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今週の選挙(2024 6.2投票)


 日本中が静岡に注目した先週が終わり、今週は4件だけ。
 うちひとつは東京の選挙で、都知事選直前という状況を考えればもっと注目されて然るべきなのですが・・・ とにあえず、見てみましょうか。




◎北海道・積丹町長選挙

 5期目を目指す現職に元道議の一騎打ちです。

 現職は初当選から全て無投票当選。 選挙を戦うのは今回が初めてという人。 一方の新人は道議を4期も務めた経験が有りますが、それは積丹町を含む後志(しりべし)地域ではなくクルマで1時間ちょっと離れた小樽市選出でした。 更に2022年には道議を辞して参院選に比例で挑んで落選しているのですが、それが自民を離れ維新からの出馬だというのが気になるトコロ。 北海道なので鈴木宗男氏の流れなのかもしれませんが、いずれにせよなんかひっかかる。
 とはいえ5期連続無投票当選なんて私の価値観では「論外」なので、然るべき審判が下ると思っていますが、どうなるでしょうか。


◎東京都・港区長選挙

 6期目(!)を目指す自公推薦の現職に、元都議と元区議、2人の新人が挑む選挙です。

 現職と元都議は男性で71歳。
 新人は女性で49歳。
 これだけで構図がお分かりいただけるかと。
 しかも男性新人候補が都議をやっていたのは1993年(!!)に日本新党(!!!)公認で当選して以来(1期)。 以降は都議選に5度、区長に1度挑戦し(いずれも落選)今回が2度目の都知事選表明となる点を見ると一枚落ちるでしょうから、現職と女性新人の事実上一騎打ちとなるでしょう。

 女性新人候補は区議を4期務め(うち1期はトップ当選)、経験も人気も充分。 品川区の森沢区長などが応援演説に入っていますが「完全無所属」で立候補し手作りの選挙運動を展開しています。
 こうなると現職は厳しそうに見えます。 先週の選挙を見た通り「自民」の看板は今やマイナスポイントにしかなりかねない中、ここで勝つコトが出来れば自民も少しは盛り返すコトができるのでしょうが、、、きびしいんじゃないですかね。


◎和歌山県・古座川町長選挙

 3期目を目指す現職に元町議が挑む一騎打ちです。

 今週、台風1号に伴う雨雲の影響で太平洋側を中心に大雨が降りましたが、今(5/29 13:13)現在、土砂災害発生の危険が有るとして和歌山県で唯一避難指示が出ているのが、古座川町です。
 海沿いと加工周辺の一部以外はほぼ山間部という町ですが、選挙は町長選でいえば4期以上連続で行われており、現職は2008年から2回連続で落選し2016年に “三度目の正直” で町長になれた苦労人。 前回は僅か22票差で競り勝った町長の座。 そう簡単に手放したくないでしょう。
 一方の新人も2008年から4期連続で当選で、そのうち3回トップ当選という強豪です。 データが見つからないため詳細は分かりませんが、現職は勝ち抜けるコトが出来るのか注目です。


◎和歌山県・古座川町議会議員選挙(定数9/11人)

 前回から1つ定数が減り、無所属10人と共産公認の1人で争われる、女性候補2人の選挙です。

 共産候補は前回5位。 唯一の政党公認候補で中位の順位で有れば今回も当選する気がするのですが、そういう時に共産党は落としてしまうコトが有るので油断できません。 キッチリ議席を確保できるか。
 それにしても、候補の年齢を見ると70代が5人と最多。 80代も2人いて高齢化が目につきます。 議員報酬が175,000円(2021年現在)らしいので、古座川町に限らず、議員職一本で生活できるような報酬額じゃないと現役世代は集まらないですよね・・・


以上となります
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます



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