24/09/25 (水)「織り込みが下手な日本時間の日中報道」引け後情報
方向感のはっきりしない一日
簡単な今日の日本の相場の振り返り
本日の日本株は大型株を中心にまちまちな反応📌が出て、方向感がはっきりしない地合いとなりました。
一部の大型ハイテク株、中国関連株などが支えとなって指数を押し上げるも、米経済指標の弱さから前日より円高が進んでいる重しもあって指数の押し下げ役もはっきりと存在し、昨日と同様に日経平均株価の38,000円台に押し返される展開もみられました。
ただし、日中の値幅の小ささとしては前日比の割合でみれば約3月ぶりの小ささであり、落ち着いた相場であったとも言えます。
より詳細な振り返りはコラム欄のあと。
今朝のnoteにて注目ポイントとした点を中心に振り返っていきます。
コラム:織り込みが下手な日本時間の日中報道
(今回コラム欄の文字数:1803文字)
昨日、中国は大規模な景気刺激策を発表しました。
これを発表したのは日本時間の日中。
日本株は動いている時間帯でしたが、多少の反応を示すも、大きな話題になったとは言えないほどの小規模な反応。
むしろ今日の方が反応が大きかったとはっきりと感じるほどでした。
動きが反映されるタイミングがどうであれ、日中に市場の材料となり得る大きめな報道が出ることは多々あります。📌📌
例えば、四半期に1度は決算期が訪れますから、台湾のTSMC、オランダのASMLといった半導体関連企業が決算発表をすることがあり、日本時間のまだ相場が動いている後場の時間帯に発表されがち。
中国の経済刺激策の発表は当然同じアジア圏のために発表されがち。
また、米国の政治情勢からくる材料も日中に出ることがあり、ここ数年では半導体輸出規制に関連する報道が伝わることがしばしばあります。
しかし、こうした材料を日本市場では当日の日中の時間帯に大きく織り込まず、翌日の朝から大きく反応するケースもしばしば見られるもの📌です。
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