日報を継続して書いている人は信頼できる

日報に関するツイートをしたところ、非常に多くの反応がありました。そこで、私が感じている日報の価値や私なりの活用方法を書いてみたいと思います。

■日報の価値と活用方法

SaaSセールスとなってから約6年間、日報を継続しています。メンバーの時期も、チームをマネジメントする立場になった今も日報を書いています。

入社当時は日報の価値を理解しておらず書いていない時期もありました。価値に気付いてからは毎日書いています。過去分は誰でも見られるようにしているので、シェアした内容や記事を検索すれば出てきます。日報は自分にとっても周りにとっても貴重な学習ツールです。

日報は学習ツール。

毎日続けています。週1、2回だけ書こうとすると、良いことしか書かなかったり、続かなかったりします。日報という名の通り、日報は毎日書くことで効果を発揮します。

日報は毎日書くこと。

日報を書いていると、日毎の振り返りに役立ちます。また、日毎だけでなく、週毎や月毎での振り返りにも使えます。

自身の行動を書くだけでなく、その行動から得られた学びや教訓を書くことを意識することで内省ができます。KPTにも役立ちます。何を続け(Keep)、何を問題として捉え(Problem)、何にチャレンジするのか(Try)を明確にすることもできます。

日報は内省を促す。

自身の取り組みや施策を書くことで、日報はノウハウ書になり得ます。

日報はノウハウ書。

30人のチームを率いているときは、メンバーの日報に返信することを、特に意識していました。情報のやり取りだけでなく、感情の共有をすることもできます。日報はコミュニケーションツールにもなり得ます。

日報に行動予定だけではなく、案件フォローや商談の仮説をきっちり書いておくと良いです。上司や先輩がアドバイスをくれて、より良い仮説とアクションのヒントを与えてくれることがあります。

日報はコミュニケーションツール。

日報や顧客情報の入力徹底をメンバーに指導するのであれば、内容を確認した上でコミュニケーションをとる方が良いです。「定期ミーティングで直接聞くから入力内容を確認しないでいい」と思っていると、メンバーの時間と意欲を奪ってしまいます。マネージャーは把握の姿勢と事前準備が肝心要。日報は現場の理解に役立ちますが、事前の状況把握に努める必要があります。

日報は現場の理解に役立つ。

他部門の日報に目を通すことで、理解が深まり、連携ができます。ドラッカーのこの言葉を意識しています。「意見の対立を、問題に対する共通認識にまでもっていくことができれば、あとは、連帯感と責任感をもたらすことであることは容易である」全社員分の日報を毎日読むようにしています。

日報は認識の統一に繋がる。

日報は朝に半分書いて、夕方残り半分を書くようにするとスムーズ。朝の段階で何をするか、ミーティングや商談の背景は何で着地はどうなるか、などは大枠分かります。朝に一日の仮説を立て、実行して得たものや仮説と違った内容を書いて提出すれば良いです。日報の質だけではなく、仕事の質も高まる日報術。

日報は仮説力を鍛え、仕事の質を高める。

■日報継続のコツ

まずは、2週間続けるぐらいの気持ちで始めるのが良いです。2週間続けば、1ヶ月続きます。1ヶ月続けば、価値に気付き始めて3ヶ月続きます。3ヶ月続けば、より価値を感じ1年続きます。

日報はまずは2週間取り組む。

日報の最後に、「今日の一言」的な雑談内容を書くと、息抜きになります。多少ふざけても良し。プライベートでハマっている趣味を書くも良し。書きたいことを書くと、書くことが楽しくなってきます。

日報は書きたいことも書く。

■最後に

今回は、自身の過去にツイートした日報に関するものをまとめました。ご参考になれば幸いです。


また、Meetyというカジュアル面談をやっています。SaaS転職相談受け付けておりますので、転職を考えている方はお声掛けください。

Twitterのフォローもぜひよろしくおねがいします。@mottajapan

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?