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落語のキヲク20190923〜20190927

今週のお気に入りは桂米朝の「本能寺」。
江戸時代の芝居小屋を舞台にした噺。

江戸時代のエンタメといえば、歌舞伎や寄席。
みんなが同じ演目を何度も見るから、人々が知っているコンテンツが揃っていた。
近代(昭和)になると、テレビや映画。
これも番組や作品に限りがあって、割とみんなが同じコンテンツを得ていた。
ところが、現代はエンタメがニッチ路線になり、みんなが同じコンテンツを見る機会は少なくなっている。
YouTubeチャンネルも動画サイトも数えられないほどある。
誰もが自分でコンテンツをつくれるし、自分をコンテンツ化できることは、「面白さ」の尺度や観点が多様になり、いい面がたくさんある。
一方で、誰かとの共通話題が見つけにくい。
そうなると、社交的な雑談はなくなっていくかもしれないし、共通話題のある人たちだけ関わろうとするのなら、コミュニティは縮小化していくのかもしれない。

#落語 #エッセイ #日記

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