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2024年4月16日

今日はあまりにいい日だったから、日記を書こう。

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今日は久しぶりに生田緑地に行った。日光を浴びたくなった。

生田緑地は素敵。物心ついたときからよく来ている。管理されすぎていない自然に満ちていて、プラネタリウムもあって、岡本太郎美術館もある。

朝起きたら、今日はとにかくお散歩とピクニックがしたくて。朝と言っても11時半だけど、猫と1時間くらいどろどろまどろんじゃったから。

パンをトーストして、買ってあったコロッケとレタスにソースをかけて挟んで、コロッケサンドを作る。
淹れてくれてたコーヒーを温めて、豆乳と砂糖を入れて、水筒に。

日焼け止めをしっかりめに塗って、髪の毛を適当に結わえて。眉毛かいて睫毛上げてリップ塗れば、人前に出られる。

お洋服は、もっぱらお気に入りのイエローのプリーツスカート。布が多くて動きが楽しい。サテンみたいでつやつやしてて、反射すると卵みたいな色になってかわいい。
あと、半そでを今年初めて着た。

生田緑地までは、向ヶ丘遊園駅から20分くらい歩く。坂だから着くころには結構ぽかぽかする。

着いたら、左の菖蒲園の方から進む。

新緑の季節。
どこもかしこも、きらきらしている。
生えたばかりの緑だから、まだ若くてやわらかい。

平日の昼間らしい、人の点在具合。みんな、自然を浴びに来ている。

私が一番好きなのは、メタセコイアの林。

メタセコイアは、背が高くてまっすぐな木。
その林の中にいると、空が遠く感じられる。
そこのテーブルとベンチのコーナーで、お弁当を広げる。

カエルの声がして、風が吹いていて、木々がザワザワしている。
クモとか葉っぱとかが落ちてくる。

コロッケサンドは間違いなくおいしかった。
コーヒーも甘くておいしい。
幸せ。

木漏れ日ってなんでこんなにきれいなんだろうか。まず「木漏れ日」って単語が良い。木々の間から指す日の光に固有名詞が付いているなんて、なんて素敵。

おなか一杯になったので、先へ進む。岡本太郎美術館は休館で、その先へ。

階段を上るとき、良い風が吹いてきて、お気に入りの卵プリーツがはためく。

今日の音楽は、星野源と決まっていた。

岡本太郎の『母の塔』を過ぎると、芝生の丘がある。ここは広くて、寝っ転がると視界が空だけになる。

レジャーシートを敷いて、仰向けに寝っ転がる。
犬の散歩してる人、二人でしゃべりながら歩いてる人、自販機の補充をする人。
ご機嫌すぎてちょっと歌って、あったかくなるまでごろごろした。

さて、満足したところで、先へ。専修大学の前まで出ると、右折。

風が強かったからか、桜がぼとっと落ちてきた。

前来たときは封鎖されていた階段がオープンしていたので、そっちへ。よりうっそうとした森が広がる。湿度が高い。

以前はザリガニを取ったりしていた池があるのだが、すっかり水の循環が感じられない場所になっていた。たぶん生田緑地のなかで一番手を付けられていないエリア。
カエルの卵がびっしりうえられているから、実家では「カエルの卵のところ」で通じる。今日はもうカエルは巣立っていて、卵はなかった。

こっちまで来るとまじで人がいない。
ご機嫌なので歌をしっかりめに歌う。
あまりに気持ちがいいので、踊りもする。

『光の跡』と『夢の外へ』は私の葬式で流してほしい。お願いします。

さんざ歩いて、石が敷いてある広場にでる。
夕方になって日差しが横からになって、とても美しい。

ここでも踊る。転んで左手をちょっと擦りむく。

屋根のあるベンチで休憩していたら、一人ですか~?って感じでしゃくとり虫が糸でつられて降ってきた。

この動画は、虫が苦手じゃなければ見てほしい。
とってもけなげでかわいいです。

あ~~~って何回言ったか分からないけど、とにかく満たされた一日。

こういう日が、私を生かしてくれる。
捨てたもんじゃないな、と思える。

へへ。


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