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フランスビザ申請振り返り 思い溢れる4700字

皆様こんにちは
Mouneと申します。

先日フランス大使館より、長期滞在ビザをいただきました。フランス大使様ありがとうございます。(代表者にお礼をするスタイル)


語学学校の登録からビザ取得に至るまで約4ヶ月。本当に長かったです。

今回は、ビザ申請のあんな事やこんな事を振り返ってみたいと思います。


語学学校の申請がめんどくさかった

僕は国立大学附属の語学学校に通うことにしたので、学校の入学申請期間が決まっていました。

前年度の語学学校の募集要項を見てみると、英語に翻訳してもピンとこない書類がいくつかありました。そこで申請が始まる前に、語学学校へ必要書類について問い合わせしてみたところ、


「今年度の申請は始まっていないので、これからの事はお答えできません。申請は4月の初めに始まります。」


素敵な回答をいただき、なす術無し。

でも必要書類の内容がガラッと変わる事はないだろうと考え、申請が始まる前に前年度の募集要項を確認して、準備できる書類は揃えることにしました。キャンパスフランスに提出する留学の志望動機や履歴書の作成も同時に始めておきました。

そして回答のあった4月の初めになったのですが、全く動きがないのです。ホームページも昨年度のまま。うんともすんとも!


素敵なフランス式対応?をどうもありがとう。

結局のところ、4月中旬にようやく申請の受付が始まったのでした。


その頃には、必要書類も全て揃っていたので、スムーズに書類を提出できました。不明点があった書類の内容については申請を進めていくうちに解決しました。


うん。素晴らしい動き。(や。誰でもできるんやで。)

申請中は語学学校の事務の方と直接やり取りをするのですが、メールを送ってもなかなか返ってこないんですね。


僕は台湾でも語学留学をしたことがあるのですが、意外にも語学学校の事務の方は1人か2人の少数体制なんです。(もしフランスの語学学校がそうではなかったら、あとでお尻ぺんぺんの刑に処す。)


何百の相手を1人、2人で対応するので、メールの返信が遅くなるのも当然です。

あー。おそらくここもそうなんだろうなと。
気長に待つことにしました。
(そうではなかったら、あとでお尻ぺんぺんの刑に処す。パート2)

とは言えど、ビザ申請には学校の受入許可証が必要で、ビザ申請前にキャンパスフランスに受入許可証の登録が必須です。つまり、受入許可証がないと、先に進めないのです。


めんどくさいですが、フォローのメールを適宜入れなければなりません。社会人を経験していたおかげ?なのか、何となくフォローのタイミングがわかるし、程よく強めの文章を打って対抗しました。

すると、返事が直ぐに戻ってくるんですね。1行か2行で。(やったら最初からスッと返しなさいと思いますがまぁ許してあげませう。)


4月中旬から始まって、受入許可書をもらったのは5月中旬。1ヶ月ほど語学学校の申請に時間が掛かったのでした。

これでやっとビザ申請のスタートラインに立てるんです。

待つ時間が長かった印象でした。


キャンパスフランス書類について

面接の雰囲気は前回記載しましたのでご覧ください。

面接前に、志望動機や履歴書を提出する必要があります。

1番困ったのは、履歴書の作成です。

フォーマットがないんです。
他の人のブログで調べると、書き方は載っていて参考になります。しかし、記載する内容が人によって違うんですね。アルバイト経験がいるとか、年齢とか住所の記載はいるいらないとかえとせとら。

考えてもキリがないので、キャンパスフランスで面接しやすいように作ってしまいました。

  • 名前

  • 新卒後の経歴

  • 学歴

  • 語学レベル

  • 海外経験

  • 趣味



学歴は、学部から学科まで詳細に書いておきました。

僕は高専を卒業しているので、高卒+学部2年に相当と補足を入れておきました。フランスで高専に相当する学校がないためです。フランスのグランゼコールは、高専と翻訳されますが、学部卒+修士修了に相当するので似て非なるものです。

高専を卒業すると、準学士がもらえます。しかし、ややこしい事が一つ。

準学士は、学位ではなく称号ということです。英語ではAssociate degreeという翻訳があるものの、これだと学位取得の扱いになってしまいます。ややこしくなりそうだったので、準学士については触れないでおきました。(一応学部卒レベルの勉強は終わってるのに、学位がないなんてあんまりや。。。)


海外経験は、台湾留学をしていたことを書いておきました。志望動機の中にも台湾での経験を含ませていたため、一貫性を持たせたかったのです。

書類作成で気を付けた点は、私は語学留学へ行くという熱意や思いが伝わるようにしたことです。わざわざ社会人を辞めてまでフランスへ留学しようとしているので、大学生の留学とは訳が違います。

下手をすれば、おっさんが学生ビザを使って、不法滞在しようとしていると思われかねません。志望動機は、学生としてフランスに滞在したい旨が伝わるかどうか何度も見直しましたね。

面接が終わってから知ったのですが、留学を考えている人に向けてキャンパスフランスが相談に乗ってくれることを知りました。


もし今フランス留学を考えている人で困ったことがあれば、ぜひともご活用を!頼れるのは公式な意見のみ!!




