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小学生に大学院生の成績をつけてもらう授業ってどうですか?

大学で教えています。この投稿にも書きましたが、小学生と大学って結構親和性が高い、というか、しっくりくると感じています。そこで、次のような形態の授業を思いつきました。

私は「輸送現象特論」という受講生が18人の大学院生向けの講義を受け持っています。今までは課題の提出で彼らの成績を評価してきましたが、本年度はフリースクールの小学生たちを審査員としてお呼びして、その子たちに4グループぐらいに分けた大学院生がグループでプレゼンテーションをして、小学生が点数をつけるというのはどうでしょう。良く分かったら100点、全然分からない、つまらないので途中で話を聞くのをやめたら0点、みたいな感じです。

お題は、私が授業中に教えたキーワードです。「マッケーブシール法」、「蒸留」、「層流と乱流」、「気液二相流」などの専門用語です。これを何のバックグラウンドも持たない小学生に教えるのは至難の業だと思います。大学院生は協調力、プレゼンテーション力、場作りなどの総合力が問われる結構シビアですが、楽しい審査会になりそうな気がしています。

どうでしょうか?

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