週5でラーメン屋に通っていた元ラーメンバカのベジタリアンが一風堂のプラントベース赤丸を食べた結果

豚骨ラーメンで有名な一風堂が、期間限定でヴィーガンの豚骨ラーメン「プラントベース赤丸」を販売しているとの情報を入手し、早速食べに行ってみました。
私は主に、ヘルスケアとアニマルライツの観点からヴィーガニズムを支持するフレキシタリアンで、魚はたまに食べるものの、基本的に肉は食べない生活を送っています。
元々ラーメン、特に豚骨ラーメンは大好物で、高校時代はほぼ毎日ラーメン屋に通っていました。(当然ながら激太りし、肌もメンタルも荒れましたが、、)
あるきっかけでヴィーガニズムに共感し、なるべく肉を取らないようになってから豚骨ラーメンも食べなくなったのですが、SNSでヴィーガン豚骨ラーメンが出たことを知り、これは食べなくては、、といてもたってもいられなくなり発売の翌日に食べに行きました。

今回のnoteでは、美味しいものが大好きで、都内のあらゆるラーメンを食べまくっていた現在ベジタリアンの私が、完全主観で味の感想をまとめていきたいと思います。

 単刀直入に美味しいのか?

結論から言うと、美味しいです。
特にスープが美味しいです。というか、スープ「だけ」が美味しいです。。

私はいつもラーメンを食べる時は必ずスープから頂くのですが、スープを一口飲んだ時に驚きました。めちゃくちゃ旨味があって濃いんです。もちろん動物性特有の臭みや脂っこさは無いので、それを期待される方はがっかりするかもしれませんが、私にとっては全く問題なかったです。
むしろさっぱりしていて美味しいです。

濃厚さで言うとゴマだれのようで、風味はきのこの出汁の香りがしましたが、きのこ特有の臭みというよりも旨味の方が強く、不思議と本物のとんこつに近い香りもしました。
なぜこんなに濃厚なスープが作れるのか気になり、調べたところ、公式サイトに下記の通り記載がありました。

「植物性油脂と大豆タンパクの研究開発を60年以上続けている不二製油株式会社とプロジェクトを組み、とんこつ風のスープベースを共同開発しました。豚骨を一切使わずとも、まるで生の豚骨スープのようなコクと深みのあるスープを実現しました。」

大豆タンパクから濃厚さを引き出しているのですね、それにしても香りまで豚骨を再現しているのには驚きました。
正直、このラーメンがあれば豚骨ラーメン食べなくてもいいなとさえ思ってしまいました。


麺について

スープはとても美味しかったのですが、麺はどうかというと、柔らかく、太すぎると思いました。とんこつラーメンは細くて硬い麺が一般的かと思うのですが、プラントベース赤丸は麺が柔らかいです。濃いスープには細くて硬い麺が合うと思うのですが、プラントベースのスープにはうまく絡まないのでしょうか。。茹で時間が長いのか、柔らかく、食感が中途半端なのが残念でした。注文時に麺の硬さを聞かれなかったので、選ぶことはできないのかと思い、店員さんに聞いてみたところ、「基本的に使う麺は決まっているが、要望があれば硬めか普通で選べる」とのことでした。

チャーシュー、その他トッピングについて

インゲン豆ペーストを素に作られたチャーシューが乗っていましたが、これは柔らかすぎます。
ジューシーさを表現しようとしたのだと推測しますが、一般的なチャーシューは、豚バラの脂肪と筋のバランスと肉汁の旨味で味が決まるのに対し、プラントベースのチャーシューは肉の筋がない分歯応えがありません。
インゲン豆のペーストがスポンジのようになっており、スープを吸収してかなり柔らかい食感になっており、チャーシューの代用品としては物足りなかったです。
唐揚げなど、汁に浸さない代替肉はクオリティが高いものがありますが、ラーメンのチャーシュー等、汁気のあるものはまだまだ難しいようですね。。

チャーシューの他に入っていたソテーしたきのこやきくらげは食べ応えもあり、風味アップにも繋がっていたので美味しかったです。

麺とチャーシューの食感は残念だったものの、スープは濃厚で本物に近く、とても美味しく頂きました!ぜひ定番化して頂きたいです。

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