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ケチな話と2ちゃんの黒歴史、おまけで読書感想文

勢いで仕事を辞め、勢いでnote初投稿をしましたが、せっかく始めたので今日も書いてみようかなと思います。

とはいえ、何を書いたらいいんだろう。前回のような話のネタになるものも特にない。

とりあえずみんな何を書いてるのかなーと検索したりしていると、noteのお題企画に「#読書感想文」というのを発見。読んだ本の感想文なら書けそうかもしれないと思ったので、それにします。

最初に思いついたのが、この本。

本はとっくにメルカリで出してしまって手元にないので、印象に残ってることだけで感想を書きます。

本を読む習慣をつけたいけど、これといって読みたいものもない。
周りも本を読む人はいないし、オススメされたとこで逆に読む気にならないというあまのじゃく、その上ケチなので本を読むとしたらいつも中古購入か図書館というめんどくさい私が、思い切って本屋で一冊新品の本を買おうと思い立ちました。
普段買わない新品なら、じっくり選ぶし最後まで読めるはず。
あと、新しいのですぐ読めばメルカリで高く売れる。

そんな動機で去年の秋、大きい本屋さんのなんか新刊が平積みされてるコーナーを物色。目立つ赤色にちょっと渋めの書体のタイトル、そして著者はひろゆき氏。
当時の私は、ひろゆき氏=昔2ちゃんの管理人していた人くらいの認識しかなく、後から調べたんですがこの本より前にも自己啓発本を沢山出していて最近もネットメディアに出るようになっていたことなんて全く知りませんでした。

2ちゃんやアスキーアート・フラッシュなんかが流行っていた頃私は10代でした。家には親が買ったばかりのパソコンがあったので自分の趣味関連のスレッドを眺めたり面白いフラッシュを漁ったり、割とよくいるライトな方だったのだろうけど当時のネット文化にどっぷりハマっていました。秋葉原まで2ちゃんグッズ(缶バッジやステッカー類)を買いに行ったりなんかもしていて、今思えば本当にしょうもない事にお金と時間を費やしていました。若気の至りというものなんだろうか。
まあちょっとした黒歴史ですが、青春時代の一部を作ってくれたひろゆき氏が今どんなものを書いているのかと興味があって数ページ立ち読みしてみました。
その時読んだ部分は、確か欲張らずにそこそこ今あるもので満足できるじゃないかみたいなことを書いていたと思います。実に合理的でカッコつけていない主張に共感を覚えたのが第一印象だったと思います。
とはいえ新品アレルギーといえるくらい普段ものを買わないので、衝動買いを思いとどまり一旦本を戻して外に出たりなんだりして冷静になってからレジに向かいました。本一冊買うのにこんなエネルギーを費やして、10代から学んでいないのかもしれません。

「凡人道」なんてタイトルで自己啓発にカテゴライズされているこの本ですが、確かにこの本は自己啓発だと思います。
自己啓発本と言うと最近は、「好きなことを仕事にする」「効率的に仕事をしよう」「成功を手にするメソッド」のようなタイトルの本が目立っているように感じています。私もそんな魅力的なタイトルに影響されて、肝心なことは大してない内容の自己啓発本をいくつか読んだことがあります。

この本はそういったものとは別物で、こういうとなんですが、とてもまともでした。
「好きなことを仕事にできる人とそうでない人がいるし、嫌な仕事は逃げるべき。それなら苦ではない仕事をしてプライベートを充実させた方が結果幸せではないか」「一番の節約はお金を使わないこと」などを主張していました。言われてみればそうなんだけどなかなか気付けないことを書いている、“正直な自己啓発本”だと思います。
著者も言っていますが、出版社も時代の雰囲気に合わせたインパクトのあるタイトルの本を出すようになっていてそれが自己啓発本のイメージになっているのかもしれません。
とはいえ、この本が出た2019年の秋と比べると、ここ最近は等身大というかそんなに夢を見せるような雰囲気のタイトルの新刊は減ったような気がします。思い込みかもしれませんが。
疑心暗鬼なことを書くと、いつか夢を見させるような自己啓発本を読んでいた自分が今こうして現実的と見せかけた内容の本を読んで感心してるのは、ひょっとしたら相変わらず自己啓発本に躍らされているだけのかもしれない…なんて少し、思ったりしています。

そう思ったきっかけが、この記事です。

色んな事を知識として知りつつ、自分の頭で考える事を忘れないでいたいなぁと思います。


長くなったので今日はここまでで。感想ほとんど書いてないですね。
とにかくこの本(最後の記事も)はオススメです。それでは。

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