「白蓮れんれん」を読みました
NHKの朝ドラ「花子とアン」で知った柳原白蓮の物語ということで読んでみた。
白蓮れんれん
林真理子
集英社文庫
2005/9/16
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朝ドラのイメージが強いので、白蓮は仲間由紀恵、炭鉱王は吉田鋼太郎で脳内再生された。
筑豊の石炭王のところに嫁ぐところから、駆け落ちするところまでが主になっている。
駆け落ち相手との実際の書簡を読み執筆したせいか、30代半ばで初めて恋に落ち、手紙をやり取りするうちに段々と燃え上がっていく様がとても濃密に描かれていた。
高貴な生まれゆえの不幸、そして女性が自分の人生を自分で決められなかった時代の悲哀も伝わってきた。
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