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夏バテ予防に必須! 身体の湿気を取る方法

夏になると気温の上昇と共に湿度も高くなり、身体に余分な湿気が溜まりやすくなります。
この湿気が溜まると、体がだるくなったり、消化不良を起こしたりといった「夏バテ」の症状が現れやすくなります。今回は、五味(酸・苦・甘・辛・鹹)の観点から湿度管理を行い、湿気を取り除く方法についてご紹介します。


五味による湿度管理

五味はそれぞれ異なる効能を持ち、身体の調和を図るために重要です。夏バテ予防には特に「苦」と「辛」が効果的です。

苦味(苦)

苦味の食べ物や漢方薬は、身体の余分な湿気を取り除き、冷却効果があります。代表的なものにはゴーヤや緑茶、苦瓜などがあります。

辛味(辛)

辛味は発汗を促し、体内の湿気を排出します。しょうが、唐辛子、ニンニクなどが含まれます。

辛味と苦味の使い分け

体質によって、辛味と苦味を適切に取り分けることが重要です。

“苦味“が適している体質:

・熱がこもりやすい方 苦味は体を冷やす効果があります。暑がりな方や熱感がある方にはゴーヤや緑茶が適しています。

・消化不良が起きやすい方 苦味の食材は胃腸の調子を整えます。消化不良や食欲不振の方には苦瓜やよもぎなどがおすすめです。

“辛味“が適している体質:

・冷え性の方 辛味は体を温め、血行を促進します。冷え性の方にはしょうがや唐辛子を使った料理がおすすめです。

・むくみやすい方 辛味は発汗を促し、体内の余分な水分を排出します。むくみが気になる方にはニンニクやネギを取り入れると良いでしょう。

湿度管理をサポートする漢方薬

漢方薬は自然の成分から作られ、体調管理に役立ちます。湿気を取り除くための漢方薬をいくつか紹介します。

五苓散(ごれいさん)

五苓散は利尿作用があり、体内の余分な水分を排出します。むくみやめまい、頭痛、吐き気など湿気が原因の症状に効果があります。

八橋にも使われる桂皮が入っているので、お好きな方は、お湯に解いて飲んでみてください。

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

黄連解毒湯は、体内の熱と湿気を取り除く効果があります。そして、滅茶苦茶苦いです。特に湿熱による肌荒れや炎症、のぼせなどの症状に適しています。

夏にかゆみが出やすい方などもおすすめです。

平胃散(へいいさん)

平胃散は消化器系の調整を助け、体内の湿気を除去します。胃もたれや消化不良、下痢などに効果があります。

おすすめの食べ物

日常の食事からも湿気を取り除くことができます。以下の食材を積極的に取り入れてみてください。

冬瓜

冬瓜は水分が多く、利尿作用があるため、体内の余分な水分を排出します。また、カロリーが低く、ビタミンCも豊富です。

豆類

緑豆や赤小豆は利尿作用があり、体の中の余分な水分を排出します。特に緑豆スープは夏にぴったりの料理です。

とうもろこしのひげ茶

とうもろこしのひげ茶は利尿作用があり、むくみ解消に効果的です。自然な甘みで飲みやすく、夏の水分補給にも最適です。

まとめ

夏バテ予防には、体内の湿気を取り除くことが重要です。
夏は火鍋!是非とも楽しんでくださいね。
漢方では、五苓散や黄連解毒湯、平胃散などの漢方薬は、湿度管理に優れた効果を発揮します。
冬瓜や豆類、とうもろこしのひげ茶などの食材を取り入れて、健やかな夏を過ごしましょう。

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