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アフガニスタンで起きた驚愕の殺人。

【The Kill Team】

~19年公開~
クライム/戦争/ドキュメンタリー
監督:ダン・クラウス

若い兵士アンドリューは正義感と愛国心に燃えアフガニスタンに渡る。
現地では地元住民を取り調べるばかりの退屈な日常が続いていた…。
ある日、上官が爆死するのを目の当たりにして、自分が常に死と隣り合わせであることを思い知る。
そこに新しく上官として赴任してきたのは、歴戦の猛者として名高いディークス軍曹だった。誇り高き軍人を前にし、アンドリューの士気は高まっていく。
しかし尊敬すべき軍人であるはずのディークスと任務にあたる内、ある事実を知ってしまう…。

【感想】



危険を冒してまで、『正義』を貫くか…。

それとも、権力に屈し目を瞑るか…。



戦場の中で、両方に怯えなければいけない状況は何と言葉にして良いかわからない…。

何故なら全世界が驚愕した『実話』なのだから…。

ショックしかない…。



今まで何度か、戦争の映画を見てきたけど、
基本『戦争映画』といえば、厳しい戦場に中、「仲間との絆」等の“美談”が描かれがちの中で起きた恐怖の実話…。

1人の若い兵士が、間で揺れ動く葛藤に、
ショックの言葉しかない。
何度も言うが、本当に衝撃すぎて、それしか出てこない。。。

戦争の前線で戦ってる軍人さんには、、、、
仕事であり、殺すか殺されるかの瀬戸際…。
ある意味尊敬もするのと、戦争って嫌だな…。の気持ちが出てくる戦争映画が多い中での、
今作品は、ただただ恐怖でしかなかった。

そりゃ同士がやられたら怒りがあるし、
その相手が憎くて殺したくなる…。
それは理解できる。
しかしこれは、戦争という場所が仲間が殺されたから狂ってしまったのか…?
そこは解らないが、イカれてるとしか言いようがない、、、
軍人ではなく、ただの殺人鬼だった。。。

これを見て思い出したのが、
「看守役」と「囚人役」の実験で実際に役を当てることで錯覚して暴力に及んだもの…。
あれに少し当てはまる様な気がした。

この映画の衝撃は計り知れないので見ていただきたいです…。

そして、今作品も『A24』が手掛ける作品ですので、間違いなしの一作となっております。




⚠️ネタバレ注意》

まさか、前線で戦ってるだけかと思えば、
武器を持たないアフガニスタンの民間人を殺し、楽しんでる…。
まさにゲームしている様な軍人達の姿に、
言葉を失う…。

何がそうさせたのか…?

戦争は人と人の殺し合い。

ただ、これは心の殺し合いの様だった。

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