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今週の選挙(2024 6.16投票)


 今週は、なんといっても “我が故郷” の沖縄県議選!! 県内全土で「公選法番外地」と言われる沖縄独特の選挙運動が見られます。
 私も(個人的な用事で)帰省していたのですが、それはそれは本土では考えられないような光景が広がっていました(この原稿も一部那覇空港で書いてます)が、そちらは選挙の数が多すぎるのでコチラで触れるのは避けます。 申し訳ない。

 と、いうワケで、残りの4選挙をご紹介。 とはいえ、うち3つは沖縄の選挙ですが・・・




◎滋賀県・竜王町長選挙

 3期目を目指す現職に、元滋賀県観光振興局長の新人と元大阪市立大学大学院教授の2新人が挑む選挙です。

 元教授は共産社民の支持を受け、元局長は政党の支持に頼らない草の根選挙を展開。 そして現職は自公の地域支部の推薦、に加え立憲と国民民主から推薦を受けております。 いわゆる「相乗り」ってヤツですが、これだけ自民の支持率低下が言われている中で立憲も乗るのは意外ですが、野党系が党として積極的に推薦し自公が地域支部レベルの推薦に留まっているコトや現職は初当選時、相手が元副市長だった点見ると最初は野党系が応援していてアトから自公が乗ってきたのかもしれません。
 現職は「コンパクトシティ構想」を進めようとしているみたいですが、その名前を聞く「富山市」とかの大きな自治体でやる政策だと思ってしまいます。 調べると小さな自治体こそ主要施設を近くにまとめて交通網を整備するコトによる効果は大きいようですが、竜王町の人口は約1.1万人。 財政も決して潤沢ではないであろう中で可能なのかという疑問が残りますし、地縁が強いであろう住民に対し同構想実現のために引っ越し等をお願いして聞いてもらえるのだろうかとも考えてしまいます。
 新人2人は反対の模様。 町民の選択や如何に。


◎沖縄県・糸満市長選挙

 2期目を目指す現職に元市議の2人と元県議の新人3人が挑む選挙です。

 元県議は候補者最年長で4年前の県議選で落選して以来の選挙で、元市議の1人は1期途中で市議を辞めて市長選に挑み、公報に「明石市」というワードを入れて来るタイプの人。 明石市の政策自体は素晴らしいものだと思いますが、それを掲げる候補は何故か「アレ」成分強めな人が多く、私が見るにその人も強めに見えるので、私が見るに現職と3期目の市議を辞して出馬した新人で争うだろうと思いますが、要は「2期目を目指す現職」というタダでさえ現職有利の中で新人が3人も出てきたという構図を考えれば、現職有利だと見えます。
 同日に県議選と市議補選が有り、県議選の構図や情勢が大きく影響すると思われますが、誰が抜き出て当選するのでしょうか。


◎沖縄県・糸満市議会議員補欠選挙(定数4/7人)

 県議選に2人、市長選に2人出馬するために市議を辞職したコトに伴い行われる選挙で、新人7人が4議席を目指し立候補してきました。

 7候補のうち40代が2人、30代と20代が1人ずつという若い候補が出てきた選挙(のこり3人は60代)。 公報等をざっと見た限りですが女性候補2人は固いように見え、男性候補(60代3人と40代2人)で残り2議席を争うのではないかと見ています。 私が見る限りは40代から1人、60代から1人選ばれるのではないかと見ていますが、どういう結果が出るのでしょうか。


◎沖縄県・中城村長選挙

 4期務めた現職が退任し、次の座をいずれも元村議で、いずれも「比嘉」さんの男女1人ずつが争う一騎打ちです。

 現職は現在61歳で年齢が退任理由では無さそうです。 そして女性候補を後継指名しています。
 女性候補は村議を3期務め前回の村議選でトップ当選。 一方の男性候補は1期途中の挑戦で前回の村議選は3位。 こう見ると女性候補が圧勝しそうに見えますが、いわゆる「オール沖縄」側は男性候補。 県議選でオール沖縄側(親デニー政権、非自民系)が有利に戦っていると見られており、その影響が村長選にまで及ぶと情勢は変わってきます。 どういう結果が出るのか、楽しみに待ちたいと思います。



以上です
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます

 


 

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