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この主役、もはや少年ジャンプの主人公!?SF映画の金字塔『マトリックス』

皆さん、こんにちは!今回もオススメの映画について語っちゃいたいと思います!

今回はかっこよさに痺れちゃうSFアクション映画『マトリックス』をご紹介いたします!

昨日、本作を観たことがないという友人と観たのですが、友人には話の内容が難しくてついていけないと言われちゃいました(汗)。確かに私自身初めて観た時は理解しきれていませんでした。なので今回はマトリックスの世界観についてお話ししながら魅力について語って行こうと思います!

あらすじ

大手ソフトウェアで働く青年の裏の顔は天才ハッカーで通称ネオ。ある日、謎のメールを受け取ったのを機にトリニティという女性に出会います。同じくしてモーフィアスという男性を追う謎の黒スーツの集団にも狙われ始めます。ネオはトリニティに導かれてモーフィアスと対面する。モーフィアスはネオに青いカプセルと赤いカプセルを差し出します。

「青いカプセルを飲めば、話はここで終わる。ベッドで目覚め、元どおりの生活が待っている。赤い薬を飲めば、不思議の国のウサギの穴の奥底へと降りていける」

青いカプセルを飲めば昨日と同じ明日が待っている。赤いカプセルを飲めば世界の残酷な真実を知り、もう知らなかった頃には二度と戻れない。ネオは、赤いカプセルを飲み、世界の真実を知ることになります。

あらすじはこんな感じなのですが、これだけではイマイチ世界観がわからないですよね。次の項目で、本作の世界観について簡単に説明していこうと思います。もし、100パーセント何も知らない状態で本作を楽しみたいという方は、これから先の内容は読まずに鑑賞してください!

『マトリックス』における現実世界と仮想世界

モーフィアスが語る世界の真実。それは、ネオを始め人類が生活し生きている1990年代は仮想世界であり、現代は自我を持ったコンピュータが人類を培養して自らの電力にしている数百年後の未来であるということです。過去に人類への反乱を起こしたコンピュータ。人類はコンピュータが太陽光でエネルギーを得ていることから、核で空を闇に覆ってしまいました。しかしその結果は裏目に出ます。コンピュータは人類を栄養源として扱う事を決めます。それ以降捕まった人類は液体漬のカプセルの中で一生を終えます。その間人類は仮想世界、つまり我々が認知する通常の世界で生きていると錯覚し続けているのです。その中で僅かながら目覚めることのできた人類はずっとコンピュータへの反抗を続けているのです。

ネオは救世主なのか?

反抗し続ける人類ですが、コンピュータの力は絶大です。しかしモーフィアスはある伝説を信じています。それは、救世主が現れてコンピュータとの戦争を終わらせてくれるという伝説です。そして、彼らに協力する預言者オラクルはモーフィアスが救世主を見つけると予言します。ここで観たことのない方の中で予想できた方もいるかもしれません。実は、ネオがその救世主なのです。モーフィアス以外はネオ本人含め信じていませんが、モーフィアスは彼こそが救世主だと信じてカンフーなどの戦闘術を教え込みます。

当時最先端の映像技術と独特なアクションシーン

本作は実は20年も前の作品なのですが、今尚古めかしさを感じない斬新な映像でむしろ新鮮さすら感じます。それもそのはず。当時最先端のCG技術などを駆使してこの映画は作られて降り、そういった意味でも公開当時は大きな反響を呼びました。ちなみに、同年に『スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』が公開されており、こちらも内容はさておき映像面で反響を呼びました。

さらに、その技術を用いたアクションシーンも迫力満点で興奮間違いなし!スローモーションが多くて観やすい反面、多分ジャッキー・チェンぐらいじゃないとできないようなアクションがふんだんに盛り込まれています。壁を走るのは当たり前、連続蹴りはジャンプ込み。もはや笑っちゃうレベル。映画の内容が理解できなくてもアクションシーンだけで十分楽しめる映画です。

悟空やルフィに負けない!?救世主ネオ伝説

本作の主人公ネオは序盤ではただの会社員です。天才ハッカーという裏の顔を持ってはいますが、毎日普通に出勤して仕事する平凡な青年です。大家さんのゴミを代わりに出したりと優しい青年です。そんな普通の彼が突然自分の知らない世界を知り、実は救世主だと言われちゃう。ここまで聞いて、なんだか日本のアニメや漫画によくある展開だと思いませんでしたか?私はめちゃくちゃ思いました!しかもネオはこの後どんどん才能を開花させていきます。仮想世界で他の人間よりも素早い動きを繰り出し、銃弾を海老反りで避けたりなどなど。彼の成長ぶりに周囲も認めざるを得なくなります。

少しネタバレになるかもしれませんが、全3作ある『マトリックス』シリーズでネオはどんどん最強になっていきます。幾度かの苦難を乗り越えるたびに、まるでピンチのたびに成長する悟空やルフィを重ねちゃいます。まるでジャンプの主人公なネオの活躍を、ぜひ本編で確かめて欲しいです!

実はジェンダーにおけるメッセージが込められた多くの意味を持つ作品

本作の監督を務めたのはウォシャウスキー兄弟です。実は彼らはのちに二人とも性転換手術を受け、姉妹となります。最近の二人のコメントによると、実は『マトリックス』の中にトランスジェンダーについてのメッセーが多数込められているとのこと!その話を聞くまで私は全く気付きませんでしたが、すでに観たことのある方ももう一度観直すいい機会かも!?

そんなこんなで、今回は『マトリックス』についてお話しさせていただきました。続編の『リローデッド』と『レボリューションズ』はアクションの迫力が格段にアップしており、3作目で一応の完結となっているので、一気に3作観てしまうのもありかもしれません。個人的には3作一気に観て欲しいです!

最近『マトリックス4』の制作が発表され、ネオ役のキアヌ・リーブスとトリニティ役のキャリー=アン・モスの出演が決定しています。一体どんな話になるのかわかりませんが、筆者は楽しみで仕方ありません!





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