瀧口さくら

自分が好きなものについて、なぜ好きかを考えるために文字にします。photo by 中嶋…

瀧口さくら

自分が好きなものについて、なぜ好きかを考えるために文字にします。photo by 中嶋千歩

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    演劇を主とした公演などの、感想や記録です。

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メロンソーダ飲み比べ2022/09/14追記

私はメロンソーダが好きだ。 あの目にも鮮やかな緑が好きだ。 さわやかであま~い炭酸が好きだ。 「メロンソーダ味」が好きだ。 私はメロンが苦手だから。  というわけで、近所の自販機やらコンビニやらで揃うメロンソーダを片っ端から買い集め、飲み比べをしてみることにしました。  当たり前ですが、独断と偏見によります。  今回は、メロンソーダに絞って書きます。クリームソーダは別の記事にしますので、良かったら見てみてください。  追記:2021/06/11 夕張メロンソーダ  追記

    • 春、いかないでくれ頼むから…

      • 心が洗われるテキストや音楽に巡り会えたことで、なんかあったときのMP回復手段が豊かになって嬉しい。しかし最強は猫。

        • やっぱり、演出家が捌かなければならない決断の量って、とんでもねぇと再認識。 あと、私は一度スイッチオンしちゃうとなかなかshow must go on 精神をオフできない事実も。 無理しないでいいってわかってても、無理に至るまでの多少の我慢は気づかないうちにしちゃうのら〜。

        • 固定された記事

        メロンソーダ飲み比べ2022/09/14追記

        • 春、いかないでくれ頼むから…

        • 心が洗われるテキストや音楽に巡り会えたことで、なんかあったときのMP回復手段が豊かになって嬉しい。しかし最強は猫。

        • やっぱり、演出家が捌かなければならない決断の量って、とんでもねぇと再認識。 あと、私は一度スイッチオンしちゃうとなかなかshow must go on 精神をオフできない事実も。 無理しないでいいってわかってても、無理に至るまでの多少の我慢は気づかないうちにしちゃうのら〜。

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          2024年4月16日

          今日はあまりにいい日だったから、日記を書こう。 –––– 今日は久しぶりに生田緑地に行った。日光を浴びたくなった。 生田緑地は素敵。物心ついたときからよく来ている。管理されすぎていない自然に満ちていて、プラネタリウムもあって、岡本太郎美術館もある。 朝起きたら、今日はとにかくお散歩とピクニックがしたくて。朝と言っても11時半だけど、猫と1時間くらいどろどろまどろんじゃったから。 パンをトーストして、買ってあったコロッケとレタスにソースをかけて挟んで、コロッケサンドを

          2024年4月16日

          どうして演劇が好きか、考えましたが、結論は 「これまで様々な作品を通じて色んな人に愛してもらえたから」 に尽きるな、と思いました。 じゃあその舞台がなんでも良かったかというとそんなことはなくて、演劇である必要はありとあらゆる瀧口が叫んでいるので。

          どうして演劇が好きか、考えましたが、結論は 「これまで様々な作品を通じて色んな人に愛してもらえたから」 に尽きるな、と思いました。 じゃあその舞台がなんでも良かったかというとそんなことはなくて、演劇である必要はありとあらゆる瀧口が叫んでいるので。

          集中力の低下著し。

          集中力の低下著し。

          佐織企画『個と場』を観て読んだ人間の言葉

           2023年9月22日19時の回を観劇させていただきました。いや~楽しかった!「面白い」というより「楽しい」という感想が即しているように感じる演劇は久しぶりでした。気持ちいいセリフの応酬と役者の緊張感がビンビンの『四つ辻』と、役者の個性や創作のプロセスをそのままお皿にのっけてどーんな『個と場』。演劇好きが演劇好きのために作ったような作品だなと感じたし、演劇初めての人にもおすすめできる…。すごい…。 以下ネタバレ含みます。 佐織企画Twitter  まず、開場に入ったとき

          佐織企画『個と場』を観て読んだ人間の言葉

          忘れたころに『宝石の国』を読み返した人間のつぶやき集

          高校生だった当時、アニメ『宝石の国』第一話を観て、なんて美しいんだ…!と雷に打たれた衝撃を覚えている。 急いで全巻揃えて、バーッと読んで、以来アンタークが推し。 アンターク…。 市川春子先生の短編集、『虫と歌』や『25時のバカンス』も読んで、大好きで、うーーーわなんでこんなにいいんだろうと思うばかり。 今回は、せっかく忘れかけているので、感想を書きつつ『宝石の国』を読んでいこうと思う。 ーーーーー 第一巻 ぼんやり先の流れを知っているから、1話2話の濃さにビビる。

