそんな不安は一瞬で消え去り、サラ・レコーズとその音楽、レーベルを取り巻く魅力的な人々、ブリストルの美しい風景の虜になってしまいました。

また、映画を観る前は、この映画はサラ・レコーズというレーベルの歴史を追ったただの(と言うと語弊があるかもしれませんが…)ドキュメンタリー映画なのだろうと思っていましたが、決してそれだけでは終わらないものでした。

何かに挑戦する、何かを生み出す人だけが味わう味わえる、とんでもない面白さと同時に生まれる怖さ。
人と人の間に関係性を構築するということ、信頼し信頼されることの大切さと難しさ。
そんな時代だったとはとても言えず、今もなお残る女性差別問題の根深さとそれに立ち向かう姿勢。

語られるのはサラ・レコーズのとても特別な歴史・思い出で、だけど同時に普遍的なメッセージで、何度も立ち止まって心に刻みたい気持ちになりました。

企画としても、個人的にも、とても素晴らしく終わった上映会でした。

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そして、3月。つい先日のことです。
2,3期生卒業企画として、再度上映権を獲得し3日間(19,20,27日)限定でシネ・ヌーヴォでの再上映が決定しました!

また、

○19日の上映後にはEven As We Speakのメアリー・ワイヤーさんとのリモートティーチイン
○20日の上映後には多屋澄礼さんとのトークショー
○27日の上映後にはHeavenlyのアメリア・フレッチャーさんとのリモートティーチイン

が行われることも決定しました!
箇条書き形式にしないと読みにくいくらい盛りだくさんで豪華な内容です…これを実現させる力量たるや…(震)

私は27日の上映会に行きました。
この日は上映最終日であると同時に、2,3期生最後の上映会だったので、上映前からなんだか寂しい気持ちになっていました。

裏で準備をしていた先輩方曰く直前までトラブルが起こっていたそうですが、無事にアメリアさんとのリモートティーチインをすることができました。

アメリアさんが音楽を始めたきっかけや現在の音楽活動についての音楽にまつわるお話だけでなく、Heavenlyがかつて日本でライブをしたこともあって、日本での思い出や好きな日本食のお話なども伺いました。
また、現在は音楽とは関係のないお仕事をしておられるアメリアさんの、音楽と仕事を両立することについてのお話は、個人的にとても大切だと感じました。

最後にはHeavenlyメンバーでアメリアさんの夫のロブさんにも登場していただき、日本の皆さんへのメッセージをいただきました!
朝早くからありがとうございました!!

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私自身日本初上映の11月以来だったので、また新鮮な気持ちで鑑賞することができ、1度目とはまた違う感想を持ちました。

レーベル100作目を発表してその活動に幕を閉じたサラ・レコーズ及びその創設者の2人の姿と、寂しくて名残惜しい気持ちは十分にありながらも、ずるずる続けるのは良くないと、最高の形で卒業しようと決めた2,3期生の先輩方の姿が重なって見えました。
沢山の困難に直面しても、「好き!やりたい!」の強い気持ちで乗り越え、私たちに魅力的な世界の数々を見せてくれた先輩方の姿を間近で見ることができた私はラッキーだったと、上映会とリモートティーチインを終えて泣きそうになりながらスクリーンの前に現れた5人の姿を見て思いました。

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最後はとても個人的な話になってしまいましたが、とても歴史的な瞬間を目の当たりにした上映最終日でした。
上映が終わってシネ・ヌーヴォの前での写真撮影。みんな名残惜しくて、何度もどんなシーンも写真に収めました。

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気づくととても長くなっていましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。これにて、2,3期生企画のレポートは終わります。

最後になりましたが、2,3期生の先輩方、本当にお疲れ様でした。本当にありがとうございました。
一緒に映画チア部大阪支部として過ごせた時間はとても短かったけれど、とても貴重な瞬間を、すぐ近くで見させていただけた奇跡のような日々でした。

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この4月からは、私たち4期生がチア部の活動を行っていきます。一体どんなことができるのか、いや、果たして私たちに何かできるのか、まだわかりませんが、4期生3人で面白いことをしようと画策中ですので、今後の映画チア部大阪支部の活動にも注目していただけると嬉しいです。
これからも何卒よろしくお願いいたします!!!

最後の最後に!すみません!映画チア部大阪支部部員大募集中です🔥🔥
映画が好き!チア部の活動面白そう!面白いことを一緒にやりたい!そんな学生さんがいらっしゃいましたら、是非映画チア部大阪支部のTwitterやInstagramのDM、メールに連絡をください!

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