私がドラえもんで謎に思うことの話
昨日の朝、
子供の頃不思議に思っていたことを
不意に思い出した。
ドラえもんをはじめとする、
藤子・F・不二雄先生のキャラクターの
服のシワのことである。
おそらくピンと来る方もいるだろう。
F先生のキャラクターの
肩、というよりは二の腕のあたりには
必ずといって良いほど
特徴的なシワが描かれているのである。
ドラえもんはもちろん、
キテレツ、ポコニャンなどを見ていた
幼い頃の私は、
あの特徴的なシワを不思議に思っていた。
果たしてあんなところに
まるで普遍であるかの如く
常にシワが寄るかしらと
疑問だったのだ。
幼かった私は、
今は分からずとも大人になれば
いずれわかるようになるかもしれない、と
その疑問を看過してきた。
しかし大人になった今となっても
一向にあのシワの謎がわからずにいる。
なぜF先生は執拗に(私にはそう思える)
あの位置にシワを描くことに拘ったのだろうか。
人間をデフォルメして描くにあたり
あの特殊なシワを拾うというのは
かなり独特なように思える。
早速ネットで調べてみたところ、
コアなファンの方々の間では
「藤子肩」と呼ばれていることがわかった。
しかしながら
F先生の後期の作品になるにつれ
藤子肩の描写が強まる、
ということがわかった程度で、
F先生が藤子肩を生み出した経緯、
動機などについては全くわからなかった。
こうして藤子肩の謎は、
大人になり余計に深まってしまった。
この記事が、
藤子肩の謎を知る方の目に止まることを
祈るばかりだ。
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