残高証明書の発行が思いの外早かった

ビザ申請に必要な残高証明書

僕は台湾留学の時にも申請したことがあったので、これで2回目の依頼でした。台湾留学では、銀行の窓口に行って申請したのですが、今はスマホアプリで完結してまうんですね。

しかも、1週間以内に届くスピーディーさ。

僕は初めて残高証明書を依頼したときに2週間かかったので、大使館の訪問予約もかなり余裕をもって設定しておいたんです。大使館の予約が取りづらいと聞いたので、先に予約は済ませました。それなのに、こんなに早く届いてしまったので、訪問まで2週間ほど時間を持て余してしまったんですよね。

これやったら、残高証明書をもらってから大使館の予約しても、スムーズにいけたんじゃないかなぁと、そう思いました。


なにが言いたいかというと、
数年で残高証明書の発行依頼が便利になっていて驚いた。ということです。(え。じゃあここまで長々と書く内容じゃないですよね?文字数の無駄遣いやめようか。




大使館のビザセクションの噂について

これ。情報が錯綜していて、僕も現地へ行くまでドキドキしていました。事務員がかなり厳しい人、対応が冷たいと言うこと。

先に結論から申し上げますと、
全然そんなことありませんでした。

ビザセクションは、カウンター式の窓口が3つあります。窓口の手前にはソファがあり、申請者は名前が呼ばれるまでそこで待機します。

ソファから対応を盗み聞いていた感じだと、どの事務員も、厳しい人には思えませんでした。たまたま噂の方がいらっしゃらなかった可能性もあります。

僕が対応してもらった事務員はフランスの方で、英語で対応してもらいました。日本人の事務員で日本語で対応してもらうイメージでいたので、予想していたイメージがクルッとひっくり返ってしまいました。

板1枚隔てた所で対応してもらうので、声が聞こえずらく、そして緊張していたので聞き取れず、2回ほど聞き返しました。2回とも嫌な顔されることなく、答えていただけましたよ。

すごくホッとしました。




ビザ申請の必要書類について

提出した際に、書類が1部足りていませんでした。それは、学校の受入許可書です。でも、持っていたので事なきを得ました。

持ち物リストにRegistration certificate generated by EEF Pastel application, stating the EEF IDって書いてあったんですよね。EEFはEtudes en Franceの略で、キャンパスフランスの機関です。

そう書いてあるので、てっきりキャンパスフランスで支払った領収書のことだと勘違いしてしまい、それだけを提出してしまったんです。キャンパスフランスで支払った領収書にEEF IDが記載されているので。

でも、Registration certificateは学校の登録証明書(受入許可書)なはずなので、この英語の文章がよくわからない。受入許可書は語学学校が発行するし、そこにEEF IDの記載はないんです。

まぁそもそも僕の英語力がうんちょこ

結局のところ、キャンパスフランスで支払った領収書と受入許可書はどちらも必要でした。(もしかしたら人によっては受入許可書にEEF IDの記載があるのでしょうか。う~んわからん、)



超個人的な意見(見なくてもいいです)

超~個人的な意見を書きますので、スルーしてもらって結構です。これを見て不安になる方を増やしてしまう恐れもあるので。


ビザ申請の際、人によっては、必要書類リストにないものを要求されたとかなんとか記載があるブログを読みました。

日本ではそんな事ないのにーなんていう一文も。

日本の役所や機関では、必要書類リストにあるものだけを提出すれば良いと思っている方いらいっしゃいません?

答えはNO!日本でも担当者によって、追加書類を求められることもあります。これは会社員をしていた時に、役所や機関に書類の提出が必要な仕事を経験したことによるものです。

同じ書類の内容なのに、地域によって、もしくは担当者によって、追加書類を求められることがあるんですよね。理由は、内容を詳しく知りたいとのことで要求されます。

ビザ申請も公的な機関への提出なので、提出した書類が揃っていても、内容の不足があれば追加の資料を求められるのは当然のことだと考えています。

この内容の不足というのは、残念ながら個人が判断することなので、担当者によって変わってくるということです。担当者が知りたいと言うのであれば、その要求に答える必要はあると思います。

人によって提出した書類に少し差が出てくるのは、このためではないでしょうか。信じるか信じないかはあなた次第。(主観的すぎるし、あんまり余計な事言いなや。ほんまそれな。)


そういう経験をしたことがあってか
ビザ申請に必要な書類一式+キャンパスフランスで提出した書類、その他提出できそうな書類は全て持っていくようにしました。(やから受入許可書を提出できたんやね。)



感謝の念とこれからビザ申請する方へ


ビザ申請には、これまで留学ビザの申請を経験された人のブログや留学サイトを参考にして準備してきました。役立つ情報を残していただき、本当に感謝しています。

ただ、色々な人の情報を見たこと(失敗例やネガティブな話題)によって、自分も同じような状況に陥るではないかと不安になったこともあります。

でも、ビザ申請は自分自身の問題です。他人と比べる必要はないですね。情報を参考にして、自分ならどうすべきかよく考えていけば、自ずと不安は消えていきました。

もし、この記事を読まれて不安を感じた方、ごめんなさい。思いが溢れてしまって、つい苦労したこととか嫌だったこととか共有したくなってしまうんです。これは他人が経験したことであって、必ずしも自分も同じような状況になることはないと思っていただければ幸いです。




いかがでしょうか。
ビザ申請を振り返ると、思いが溢れてしまって長文になってしまいました。今までの記事の文字数と比べ、2倍もある超大作です。(大作のわりに、日本語がヘンテコ。

さて、ビザをいただけたので、残すはフランスへ渡航するのみです。

すっっごく楽しみ♡
(解散したなぁ、尼神インター)


ここまでお読みいただきありがとうございます。



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