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ウェルビーイングな社会の実現。創業期から会社を支える一号社員インタビュー

2023年1月10日でAgeWellJapan(旧MIHARU)の創業から3年が経ちます。
今や「未来の市場をつくる100社」に選ばれるまで成長したAgeWellJapan。
創業期から、代表赤木と二人三脚で会社を創ってきたCAWO(チーフAge-Well Officer)辰巳はAgeWellJapanの成長を語るのに不可欠な存在。
今回はそんな彼に、創業からの苦労や、これからのAgeWellJapanの未来について、語っていただきました。

目次
1. 代表赤木との出会い。MIHARUジョインまでの経緯
2. ビラ配り時代を乗り越え築いたお客様との絆
3. 同じ船に乗る仲間への世界観の教授とクレド浸透
4. これからの、AgeWellJapanが創造する世界

CAWO(チーフAge-Well Officer) 辰巳 裕亮

神奈川県平塚市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
卒業後、介護医療ベンチャーに入社。
営業およびマーケティング業務に従事。その後、AR/VRの世界に魅了され、XRエンジニアスクールを立ち上げに従事。現在は、企業のPR用ARコンテンツの開発を行う株式会社DINAMICAにCCOを務める。
2020年8月、株式会社AgeWellJapan(旧MIHARU)に参画。
スマホやパソコンなどデジタル領域のお悩み解決はもちろん、農作業、家具の組み立て等の力仕事も得意。趣味は、自転車や車で行くサバイバルな旅行。

代表赤木との出会い。MIHARUジョインまでの経緯

「当時、"営業人材を探している"という代表の円香さんに、友達が私を紹介してくれたんです。その時彼女が話してくれた、今のもっとメイトのサービス構想が新卒1年目の時に自分がやりたいとぼんやり思っていたサービスと、全く同じだったんです。会社の話を詳しく聞いたわけではないのですが、ある種の運命を感じ、もしかしたら彼女のところでなら描いていた世界が実現できるのかもしれない、と思ったのを覚えています。」

当時の出会いは、もんじゃ焼き屋。代表赤木は"おばあちゃんが自分らしく生きられる社会の創造"、辰巳は"第三者同士で、歳が離れていても友達みたいな関係になれるべき"と、それぞれの起点は違えど、若者とシニア世代の世代間交流が生み出すものに似た可能性を感じていたそう。

「私の祖母は、元々派手な衣装を着て歌って踊るような活発な人間でしたが、そんな彼女がALSになってしまったんです。運転も外へのお出かけもできなくなって長らく落ち込んでいました。ところがある日、ひょんなことから彼女が地域に出店する機会があって。そのお店に足を運んでくれるお客様がいたり、地域の方が喜んでくれて、"こんな私でも地域に貢献できたことが嬉しい"と目をキラキラさせて言っていたんです。その時、人には"役割があること"や"必要とされること"がいかに大事かということに気づきました。私の祖母のように他者との関わりを通して、暮らしが豊かになる人を増やしたいとずっと思っていたんです。」

就活時代は、自身の原体験からNPO・NGOを中心に探した時期もあったが、最終的には、50人規模の介護業界の展示会主催をする会社に入社を決める。事業やビジネスと両輪で回していきたい思いが強かったためだ。

「ありたがいことに、私の営業力を褒めていただくことが多いのですが、その力は間違いなく新卒入社した会社で叩き上げられました。介護施設などに導入する器具などを売りたい企業を中心に、0からリストを作ってひたすら法人営業をしていました。当時は、"営業ができるようになりたい。自分が描いている世界を形にするために、まずはスキルを身につけなければならない"という思いをモチベーションに、ひたすら頑張っていました。」

当時辰巳よりも営業成績を上げている同期に対しても自分が持っている営業tipsを全て共有していた。すると、相手も返してくれるようになり、その輪が広がって同期全員で営業ノウハウを共有する関係になったそう。損得関係をこえて正々堂々と戦う関係の構築は、今のMIHARUのカルチャーにも繋がっている。

「一方、時が経つに連れて、展示会に出ても売上につながらないような会社に対しても営業を余儀なくされる環境に納得できない気持ちが、だんだんと大きくなりました。今思えば自身の実力不足だったのかもしれませんが、当時は"もっと納得感を持って寄り添える環境でチャレンジしたい“と思っていた時にMIHARUに出会いました。」

昔から世代間や身体的な理由に関係なく、"シニア世代の暮らしを豊かにする"ということに主軸を置き一貫して歩みを進めてきた。そして、このタイミングでの代表赤木との出会いで、辰巳のMIHARU人生がスタートする。

ビラ配り時代を乗り越え築いたお客様との絆

「MIHARUへのジョイン当時は、ひたすら、広尾と麻布十番で"秘書サービスやります"というビラ配りをしていました。
1丁目から5丁目まで、インターフォンを鳴らして回っていたんです。そこでシニア世代の方々とお話をしていると、"スマホのお困りごと"が圧倒的に多いことがわかりました。これが、"スマホを入り口に、シニアのワクワクを創出する"という今のもっとメイトの原型なんです。」

