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24/08/14 (水)(簡略版)「次第に小さくなっている日本株の日中値幅」引け後情報


※コラム欄はお休み。
それに伴い、今日の分は無料公開とします。


今週の火曜日の夕方noteでお知らせした通り、
お盆休みということで、今週の残りのnoteに関しては簡略版
としようと思います。


次第に小さくなっている日本株の日中値幅

簡単な今日の日本の相場の振り返り

本日の日経平均株価は続伸
昨晩の米国市場ではPPI(卸売物価指数)の発表があり、市場予想を下回る内容を受けて株価は上昇。特に半導体株などハイテク株高が目立っていました。

それに比べるとやや上げ幅は小さいものとなりましたが、
・昨日の日本株の大幅高であること、
・前日よりも円高方向に動いたこと
などを受けても、一時は日経平均株価がマイナス圏に転じる場面はあったものの荒れ模様にならずに落ち着いた値動きをしていたと言えそうです。

ただ場中では岸田首相が9月に予定されている自民党総裁選不出馬を表明し、事実上の(早ければ)1カ月余りでの総理大臣退任が決まり、この報道が速報された際に株価や為替が上下するなど、短期的な材料として扱われる場面もありました。
前日比で換算すると日中の高値は1.25%高、安値では0.44%安と幅は未だにありますが、落ち着いた市場に戻ってきています。

即席で作った表、今月では(高値-安値)の変動率の差が最小

簡略版のため、詳細な振り返りは省略します。


今回のコラム欄はお休み


先週、信用倍率がこの1週間でどう変化したのかに興味があるという話をしたと思います。
第2営業日ということで、今日になって東証からデータが出たため、それをまとめてみている最中……

プライム市場の前週比の制度信用買い残の変化が普段よりも大きすぎたのか、文字の大きさの調整に失敗したような「#############」という表示がされていたのが印象的でした。

それだけ、今回の内容では急落の影響で買い残の減少が顕著なものが散見されたということ。
ちなみに大暴落のあった先週月曜日の"前の週"で最も信用買い残の増加量が多かったのが三菱UFJでした。
当然今回発表された先週には買い残が減少しています。


東証業種別・市場別指数などの動き:

東証の業種別指数をみてみると、33業種中31業種上昇でした。
(左側には各業種の25日移動平均値。割合は現在値がその移動平均に対してどの程度乖離しているかを表します)


(簡略版のため、内容の掘り下げは省略。
その代わり、たまにしか載せていない年間の騰落率も合わせて記載します)


東証の発表した本日の空売り比率の合計は44.5%
需給の状況が変わり、売りを仕掛ける様子も比率としては高くなりやすくなっている様子。
日経平均VIは31.32ポイントへ低下。

その他の主な動き:

本日の全市場の売買代金ランキング上位25位、スタンダード、グロース市場の上位10位はこのようになりました。
(前日にこのランク内だったものには売買代金の変化を、ランク外だった場合は"圏外"と記しています)

(簡略版のため、内容の掘り下げは省略)


明日の注目ポイント

-- 今晩の米国市場 --

今晩の米国市場のポイントとして、
CPIの内容と反応
を挙げます。

PPIの鈍化を受け、既に物価鈍化の流れを期待する方向には動いているように思える米国市場。
特に、先月のPPI発表時には上振れだったにも関わらず、内訳では特殊要因が多かったことで、ヘッドラインとしての数字にはあまり過度な反応をしなかったにも関わらず、今回はヘッドラインの数字を好感するという"都合の良い受け止め方"をしていることが気掛かりです。
やはりCPIの結果も踏まえたうえで、物価指標への市場の捉え方を見守りたいところ。

-- 明日の日本市場 --

明日の注目はCPIを受けた後の為替の影響をどれだけ気にするかという点。
物価鈍化がしっかりみえているならば、金利低下で円高要因になることが考えられますし、逆にそうならなければ、金利上昇を嫌気した米国株安が起きた場合の反応が気掛かり。
どちらにしろ、重しとなりそうな点が浮上する可能性があるため、慎重に反応を見たいと思います。


指数・今後の重要イベント

終値
日経平均株価       : 36,442.43 ( +0.58% )
TOPIX        :  2,581.90 ( +1.11% )
東証グロース市場250  :    592.90 ( +1.89% )
スタンダード市場トップ20: 1,118.06 ( +0.63% )
グロース市場コア     :  750.24 ( +1.80% )

東証プライム 売買代金: 47016億円

イベント
(誤字、表記ミスがたまにあるため、必ず自身でもご確認を)

2024年8月第3週
08/14 (水): 米7月消費者物価指数
08/15 (木): 米7月小売売上高
08/15 (木): 米7月鉱工業生産
08/15 (木): 米8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
08/16 (金): 米8月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値
08/16 (金): 米7月住宅着工件数

2024年8月第4週
08/21 (水): FOMC議事要旨公表
08/22 (木): 欧米8月PMI 速報値
08/22 (木): ジャクソンホール会議(~08/24)
08/22 (木): 米7月中古住宅販売件数
08/23 (金): 日本7月全国消費者物価指数
08/23 (金): 米7月新築住宅販売件数

2024年8月第5週
08/26 (月): 米7月耐久財受注 速報値
08/27 (火): 米8月消費者信頼感指数
08/28 (水): 配当・株主優待 権利付き最終日
08/29 (木): 米実質GDP(改定値) Q2
08/30 (金): 米7月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
08/30 (金): MSCI定期見直し実施前日(リバランス発生見込み) 
08/30 (金): 日本8月東京都区部消費者物価指数 速報値

2024年9月第1週
09/02 (月): レイバーデー 米休場
09/03 (火): 米8月ISM製造業景気指数
09/04 (水): 7月JOLTS雇用動態調査
09/04 (水): ベージュブック公表
09/05 (木): 日本7月分毎月勤労統計調査 速報
09/05 (木): 米8月ADP雇用統計
09/05 (木): 米8月ISM非製造業景気指数
09/06 (金): 日本7月分家計調査
09/06 (金): 日銀公表 7月消費活動指数
09/06 (金): 米8月雇用統計

2024年9月第2週(SQ週)
09/09 (月): 景気ウォッチャー調査 8月調査
09/11 (水): 米8月消費者物価指数
09/12 (木): 米8月卸売物価指数
09/12 (木): ECB理事会
09/13 (金): 米9月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値

2024年9月第3週
09/16 (月): 敬老の日 日本休場
09/17 (火): 米8月小売売上高
09/17 (火): 米8月鉱工業生産
09/17 (火): FOMC(~09/18 日本時間19日早朝にパウエル議長会見予定) 
09/18 (水): 米8月住宅着工件数
09/19 (木): 米9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
09/19 (木): 米8月中古住宅販売件数
09/19 (木): 英国金融政策委員会
09/19 (木): 日銀金融政策決定会合(~09/20 20日に会見予定)
09/20 (金): 日本8月全国消費者物価指数

2024年9月第4週
09/23 (月): 秋分の日 振替 日本休場
09/24 (火): 米9月消費者信頼感指数
09/25 (水): 米8月新築住宅販売件数
09/26 (木): 米8月耐久財受注 速報値
09/26 (木): 配当・株主優待 権利付き最終日
09/26 (木): 米実質GDP(確報値) Q2
09/27 (金): 米8月個人所得・個人支出・PCEデフレーター
09/27 (金): 日本9月東京都区部消費者物価指数 速報値

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