続々・何も知らない
実は過去2回ほど
「何も知らない」シリーズを書いている。
続きものではない。(なぜ続と書いた)
「何も知らない」
「続・何も知らない」
どちらも4年前のもの。
自分で言うのもなんだが
いいこと書いてるよわたし。
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30代半ばに差し掛かり
彼がいるとは言え
まだ独り身を謳歌しているわたしは
自分よりも年齢が若い友人と会うことが増えた。
そうなると必然的に
自分の経験を話すことが少々多くなる。
この前ゾッとしてしまった。
自分の中で少し
知った気になって話している瞬間を感じてしまったからだ。
もしかしてわたしは
自分が気がつかないうちに
「経験を話す」と言う形を借りて
相手に意見を押し付けるような
傲慢な振る舞いをしてしまっているのではないか?
とても不安になった。
わたしは何を知った気になっている?
わたしは何かを忘れてないだろうか?
よくよく考えてみると
年齢を重ねるにつれ
どう考えても自分よりも若い人が
物理的に多くなっていくだろう。
これは早急に
意識を変えなければならないと思った。
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そして先日のヨガレッスンの後。
いつもきてくれている方とのお茶タイムで
ようやくヒントを掴んだ気がした。
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『知らないことを知らないと言えない』
『わからないことが恥ずかしい』
そのかたは年齢を重ねるごとに
この思いが強くなってしまっていたのだが
ある日
「年齢関係なくすごい人はすごい。色んな人の考えを聞きたい」
と、いい意味で自分の力を抜き
年齢性別分け隔てなく
「相手へ尊敬」の気持ちを向けたことによって
驕ることなく素直にどの人とも向き合えるようになったそうだ。
まさにそれだと気づかされた。
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「わたしは何も知らない」
これを忘れて
全てを知った気になってしまうと
吸収できるものは
何一つなくなる。
自分の無知を忘れるなよまりえ。
教えるどころか
教わることだらけなんだから。
「わたしは何も知らない」
だからまだまだ
この世界のことを知りたい。
尊敬の念とともに。
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