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【雨に唄えば】映画界に燦然と輝く大スター
雨に唄えば
1952年 / アメリカ
監督:ジーン・ケリー
監督:スタンリー・ドーネン
ジーン・ケリー
デビー・レイノルズ
ドナルド・オコーナー
ジーン・ヘイゲン
【永遠のヒットメロディーにのせて、雨のハリウッドに花ひらく。】
トーキーの出現により、大騒動のハリウッド。それまでスターだったリナも、その悪声から将来が危ぶまれていた。パートナーのドンは、リナの吹き替えに採用されたキャシーに目をつけ、親友のコズモと一緒に彼女を次代のスターに担ぎ出そうとする。
・ネタバレなし感想
雨の季節なので雨の映画を!昔から雨が嫌いで少しでも好きになれたらと思って雨に関する映画をたくさん見てきたけど、やっぱり雨といえば本作は外せない。70年以上前の映画だけど20代の私でも聞いたことのある曲がたくさんあるし、サイレント映画からトーキー(音声あり)映画への移り変わりにあたってのドタバタや恋愛が絡むストーリーが面白い。
・こんな方にオススメ!
雨で憂鬱な気分が続いている方に!歌もダンスもそれぞれのキャラクターも陽気で明るいから、暗い気持ちが吹き飛ぶ。傑作ミュージカルであるのはもちろん、コメディとしても楽しめるからあまりミュージカルを見ない方もぜひ一度見て欲しい!本作をオマージュした映画も多いから古い映画をあまり見ない方も楽しめそう!
⚠️以下、ネタバレ含みます⚠️
・好きなシーン、セリフ、キャラ
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コズモ役ドナルド・オコーナーのダンスと顔芸がすごいし、中々周りに評価されなくても、いつも明るく笑わせてくれるアニメの中から飛び出したようなコズモのキャラクターがかわいい。ロックウッドとコズモが本当に幼なじみの親友に見えるし、息ぴったりにふざけるのもダンスするのも見ていて楽しい。
ヘビースモーカーで「奴らを笑わせろ/メイク・エム・ラフ(Make 'em Laugh)」でのダンスの撮影後3日寝込んだのに、監督に「もう一度やってくれる?」と言われ冗談だと思ってOKしたら本当にやることになったって裏話に可哀想だけどまさにコズモみたいで笑った。
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3人で歌う「グッド・モーニング(Good Morning)」は歌もダンスもすごく明るくて楽しい気持ちになるし、息の揃ったタップダンスのレベルが高くて撮影の大変さが伝わってくる。最後に3人でソファに倒れ込み笑い合う姿も含めて全てがすごく素敵。
見た後、キャシー役のデビー・レイノルズがダンス未経験者だと知って「ダンスの上手い2人と並んでも同じくらい上手く見える!相当努力したんだろうな。」と思ったのと同時に「そもそも未経験者によくこれをやらせようと思ったな。」と驚いた。
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ポスターにもなっているからこの写真は見たことがあったし、歌もどこかで聞いた事があって初めて見た時には「これが有名な!!」と興奮した。歌はもちろん傘と水溜まりを生かしたダンスが素敵。"小さな子供が雨の日に水溜まりで遊ぶ"ような動きを、こんなにもハッピーでオシャレなダンスにして映画に取り入れるのはさすが。何度も見たくなる名シーンのひとつ。
「そんな事はできん。彼女の将来を奪う気か?
それでも人間か。」社長
「人間?あたしは"人間"じゃないわ。
"映画界に燦然と輝く大スター"ですの。
それを見て。」リナ
リナはわがままで目立ちたがり屋の嫌な奴だけど、なぜか憎めず嫌いになれない(笑)。こんなにも自分に自信を持てるのはむしろ尊敬するし、今までの成功はリナの功績でもあるのにいきなり用済み扱いは少し可哀想。
リナ役のジーン・ヘイゲンは実際は美声の持ち主で、キャシーが吹き替えた歌を歌ってるのはジーン・ヘイゲン本人の方らしくてびっくりした。
・ネタバレあり感想
現代のミュージカル映画にも大きな影響を与えているだけあって、歌とダンスが最高。見る前から有名なミュージカル映画だったから歌やダンスがすごいのはわかっていたけど、想像以上だったしストーリーも面白くて初めて見た時は2時間があっという間に感じた。目も耳も楽しませてくれる作品だから何度も見返したくなるし、見たあとは音楽が頭から離れなくなる。
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