          忘れたころに『宝石の国』を読み返した人間のつぶやき集

          ゆうめい『ハートランド』という鏡を観た人間の眉間の皴

           2023年4月22日13時の回を観劇させていただきました。ゆうめいさんは以前『姿』再演を拝見したのですが、そのときとはだいぶ視座の変わった作品だと感じました。それもそのはず、今回は実体験をもとにせずフィクションであるとのこと。実体験から演劇を作ってきた作・演出の池田さんご自身に対して、自戒のように包丁を突き付けながら作られたように感じました。そんでもって、私は私を刺しました。(以下、ネタバレを含みます) ゆうめいHP ――――― あらすじ ―――――  当日、到着

          ゆうめい『ハートランド』という鏡を観た人間の眉間の皴

          いいへんじ『薬をもらいにいく薬』を観た人間の自省

           2022年6月15日19時の回を観劇させていただきました。ちょうど自分の課題やら公演やらなにやらがひと段落したタイミングで、心の柔らかいところをツンツンされてしまったので、必要以上に感じ入ってしまいました。台本買いました。舞台観ていない母が読んで面白いって言ってます。(以下ネタバレを含みます) 公式サイト ――――― あらすじ 旅人のような恋人が 帰ってくる日がやってくる 花でも買いに行こうかと 外に出ようとしたけれど 外に出るためのあれがない あるのは不安と不満だ

          いいへんじ『薬をもらいにいく薬』を観た人間の自省

          くるめるシアター『乞い文』を観た人間の信書

           2022年6月23日17時の回を観劇させていただきました。観ながら感じる違和感と自分の中の感覚とのすり合わせをしておりまして、それを言葉にしないのはもったいないなと思い立ち、信書として書き記しておくことにいたしました。信書と言っても、誰か個人に宛てるわけではありません(その時点で信書ではないというのは置いておいて)。強いていうなら私宛てでありますが、しかしこうして世に出す時点でそこには他者に読ませるエゴが発生しておりまして、何が言いたいのかと言いますと、私は稚拙ながらも『乞

          くるめるシアター『乞い文』を観た人間の信書

          2021年のインプットの記録

          私が1年の間にみたものたち。 演劇 ・ミュージカル「Dream!ing」 ・モンティ・パイソンのSPAMLOT ・舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵ー大阪冬の陣ー ・ゴジゲン「朱春」 ・劇団木霊「YOKO」 ・ゆうめい「姿」再演 ・Eine Feige 「dear others -solo version-」 ・舞台『魔法使いの約束』第1章 ・舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士ー大阪夏の陣ー ・劇団やりたかった「みんなのご機嫌よかれが肝心かなめ」 ・ロロ「ほつれる水面で縫われたぐる

          2021年のインプットの記録

          三匹と三羽『野良犬』を観た人間の思い至り

           2021年12月11日14時の回を観劇させていただきました。人間の弱さ、そしてその弱さを人に見せられない不器用で愛の足りない人間の、事の顛末を目の前で詳らかにされました。心がキュウッてなって、とても良かったです。(以下ネタバレを含みます) 公式サイト あらすじ  舞台の形は三段になっていて上手奥が一番高い形。一段目はただの床。正方形の平台が四つくっついて正方形になっているのが、三段目は下手前だけ欠けていて二段目になっている。舞台上には3つの椅子(スツール?)だけ。暗転

          三匹と三羽『野良犬』を観た人間の思い至り

          ピンク・リバティ『とりわけ眺めの悪い部屋』を観た人間の身震い

           2021年11月11日19時の回を観劇させていただきました。観ると誰かに抱きしめてもらいたくなる、あるいは誰かを抱きしめたくなる、とにかく誰かのぬくもりを求めてしまう、そんな演劇が数本に一本あるのですが、今作はそれでした。深淵を覗くように、さみしさを見つめるとき、さみしさもまたこちらを見つめているのだと思った作品です。(以下ネタバレを含みます) 公式サイト ーーーーー あらすじ 繁華街に佇むそのアパートの一室は、 隣に建った看板のせいで窓からの眺めがまるで見えなかっ

          ピンク・リバティ『とりわけ眺めの悪い部屋』を観た人間の身震い

          團伊玖磨/歌劇『夕鶴』(新演出)を観た人間の発見

           2021年10月30日14時、東京での一回こっきりのオペラを鑑賞させていただきました。お恥ずかしながらオペラを観るのは初めてで、本当に全部歌なんだ、とか、声って低いと聞き取りづらいのか、とか色々と新しい気付きがあったのですが、そんな私でも「これが一回だけの上演で終わるのはもったいない」とわかるほどに素晴らしい舞台でした。と思ったら1月30日に愛知、2月5日に熊本でまだ公演がありました。ぜひ。  今回、夕鶴のセオリーだったりオペラについて勉強してから書こうかと一瞬思ったのです

          團伊玖磨/歌劇『夕鶴』(新演出)を観た人間の発見