当時のビラ配りの様子

当初、何者か分からない彼らに対してシニア世代の方々は半信半疑。それでもめげずに、持ち前の営業力とコミュニケーション力を生かして、お客様一人一人に伝え続けた。

「今では大変嬉しいことに多くのシニア世代の方々が、我々もっとメイトを必要としてくれています。1日に何件も訪問に行く日もありますが、当時の苦労を乗り越えてきたからこそ、私たちのサービスをお客様が知り、お問い合わせをいただき、そして訪問ができることの喜びは何にも代え難いです。」

当時よりご利用いただいている中原様とのお写真

当時は営業メンバーが辰巳一人であったため、訪問のご予約が入ると必ず彼がお伺いしていた。時には、埼玉から神奈川まで何時間もかけて横断しお客様のもとに向かっていた。

「当初より定期的にご利用いただいているお客様は、やはり特に思い入れが強いです。例えば、自然で狩や、川で鰻を釣るのが好きだけれど、お体を悪くされたお客様がいて。ある日彼が、「自然や釣りの話は自分の孫や息子には全く伝わらないんだ」と私に相談をしてくれた時、「それなら私と一緒にいきましょう!」と、その場で鰻の仕掛け網をネットで購入したことがありました。すると彼は、ワクワクした表情で「じゃあ俺は、漁師の友達に電話するわ!」って、次の日には2人で多摩川に鰻を釣りに行きました。"年齢によって、できなくなった"と思っていることは、実は、”年齢ではなく、気力やきっかけの問題”で、それを乗り越えれば意外と形を変えてできるようになる、ということを感じていただけた出来事で、私にとっても忘れられない瞬間でした。」

一緒に多摩川に行ったときの様子

通常、辰巳がお客様にスマホやPCなどレクチャーやお出かけ先の提案をすることが多いが、時にはお客様が先生や師匠となって、社会性や人間性で大切なこと教えてくださる。それが実現できるのは、お客様との対等な関係が築けているからこそである。

同じ船に乗る仲間への世界観の教授とクレド浸透

「最初、円香さんと2人で始まったところから、今や30名規模の会社になりました。仲間がどんどん増えるごとに嬉しい反面、AgeWellJapanが目指してる世界観やお客様に対して提供するもっとメイトのクレドが、きちんと全員に浸透するのかすごく不安な気持ちもありました。そこで、文化を浸透させるために40個以上の研修を作りました。研修設計にあたっては、私自身のお客様との関係構築におけるスキルや考え方を一つずつ棚卸ししました。
さらに、研修だけではなく、週次で実施している1on1での時間やスキルごとに分けるランク付、スラックでメンバーの素晴らしい行動にスポットライトを当てるなどで、メンバーのモチベーションを保ちつつ、全員が切磋琢磨してより高みを目指せるよう意識しています。」

もっとメイト総会の様子

この研修は、今ではもっとメイトに入社する全ての人が必ず受ける研修となっており、AgeWellJapanを1から成長させた彼が作った研修だからこそ、世界観や文化、必要なスキルが100%伝わるように設計されている。

"お客様に対してこういう風に思っている"とか、"お客様のことをどれだけ大切にできるか、常に考えている"とメンバー同士で盛り上がっているところを見るたびに、創業期より大切にしてきたことが、ちゃんと浸透しているんだと嬉しい気持ちになります。地道に、でも本気で伝え続けてきた結果がやっと芽を出してきたような感覚があります。」

世界観やクレドが浸透し体現できる人がこれだけ増えたということは、同時に、自分たちが目指していた方向や信じていたことが間違っていなかった、という証拠でもある。今や、赤木や辰巳の創業メンバーと同じくらいクレドを語れるメンバーもいる。

これからの、AgeWellJapanが創造する世界

「 AgeWellJapanにはどこにも負けない圧倒的なビジョンとミッションがあり、それらを正しく理解したチームで同じ目標にまっすぐ向かっているということが強みです。その強みの根底には、お客様へ高いレベルの顧客提案ができる学生パートナーが育つ土壌があります。組織拡大においても、この強みを生かし続けられるように、私自身が先頭に立って組織作りに貢献していきたいです。」

"ちょっと家を出て遊びにいくところに、AgeWellJapanのサービスがある"
そんなふうに、3600万人のフレイルシニアにとって、なんだか毎日が楽しくなるような、身近で当たり前の存在を目指す。

「4期目に向けて、ありがたいことに応援してくださる多くのお客様の期待に応えられるように、そして"このサービスに出会えてよかった"と心から思っていただけるように日々進化を遂げていきます。
また、チームメンバーに対しては、これからも彼らの成長に全力でコミットするので、AgeWellJapanの組織を使い倒して欲しいと思っています。みんなの成長が私にとっては一番の喜びで、スキル面ではもちろん、人間性も磨いて良い人生を歩んでいって欲しいです。」

「私にとってAgeWellJapanは"大きな船のようなもの"です。
同じ方角に向かって、途中で人が抜けたり、乗ってきたりしながらも、全員で喜びや悔しさを分かち合える最高な仲間として、これからもAgeWellJapanに関わる全ての人の本質的な幸せを追求していきたいです。
お客様に"あなたが結婚するまで、元気でいなきゃね"とか、"こんなに年齢が離れているあなたと、友達みたいに話せると思ってもなかった"と言っていただけるサービスって世界でもほんの一握りで、これからも、そういう"奇跡"を生み出し続ける集団として自分自身が信じる道をただひたすら前に進んでいきます。」 

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