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マルクス主義 marxism

「カール・マルクス(1818-1883)とフリードリッヒ・エンゲルス(1820-1895)は、1848年に『共産党宣言』を発表し、その冒頭で「これまで存在したあらゆる社会の歴史は階級闘争の歴史である」と断言した。二人は多くの重要な著作を執筆したが、マルクス主義と呼ばれる政治運動を支える役割を果たしたのは、マルクスの『資本論』(全3巻のうち第1巻は1867年刊)だった。マルクス主義の理論は、経済が階級闘争の決定的な要素であり、資本主義は、産業国家に服従する立場に置かれて養われている労働者階級を解放するために、究極的には打倒される必要があると主張した。」(リチャード2006:25)。

引用文献
リチャード・J・レイン〔訳:塚原 史〕2006『ジャン・ボードリヤール』青土社

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