バックボーンは山の中にある。

昨日は、秋を感じさせる気候で、この気温と湿度がずっと続けばいいのにな。と思った1日でした。

山の中にいると、コオロギなのか鈴虫なのかはたまた別の虫なのか、鳴いている虫がいました。そういえば、鈴虫をわたしが住んでいる範囲の自然の中で見たことがありません。きっとホームセンターに自生しているのかもしれません。

日中になると、前段で鳴いていた虫たちの声がセミのそれでかき消されていました。虫たちもまた、季節の変わり目に困惑しているのだと思います。

このところ、山の中を調べる仕事が続き、山越え谷超え崖を登り降りしながら仕事をしていました。あ、ここは簡単に死ねる場所だなぁと思うところもありました。150歳くらいで死にたいと思っています。

先週はまだ暑かったので、持ってきていた水分があっという間になくなり、少し焦っていたところ、運よく水場を発見しガブっと飲みました。

地表に流れる水はシカやイノシシなどの動物が飲んでいる可能性があるので飲みませんが、地中から塩ビ管や竹を介して出ているそれはありがたくいただきます。

山の地中から流れ出る水は、澱みなく、冷たくて、そしてまろやかで美味しいのです。

源流といえば、自分自身の源流を遡るということを何度も繰り返している気がします。でもってそれはいつも小手先で終わってしまいます。支流はみつけたけど、本流のさらに源流までは到達できていないというか。

山で働き始めた頃、海で仕事をしていた頃、山に登り始めたころ、幼少期、どんどん遡っていくと、そこにはやっぱり自然の中に居るシーンが多く、バックボーンは山の中にあるんだろうなぁと思っています。

私は、山で働いているとはいっても田園地帯の平野部に住んでいるのですが、山の中に住む同僚は朝の気温が20℃を下回ったと言っていました。とすると、九重連山や阿蘇山などの山々はもうすぐ紅葉が見頃になる頃でしょうか。

暑い夏もピークを去った途端に急降下を始め、秋が始まりそうです。仕事だけでなく、遊びでも登山にキャンプに遊びに行ける季節がやってきます。川あそびができなくなるのは寂しいですが、季節ごとにできる自然の遊びをやっていると心はより豊かになると信じています。

自分で切り拓いた山にアトリエを持っている将来を想像している。そこには季節の山菜やキノコが育っていて、香木も育っているだろう。豊かな人たちが訪れる場所になると信じてる。

— 松田佳之 (@mountnear_film) September 23, 2024

前にも載せたことがあるかもしれませんが、山に行くとき、帰るときに撮った写真を載せています。