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夏に多くなる胃の不調問題
実はこれからの夏の季節こそ注意が必要なのが、胃の不調。
日々の生活の中で、胃の冷えが頭痛や肩凝り、倦怠感といった不調を引き起こすことがあります。
昔の人は、身体にはエネルギーの通り道があり、それが大切な役割を果たしていると考えていました。今回は、胃の冷えがどのようにして体調不良に繋がるのかについて、経絡の観点からご説明します。
胃の冷えとその影響
東洋医学では、胃の冷えは「脾胃虚寒(ひいきょかん)」とも呼ばれ、身体のエネルギーである「気」と「血(けつ)」の巡りが滞る原因となります。特に胃腸の働きが低下することで、栄養の吸収やエネルギーの生成がうまくいかなくなり、その結果として全身の不調が現れることがあります。
経絡と症状の関連
経絡は全身に張り巡らされているエネルギーの通り道で、12本の主要な経絡があります。胃の冷えに関係する主な経絡としては、以下のものが挙げられます。
1.胃経(いけい)
胃経は顔面から下肢まで通っており、胃と密接に関連しています。胃の冷えが生じると、胃経を通る気血の流れが滞りやすくなり、特に顔面や肩の緊張、頭痛などの症状が出やすくなります。
2.脾経(ひけい)
脾経は胃と協力して消化吸収を助ける経絡です。脾経が弱ると倦怠感や疲労感が増し、全身のエネルギーレベルが低下します。
3.胆経(たんけい)
胆経は頭部から側面を通って脚に至る経絡で、特に肩や首の筋肉に影響を与えます。胃の冷えが胆経に影響を及ぼすと、肩凝りや首の緊張が悪化することがあります。
改善のためのアドバイス
1.温める習慣
温かい食べ物や飲み物を摂るようにし、特に冷たいものを避けることが重要です。温かいお茶やスープは、胃腸を温め、消化機能を助けます。
2.ツボ押し
胃経や脾経に関するツボを刺激することで、気血の流れを改善することができます。例えば、「足三里(あしさんり)」というツボは胃経の重要なポイントで、定期的にマッサージすることで胃腸の調子を整えられます。
3.適度な運動
血行を促進し、経絡の流れを改善するためには、軽い運動やストレッチが効果的です。ヨガや太極拳などのゆったりとした運動は特におすすめです。
4.リラックスする時間を持つ
ストレスは経絡の流れを乱す原因となります。リラクゼーションや趣味の時間を大切にし、心身をリフレッシュすることも大切です。
5.漢方薬を使う
これは、専門にみてくれる方と一緒に行っていってくださいね!
まとめ
胃の冷えを改善することで、頭痛や肩凝り、倦怠感といった不調も軽減されることが期待できます。日常生活の中でできることから少しずつ取り入れてみてくださいね。
お身体を大切に、健やかな日々をお過ごしください。
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