見出し画像

今日の一曲 #110 アントニオ猪木 vs ビッグバン・ベイダー

 もう「曲」でも無ければ「落語」でもない何でもアリになってきた、このシリーズ。

 でも今日は、コレを載せるしかないのです。


 本日10月1日は、アントニオ猪木さんの一周忌です。

 仕事中にスマホを見て(←やっちゃイケないコトですが・・・)通知に「猪木」の文字だけが見えた時点でイヤな予感しかせず、急いでニュースを見たら、案の定それで、その場で崩れ落ちたのが一年前。

 時の流れは、早いものです。

 今日この日に試合を何か載せようと探していたら「新日本プロレスチャンネル」が、この一戦を載せてくれていました。

 猪木 vs ベイダー。 1996年1月4日、場所は東京ドーム。
 引退の2年前に行われた試合です。

 晩年の猪木さんは「魔性」と呼ばれる試合スタイルを開拓し、対戦相手を猪木ワールドに引きずり込んでいましたが、それがベイダーには全く通じない。 容赦ないパンチ、プレス。 そして戦慄のジャーマンとチョークスラム・・・
 それでも、一瞬一瞬の猪木さんの姿は、他のどんなレスラーも叶わない美しさと色気を放ちます。

 コールに合わせてガウンを脱ぐ姿。
 延髄斬りの空中姿勢。
 コーナー最上段からニードロップを放つ際の、時が止まったかのように見えるフォーム。
 そして、ベイダーの大技を喰らい青息吐息の表情・・・

 そのひとつひとつに、私は、私たちは、魅かれていったのです。
 どうか今日という日に、この試合を観ていただきたい。


 私のスマホの待ち受けも、猪木さんになって今日で一年が経ちました。




もし宜しければサポートをいただけると大変嬉しいです! いただいたサポートは今後の取材費として使わせていただきます。